| 第0日
休息
|
6月22日(金)
午前2時、入院後23時間の苦闘の末、ぽんちゃん無事誕生。 ちょっと抱っこしたあと、ぽんたは抗生物質投与のため別室へ。 分娩室で2時間、子宮収縮の点滴を受けながら休憩。 興奮して一睡もできなかった。 午前4時、病室へ戻ると、母が寝ていた。 興奮醒めやらぬ私は、寝ている母を起こして、夜が明けるまで喋り続けた。 午前7時半、朝食が運ばれてきた。 丸1日半、まともな食事をとっていなかった私は ギュルギュル鳴るお腹を満たすべく、ものすごい勢いで朝食を平らげた。 新生児室のぽんたを見に行くと、 ガラスの向こうの小さなベッドに、彼は眠っていた。 こめかみにとりつけられた点滴のチューブが痛々しい。 点滴が終わるまで、同室にはなれないんだって。ちょっと淋しいな。 YASU に送られて母帰宅。ほんとにありがとうね&お疲れさまでした。 午前9時、先生の問診のあと、急に眠気がおそってきた。 ベッドでウトウトしていると、森永乳業のおばさんが宣伝にやってきた。 半分眠りながら生返事をしていると、 おばさんも遠慮してすぐに出ていってくれた。 午前12時、昼食。病室に運んできてもらう。 午後になって、小児科の先生に治療の説明を受ける。 GBS という菌は、大人にとっては何の害もないけれど 赤ちゃんに感染すると、重い肺炎を引き起こすらしい。 母親の私に抗生物質投与をしたけれど お産に時間がかかったので、その間にぽんたに感染したらしい。 ひどくなる前に、治療すれば大丈夫とのこと。 点滴治療に時間がかかるので、母子同室は遅れるけれど なるべく赤ちゃんをたくさん眺めて、きちんとおっぱい体操をして 母乳を出す準備をしておくように、と指導された。 午後5時半、夕食が運ばれてくるまでウトウト。 ときどきぽんたを見に行ったり、トイレに行ったりした。 トイレに座ると、切開した傷がめちゃめちゃ痛い。 力を入れると、また裂けるんじゃないかしらと不安で落ち着かない。 清浄綿で消毒するのもこわごわでした。 ウォシュレットってこういうときのためにあるんだなって思ったよ。 当然、トイレ以外でも、座るのは辛い。 食事も、ベッドで起きあがって座るのではなく 病室にあるドーナツ椅子(?)に座って食べた。いつ治るんだろう。 食事は噂どおりスバラシイ。量もすごい。 妊娠中、あれだけ止められていた揚げ物も出てくる。 食後、病室に戻ってしばらくすると、おやつの手作りケーキまで出てきた。 ちょっと食べさせすぎなんじゃないだろうか。 夜9時、おっぱい体操のビデオを見た。
|
| 第1日
ホールで食事
|
6月23日(土)
朝6時、看護婦さんが熱を測りに来た。 この時間から、新生児室のブラインドが上がるので、さっそくぽんたに会いにいく。 ガラス越しに眺める我が息子。 ・・・ちっちゃい。周りにいる子に比べたら大きいけど。 最近は、妊婦の体重制限が厳しいからか、産まれてくる子も小さめらしい。 大抵は 3000 g 弱。ぽんたと一回り違うよ。 こんなのがお腹の中で暴れてたんだね。眠れないはずだ・・・。 それにしても可愛いなあ。いつ見ても寝てるけど、泣かないのかな。 隣の子が泣いてても、びくともしないよ。 ミルクは1回 20 cc か。多いのか少ないのか分かんないや。 そうこうしているうちに30分近くが経過し、 問診の看護婦さんが心配して探しに来た。 午前7時半、今日からごはんは、ホールで他の産婦さんと一緒に食べる。 放送が流れたのでホールに行ったら、一番乗りだった。 他の人を待つべきか迷ったけれど、おなかが空いていたので食べ始める。 