ERY
 

 NHKのホームページより抜粋。
アメリカシカゴのある総合病院の緊急救命室ER(エマージェンシー・ルーム)で働く医師や看護婦たちの日常をリアルに描いた社会派ヒューマン・ドラマである。

 私は、NHK総合で1999年第3シリーズが放映されていたときに、当時同居していた医学生の弟に付き合わされて見るようになったのが、始まりだった。 スピーディーな展開やリアルな描写、登場人物たちの公私にわたる生活などにたちまち魅了された。 暇を見つけて(時には暇じゃなくても)ビデオをレンタルしてシリーズ1から見た。 はまりまくって4年目、今年はNHK地上波でシリーズ6が放映されており、毎週金曜を楽しみにしているのだ。

 特に、第6シリーズでは、シリーズ5からのメインキャストである医学生ルーシー・ナイトが、重大な事件に巻き込まれ、この話がのちのちにも影響する見せ場であるときいていたので、非常に期待していた。 7月12日の放送の予告では、血まみれになって倒れているカーターとルーシーが写っており、
「いよいよ来週か」としっかりビデオに撮り、どきどきしながら再生した。

 すると、3行程度の粗筋テロップが流れ、「予定していた126、7話を128話にさしかえる」というではないか。
しかもなぜ、この2話分を削除するのかの説明がない。 絶対見たいエピソードだったので、土曜日にレンタルビデオショップに行くと、既に借りられていた。 

 幸い、月曜日に借りることができて鑑賞した。 仲間を救おうとする医師たちの努力や、普段毅然としているケリーのショック、冷静なベントンのカーターに対する気持ちと動揺、ロマノのルーシーを救えないことへの怒りと悲しみなど、キャストたちの意外な一面や事件に対する恐怖などが描かれていて非常な傑作だった。 また、カーターの事件による心身の傷がこの後にも影響してくるので、この話を省略されると今後のストーリーの理解にも支障がでてしまうのだ。

 某ホームページで、ある特定の病気に対する偏見を懸念したため(精神分裂症の患者が医者を刺し殺すという話だったので)との解説をちらっと見たけれど、公式には説明されていない。 それが理由だというのも、何だか納得できないなあ。 凶悪な事件が起こるとすぐにホラーや暴力シーンをカットしたりするのと同じ扱いを受けたのかと思うと、残念でならない。 問題は見る側にあるのだし、制作者はいろいろ考えてベストを尽くして物語を作っているはずで、それをあっさり削除するなんて、失礼なことだと思う。 逆に目をそらしてはいけないことなんじゃないかと思うのだが。


もどる