救急病院

救急病院には、その名のとおり救急患者が搬送されてくるんだけど。
多いのは何と言ってもプータロー。いわゆるホームレスの彼ら。
119で救急車を呼べは、必ずどこかしらの病院に搬送してくれる日本。
しかもタダなのが嬉しい。

最初はホントに重症患者ばかりが搬送されてくるものだと信じて疑わなかったけど、
結構しょうもない事で救急要請してくる人も多い。

プータロー(以下プーちゃん)の理由。
「・・・食欲ねぇんだ。」
「具合悪くて・・・。もう2日食ってねぇ・・・。」
「急に歩けなくなっちまってよぉ・・・。」
彼らは何とか理由をつけてやってくる。
本当は暑いから、雨が続いてるから、食料がないからなのかもしれないけど。
とりあえず採血したりレントゲン撮ったりしてみるけど、なんとも無いことが多い。
あれだけ不衛生な生活してるのに、血液検査では特に異常なかったりする。
人間ってすごいって毎回感心させられる。

プーちゃんは臭くて汚いのが常。
カルテに「汚染度lllllllllllllll」って、先生いったい・・・。
あまりの汚さにERにさえ入れてもらえず、(他の患者さんもいるしねぇ。)ER手前で脱衣。
丸裸にしてそのままイソジン風呂へGO!なんてこともたまにある。
お風呂の前に、本人の承諾を得て髪もヒゲも剃ったことも。
シラミが跳ねるし、そして私まで痒くなる始末。
ズボン脱がせば何故かう○こもらしてることもあり、なんだか悲しくなる。
ひとっ風呂浴びて別人になったプーちゃん。
諸検査後、特に異常ないよと先生に言われて速攻お帰りコースとなる。
せっかくキレイな体になったのに、元の汚い洋服を着せてはイソジン風呂が泣くので、
取って置きの古着を提供してあげる。
おにぎりもたまにあげる。
公園まで、頑張って歩いて帰ってね。
そして、今度はホントに病気になったときに救急車呼んでね。
救急隊だって忙しいんだからね。



プーちゃん担当時かかせないもの
 ガーゼを最低2枚重ねたマスク
 白衣、エプロンの着替え
 鼻栓(汚染度による)
戻る