まもなく他の産婦さんもぞろぞろと入ってきて、食事を始めた。 みんな夜中の授乳で疲れているのか、眠そうで不機嫌ぽい。 誰も一言も発せずに、フォークの音だけがホールに響いている。 なんだかお葬式みたい。息が詰まりそうになって、早々に部屋に引き上げた。 これが5日も続いたらしんどいなあ・・・。ちょっとブルーになった。 分娩から24時間が経過したので、シャワーを許可された。 何日ぶりだろう。めちゃめちゃ嬉しい。 シャワーは気持ちよくて幸せだったけれど、 体重計に乗ったらめまいがした。昨日の朝から2キロも増えてるじゃん! やっぱりあの食事は多すぎだよ。 午後、再び新生児室の窓に張り付いてぽんたを眺める。 沐浴をしてもらったのか、ちょっと小ぎれいになっている。 今はちょうど点滴の合間らしく、チューブがついていなくて嬉しい。 あ、薄目を開けてる。二重なんだー。 あまり夢中で眺めすぎて、メガネをガラスにガチガチぶつけていた。 しばらくすると、看護婦さんが現れ、ぽんたを抱いて新生児室を出ていった。 何かの検査かな、と思っていたら、こちら側に連れてきてくれたのだ。 「ちょっとだけ、おっぱいあげてみます?」 しつこいほどに熱心に見に来るので、気の毒に思ったのか 看護婦さんは優しくそう言ってくれた。 1日半ぶりに抱くぽんたは、初めて抱いた時よりもフニャフニャで小さく感じた。 授乳室に入り、看護婦さんに授乳の仕方を教わる。 あ、乳首をくわえた。・・・吸ってる。 ぽんたは目を閉じたまま、それでも力強く、乳首を吸ってくれた。 まだ、先からじわっと黄色いミルクがしみ出る程度なので ほとんどお腹の足しにもならないと思うけれど ちゃんとお母さんになれた気がして嬉しかった。 点滴はあと2回。うまくいけば明日には同室できるそうだ。 赤ちゃんは血管が細いので、液が漏れやすく、時間がかかってしまうらしい。 ぽんた、頑張ってね。と、あたまをなでて別れた。 夜は、相変わらず背中が痛くてよく眠れなかった。 筋肉痛も多少残ってはいるが、それより問題なのは硬いベッド。 家のベッドはソフトタイプのマットなので、 床などの硬いところには寝られない体になってしまったのだ。 思えば、このベッドのおかげで、陣痛も倍増していた気がする。 点滴で体が動かせなかったしね。 あんなに時間がかかるなら、半日くらい、家のベッドで耐えればよかった。 ここにあと4日寝るのか。・・・辛いなあ。 |
| 第2日
同室開始
|
6月24日(日)
朝6時起床、検温、問診。 午前7時半、ホールで朝食。新しい人も加わったけど、相変わらず暗い雰囲気。 でも、だるい顔をした人たちは、ほとんど今日で退院らしい。ちょっぴりホッ。 ヒマなのでパソコンで遊んだ。用意していたHPの表紙、男の子版をアップする。 メールもたくさん届いていた。嬉しい。 出産直後は、テレビや本も見ちゃいけなくて、絶対安静!という噂があるけど パソコンは大丈夫なんだろうか。 でも、先生がなんにも言わないんだからいいんだよね。 昼食。静かな雰囲気の中、外人さんがご主人と一緒に現れた。 食事は奥さんの分だけだけど、 旦那さんは楽しそうに喋りながら奥さんの食事を眺めている。 そして、瞬く間に彼女のお皿は空になり、食器を片づけて去っていった。 食べるのはやすぎ。私がおかずを半皿食べてる間の出来事だもん。 私も早食いのほうなのに。 思わず「彼女、食べるの早いですよね」と隣の人に話しかけたら 堰を切ったようにみんなが喋り始めた。やっぱりみんな、息が詰まってたんだね。 よかった。