快適睡眠生活
 

 先日「睡眠のしくみ*」という本を買った。 

 私は睡眠時間が長い。 平日は7〜8時間、休日は10時間くらい睡眠に費やしている。 寝不足すると、凄まじい眼精疲労と肩こり頭痛に襲われ、それにともなって吐き気を感じたりする。 仕事や勉強の効率が落ちること甚だしい。 充実した日中生活を営むためにも、私は必要なだけ睡眠をとるように心がけているのである。

 しかし、現代社会では人々の睡眠時間は短い。 同じ親から生まれたはずの弟も、私が知っている彼の平均睡眠時間は5時間であった。
 「平均睡眠時間は9時間くらい」などと言おうものなら、まるで怠け者のように言われる。 心外である。 ぼんやり長々起きているよりは、すっきりした頭で昼間過ごす方がいいに決まっている。 でもなぜ私は周りの大人よりも長時間の睡眠を欲するのだろう?

 以前、「短時間睡眠は慣れだ」と指摘されたことがある。 上記の「長時間睡眠=悪い週間=努力を怠っている」の裏づけのような言葉に、納得し兼ると思った。
 次に「睡眠時間にも個人差がある」と聞いた。 これはいい。 睡眠時間は体質なのか、それじゃしかたないではないかと、事実確認のために睡眠について解説の本を読んでみたのだ。

 やはり適切な睡眠時間には個人差があり、遺伝的な要素が強いらしい。
嬉しかったのは、偉大な20世紀の物理学者アインシュタインが、毎日10時間以上の睡眠をとっていた超ロングスリーパーだったことである。 (ちなみに、毎日3,4時間の睡眠時間であるショートスリーパーの代表者はナポレオンとエジソンらしい。 私はアインシュタインの方が好きだな。)

 私は学生時代から周囲よりも欲する睡眠時間が長く、その分学業などに費やす時間は短かったはずで、もしも他人と同じくらい睡眠を削って勉強や仕事にその時間を使っていたら、もっと優秀な人物になっていたかもしれないと思うことがあった。 しかし、1日の半分近くを睡眠時間にあてていたアインシュタインがこれだけの業績を残しているのだから、やはり起きている時間の充実が大事なのだと改めて認識した。 したがって、私が必要なだけ眠って生きてきた30年の人生は、妥当なものであると納得できたのだった。

 ところで、この本には「短時間睡眠法」という項目もある。 上記の「短時間睡眠は慣れだ」という言葉も間違ってはいないらしい。 私も、どうしても睡眠時間を削らねばならないほど毎日が多忙になったら、実践を試るかもしれない。 そのためも、自分の最も適した睡眠時間を把握し、睡眠の質を高めるよう習慣をつけようと思うのであった。 
 しかし、私の過去を振り返ると、睡眠を削らねばならないほど多忙なことはあっても、その多忙が長期にわたることはなかった。 試験や締め切りのような短期の多忙状態については、前倒しに準備することでその期間中の睡眠時間短縮を避けることも可能である。 それに私なら忙しくなればまず家事を減らし、趣味を削り、化粧を手抜きするなどして、睡眠時間の削減を最小限にしようと努めるだろう。 やはり睡眠時間の長い人間は、「睡眠に対する執着の強い人」ともいえると思う。 '02/9/19

*図解雑学「睡眠のしくみ」ナツメ社


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