戌の日



吐くのはまだまだ治まらなかったが家事をしたりして
ようやく人並みの生活を送れる様になったのは6ヶ月に入ってからだった。
安産祈願をする戌の日があるのは知っていたが
私は只お参りに行くだけでいいと思っていた。混むのやだし。
すると旦那のご両親が戌の日を調べてくれて一緒に行ってくれるとおっしゃってくれた。
私も自分で調べたりして行動するのは面倒だけど
やってくれるなら甘えるしかない。楽チンだ。
てな訳で6ヶ月の戌の日に名古屋では有名な塩釜神社へと義父母、旦那、ななみで向かった。

受付をする時腹帯が必要な事も知らなかった私は遠慮しつつも
お義母さんにマタニティガードルを買ってもらう。(祈祷料込み1万なり)
祈祷が始まると言うので本堂に移動する。
物珍しさで私は本堂の前に陣取り、厄払い?のふさみたいなのでちゃっかり頭に触れてもらう。
しかし私はこういう厳かなムードがどうも苦手で笑いを噛み堪えるのに必死だった。
隣に座っていた女性はさぞ変な女がいるなあと思っていた事だろう。

そんなこんなで無事終わり私はふといい匂いがする事に気づき鼻を鳴らした。
向こうにたいやきが売っている。食いてぇ・・・・・
旦那はそんな私に気づき「たいやき食いたいんだろ、おまえ〜〜」
等と言うもんだから気の優しいお義母さんが買ってきてくれた。

食い意地の張る嫁で申し訳ないです


ちゃっかり私は一人だけ二つも食し
無事帰路に着いた。
帰ってからガードルを付けてみたがまだお腹はぺったんこ。
お腹が大きくなるなんてまだ予想もつかない頃であった。