これからの食事は楽しくなりそうだよ。 午後、待望の母子同室♪♪ 新生児室のプラスチックベッドに寝たまま、ぽんたは病室に運ばれてきた。 ・・・か、かわいいっ!! 小さなベッドにちんまり納まったぽんたは、ガッツポーズでねんねしている。 足りない分はミルクをあげるように、と指導された。 今は一回40cc 飲んでいるらしい。「よく飲む子よ〜」と看護婦さんは言った。 夕方、研究室の友達がぽんたを見に来てくれた。 早速、抱っこしてもらうぽんた。 男の人の手っておっきいよね。赤ちゃん抱っこすると、ますます巨大に見える。 おみやげにシュークリームを10個近くもらったけれど、 こんなに食べられないよ。正確に言うと、食べられるけどブタになるじゃんっ。 と言いつつ、ウキウキしながら冷蔵庫にしまう。 夕食まで、時間は平和に流れた。 午後8時、ぽんた泣く。 おしっこで濡れたおむつを取り替え、おっぱいを吸わせる。 片乳3分ずつ。まだ乳首が弱いから、あまり吸わせ過ぎちゃいけないの。 そして、ミルクを40 cc 作って飲ませた。 ものすごい勢いで飲み干し、ゲップをして寝るぽんた。 なんだ、赤ちゃんの世話って結構簡単かも。 ・・・その認識が大きな間違いであることに気づくのは わずか1時間後のことであった。 午後9時半、ぽんた再び泣く。 あれ、ミルクは3時間おきのはずだから、おむつかな? おむつを開けたが、ほとんど汚れていない。 おしりがきれいになっても泣き続けるぽんた。 そして、口元のタオルやら布団やらを、チュパチュパ吸いまくっている。 ・・・お腹空いてるの? 乳首を清浄綿で拭いて含ませると、ものすごい勢いで吸われる。 前の授乳から1時間半しか経っていないから、ちょっと痛い。 当然それで満足してもらえるはずもなく、ミルクを20 cc 与えた。 あっという間に飲み干し、さらに泣き続けるぽんた。 どうしよう。ミルクはこれ以上あげない方がいいもんなあ。 抱いてみても泣きやまないぽんたに、仕方なくおっぱいを吸わせる。 3分と言われたけど、5分くらいあげてみようかな。 ・・結局、片乳10分ずつも吸わせてしまった。乳首はかなり痛い。 それでもぽんたは泣き止まない。声をかけても、ベッドを揺らしても効果なし。 これじゃあ、隣の部屋の人に迷惑だよね・・。 でも、もう乳首は吸わせられない。だんだん気持ちが焦ってくる。 数分後、ついにミルクを20 cc 追加してしまった。 泣きわめくぽんたを抱き上げもせず、哺乳びんを口に押し込む。 ガブガブガブッと一気にそれを飲み干したぽんたは、やっとおとなしくなった。 静かになっても、私の気持ちは晴れなかった。 ミルク、あげ過ぎちゃった。 消化不良でぽんたの体がおかしくなったらどうしよう。 乳首も吸わせ過ぎだよね。痛すぎて、次の授乳で吸わせられないかも。 そして何よりも、泣いているぽんたを、鬱陶しいと思ってしまった自分が、 抱っこもせずに、乱暴にミルクを飲ませた自分が、悲しくて許せなかった。 いろいろ考えているうちに、どんどん落ち込んで、ポロポロ涙があふれてきた。 楽しみにしていたドラマの最終回をやっているのに、全く目に入らない。 スヤスヤと寝息を立てるぽんたの横顔を見ながら しばらくさめざめと泣いていた。 午後10時半、看護婦さんが体温を測りに来た。暗いので、泣き顔は気付かれない。 「何か問題はありませんか?」そう訊かれて、思わず「ハイ」と答えてしまった。 次の瞬間、後悔した。このまま1人で悩んでも、何も解決しないのだ。 病室を出ていこうとする看護婦さんを呼び止め、ミルクのことを相談した。 「ウ〜ン、1時間ちょっとで40cc はやっぱり多いかな」 「でも、おなかが空いているみたいで、泣き止まないんです」 「じゃあ、湯冷ましを飲ませてあげてみて。お湯なら、おしっこになるだけだから」 そうか。湯冷ましを飲ませてもいいのか。相談してよかった。 午前2時半、おっぱいとミルク30cc をあげたあと、 泣き続けるぽんたに白湯を飲ませてみた。 始め、イヤ〜な顔をしたけれど、20cc も飲んで、あっさり眠りについた。 すごい!白湯でもいいんだ!よかった〜。 次の午前4時の授乳でも、白湯を足した。 成功のセオリーをつかんだ。と喜んだ矢先、 ふと見ると、倍増したおしっこで、ぽんたは全身ビチョビチョになっていた。 それでも、気持ちはすっかり晴れていたので、着替えも全く苦にならなかった。 あとで考えてみると、それほど深刻な話ではないのだけれど、 当時は本当に真剣に悩んだ。 実はあれって、マタニティ・ブルーだったのかも。 |
| 第3日
沐浴見学
|
6月25日(月)
朝6時起床、検温、問診。 午前7時半、みんなで和やかにお喋りしながらの朝食。そう!こういうのを待っていたのよ!おかげさまで、残りの入院生活は楽しめそうだわ。 午前9時、院長先生の回診。先生に「まだおっぱいは張ってこない?」と聞かれる。全然張りません。マッサージしても、相変わらずジワッとしか出ません。「ま、焦らず吸ってもらいましょう。」のんびりと言って、先生は去った。おっぱいの出には個人差があるから、出ないからと言って焦る必要はない。出なかったら出なかったで、ミルクという手があるもんね。 午前中は、ぽんちゃんの沐浴見学。沐浴の30分ほど前に軽くミルクを与え、沐浴室へ。最初に、おへその消毒の仕方(まだ生のへその緒が付いていて、ジュクジュクしてるの)と、準備するものについて説明された。フムフムとメモを取る。赤ちゃんが疲れないように、10分くらいで洗い終えなくちゃいけないんだって。結構短いね。 そしていよいよ、服を脱がせ、沐浴開始。深めの洗面台に、なみなみとお湯がはってある。看護婦さんは、ぽんたの頭を押さえ、体にガーゼをかけたまま、そろそろとお湯の中に浸していった。ぽんたがポーッとなる。 手で泡立てた石鹸でナデナデし、軽く絞ったガーゼで拭うのが基本。 顔→頭→腕→首→胸→お腹→足 の順番で洗って、よっこらしょ、とひっくり返す。 ここで水没させちゃうことが多いらしい。怖いな。 後頭部→背中→おしり を洗い、再び体を表に向けて、上がり湯をかける。 さすが看護婦さん、説明しながらでも手慣れていて、あっという間に終わった。 用意していたバスタオルに寝かせて体を拭いて、おへその消毒。 最初って、こんなに立派なへその緒がついてるんだね。 カラカラにひからびて、小さくなった自分のへその緒しか見たことがなかったので 生々しいぽんたのへその緒は、ちょっとグロテスクに見える。早く取れちゃってくれないかな〜。 服を着せるとき、ぽんたが泣き出したので、すかさず看護婦さんが彼の手を口元にもっていった。チュパチュパと自分の手を吸うぽんた。新生児は、反射で口元のものを何でも吸っちゃうのよね。う〜む、こんな技があったか。 沐浴後は、部屋でのんびり。2時間毎に、3分ずつおっぱいを吸わせ、ミルクと白湯を足す。あれ、なんだか右のおっぱいが痛い。なんでかな。お昼過ぎの授乳のあと、よくよく自分のおっぱいを眺めてみると、・・あちゃ。水膨れができちゃってる。痛いはずだ。昨晩、長く吸わせ過ぎたからなあ。 看護婦さんに相談すると、すぐに薬を出してくれた。抗炎症剤・・ステロイドかあ。弱いとはいえ、赤ちゃんが口に含むところにステロイド剤を塗るのはちょっと・・・。かなり抵抗はあったけれど、早く治してしまいたいのも確か。水疱が破れて細菌感染したら、もっとやっかいなことになるから。薬を塗ればあっという間に治るもんね。薄〜く塗りこんで、冷やしまくることに決定。もちろん、授乳の前にはよくふき取る。 その後、数回の授乳は、涙が出るほど痛かった。それでも、おっぱいがでるようになるまで我慢、我慢。ここで諦めたら、このまま出なくなるような気がしたので、頑張って3分ずつ吸ってもらい、薬を塗って、氷で冷やす。ぽんたのためだ。頑張ろう。 午後8時、YASU が来てくれた。運ばれてきたデザートと、昨日もらったシュークリームを一緒に食べながら、いろいろな話をする。ああ、やっぱりYASU が私の精神安定剤だ。早く家に帰りたいな。明日の検診でOKが出れば、明後日には帰れるの。ぽんたは GBS 感染したから、退院が遅くなる可能性もあるけれど。お家のベッドで、ゆっくり寝たいよ。 夜中の授乳は、夜10時半のあと、午前2時半・4時半・7時半。授乳を重ねているうちに、なんだかちょっと、おっぱいが張ってきたような気がした。 |
| 第4日
退院検診 |
6月26日(火)
午前6時、起床・検温・問診。 夜中に何度も起こされる割には、疲労感はない。ぽんたは、お腹が満たされると、あっさり寝てくれるタイプなので、夜中にぐずって何時間も抱っことか、噴水のようにミルクを吐きもどして、授乳の度に着替えたりということがない。ゲップが下手なので、寝ている途中にしゃっくりをすることもあるけれど、白湯を少し飲ませればすぐに止まる。おかげさまでゆっくり体を休めることができて、回復も順調。乳首の水ぶくれも、気付けばかさぶたになって痛みがひいている。これで、おっぱいが出れば完璧なんだけど。 そのおっぱいですが、張ってきました。明け方から。おっぱいがたくさん作られるようになったのね♪。でも、まだ乳腺が開通しきっていないので、たまったおっぱいが外に出られない。胸はどんどん張り続け、石を入れたみたいにカチカチになっちゃった。そのうち熱ももってきて、看護婦さんに氷枕をもらった。 これだけ張っているなら、お乳も結構出ているのでは?午前11時半、試しに量を計ってみた。まず、お腹を空かせたぽんたをグラム単位で計れる体重計に乗せる。数値が安定したところで、メモリーボタンをピッ。そして、左右5分ずつ飲ませた後、再び体重計へ。体重増加分=母乳量だ。さて、注目の数値は?! ・・・6グラム。 が〜ん。たったそれだけ?あれだけモグモグ、チュウチュウしてるのに?40 cc 必要なのに? この後は、湯冷ましでごまかすのが申し訳なくて、きっちり40 cc ミルクを追加させていただきました。 お昼、この日はたまたま、この産院で、マタニティビクス(妊産婦さん+赤ちゃんのためのエアロビ)のインストラクターをやっている方と一緒になった。私より少し上くらいの女の人で、3児の母。大学を出て、普通のOLを経て結婚。この産院で出産したのを機に、マタニティビクスの世界に目覚め、学校に通って資格を取り、インストラクターを始めたそう。彼女がステキなのは、3人も子供を産んだとは思えない引き締まった体型のせいだけでなく、そうやって夢を現実にできた、自信にあふれるキラキラした目なんだろうなあ。などと思いながら、楽しく話を聞かせてもらいました。 午後1時、ぽんたの退院検診。検診は、二人一組で受けることになっていて、私の1日後に女の子を出産した妊婦さんと一緒に検査室に向かった。小児科の先生は、院長先生の奥様で、結構コワイ。ぽんたの体をチェックしながら、気合いの入った声でいろいろと説明してくれる。肌着へのこだわり、母乳育児の心得、沐浴での注意点、股関節脱臼を防ぐ抱き方(生まれたての赤ちゃんは「がにまた」が基本で、3〜4ヶ月くらいまでは、無理にまっすぐにのばそうとすると脱臼しちゃうんだって。だから、抱っこするときも、足はそろえず、赤ちゃんの股に腕やお腹を挟むような形で抱くの。)などなど。ミルクや湯冷ましは足しすぎだって。気合いでおっぱいを吸わせるようにとのご指示でした。とにかく終始迫力のあるご指導で、ボ〜っとしていると、怒鳴られそうで、ドキドキしてしまった。この先生にはこの先、定期検診やら予防接種でお世話になるのよね。大丈夫かなあ。
|
| 第5日
沐浴実習
|
6月27日(水)
今日は、待ちに待った退院の日。病院は、ごはんも美味しいし、看護婦さんや先生も優しくて頼れるので、とても居心地がよいのだけれど、とにかくベッドが合わない。固すぎるのよね。他の産婦さんたちは気にならないと言っていたから、病院のせいではないと思うのだけれど、家のふかふかベッドに体が完全に慣らされてしまって、この入院期間は、本当に辛かった。ベッドの上に、3つ縦折りにした毛布と掛け布団2枚を敷き、体にはバスタオルをかけてしのいだ。冬だったらもっと大変だったろうな。とにかく、お家に帰れると思うと、嬉しくて朝からウキウキだった。 朝の問診では、私の母乳が突然出るようになったことに驚かれた。おっぱいマッサージ頑張ったからかな。いろいろ指導もしてもらったもんね。こんなに出るようになるなんて、私も全然思っていなかったから、嬉しいよ。家に帰ってからも、おっぱい生活だ! 午前9時半、ぽんちゃんの沐浴実習。このあいだ教わったとおりに、服を脱がせ、おへそガーゼを取り、おそるおそるお湯につける。ぽんたが、ほえ〜っとした表情になる。可愛い。私は手が小さいので、ぽんたの両耳を片手でふさぐことはできなかったけれど、首をしっかり支えて、お湯に落とさなければいいって。石鹸でふわふわと体を洗い、ガーゼでささっと流す。体の向き換えも、水没させることなくできました。おちんちんも洗って、はい、出来上がり。急いで水気を拭き、おむつをあてて、おへその消毒。か、完璧だっ。お家でも、何とかできそうな気がしてきたよ。へへ。 お昼、最後の食事をみんなと一緒にとった。いいメンバーに恵まれて、楽しい食事ができて、ほんとによかった。 シャワーを浴び、久しぶりにパジャマ以外の服を着た。まだ、マタニティのズボン。子宮は縮んできたとはいえ、なかなか元には戻らないんだよね。コルセットもあったけれど、苦しくてできなかったよ。YASU と母が迎えに来てくれて、YASU は精算に行ってくれた。病院から、出産祝いのおもちゃセットとミルクの缶の詰め合わせをもらった。 ぽんたにも、持ってきた服を着せる。ちょっとフリフリ。さらに、フリフリの帽子もついているんだけど、あまりにも似合わなくて、吹き出してしまいそうだったので、かぶせるのはやめちゃった。 午後1時、看護婦さんと、友達になった産婦さんたちにあいさつ。みなさんの笑顔に励まされて、この5日間を乗り越えることができました。本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。今度また、つくばで出産することがあれば、また、絶対にこの病院に来たいと思います。ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。 |