高文研 「朝の読書が奇跡を生んだ」より抜粋

船橋学園高校                            
 受験に失敗した生徒が集まるスベリ止め高校。たえまなく続く
おしゃべりに振り回される毎日。
漢字が読めない、文章が書けない。圧倒的多数が読書嫌い。

読書キャンペ−ン(毎朝10分、めいめい好きな本を読む)
3年間の奇跡

◎それ以前の生徒の状態
 字を見るのがイヤ、時間がない、漢字がわからない、興味が
ない、寝てる方がいい、他におもしろいことがある、本での情報
より、友達としゃべる方がいい、他にしたいことがある、テレビを
見たり、CD聞いたりした方がいい・・・・

◎キャンペ−ン後の考え
 本をよく読むようになった、好きになった、読む速度が速くなっ
た、漢字が読めるようになった、漢字の語句の意味がわかるよ
うになった、
 勉強が集中してできるようになった、行き帰りのウォ−クマン
が本に代わった、電車でよく寝ていたのが本を読むようになった、
 ベッドでも読むようになった、テレビを見る時間が減り、時間を
忘れて読書するようになった、本屋さんによく行くようになった、
 マンガ以外のコ−ナ−へ行くようになった、毎月、本を買うよう
になった、本を介して友達と会話が広がった、母親にも本をすす
め、本を介して会話がはずむようになった、
 本ってこんなに感動するものなんだと感激した、趣味が『読書』
と書けるようになった、いちばん自分の身についたのは集中力、
読書すると心がゆたかになると気づいた、
 本を読むことが勉強になると思っていなかったなんて、本当に
バカでした、世界が一回りも二回りも広がった、本って本当に宝
の箱みたいです・・・・・

 勉強なんか全然しない問題児だった生徒も、分厚い『もも』や
『天上の青』を読むようになった。
 生徒の顔が穏やかになり、言動にも落ち着きが出て、就職で
もすごくよかった。
趣味は『読書』というと、人事課の人もハッとする。
 生徒も自分に対して誇りを持つようになる。

 『ひとりでに本を愛することを覚える子供などというのは、まず
いない。誰かが、文字で書かれた言葉の素晴らしい世界へ、彼
らを誘い込んでやらなくてはならない。誰かが、その世界へ行く
道を教えてやらなくてはならない。(プレスコット)

 人は学校教育によって、伸びていく。実生活によって充実して
いく。けれども、それだけでにたよっていると、人間の生活が、と
かく局限される。いつのまにか、狭い浅い生活に縮こまってゆく
おそれがある。
 読書する人の世界は、限りなく広く限りなく深くなってゆく。
よい読書人は、大宗教家に親しく接し、大思想家の教えを受け、
大詩人の声を聞くことができる。
 人は読書によって喜びを得、感激を受け、生きる力をさえ与え
られるのである。

 親から受ける教育や、教師先輩から受ける教育のほかに、自
分で自分を教育する教育がある。これをかりに第三教育という。
人を本当に育て上げるものはこの第三教育であろう。
 だから第一の教育も第二の教育も、つまるところ、この第三の
教育が正しく強くそしていついつまでも行なわれるようにというこ
とが、その眼目でなければならない。

 「朝の読書が奇跡を生んだ」 高文研

 ぜひ、一度、読んでみてください。ある子どもたちが変わったの
ではなく、すべての子どもたちが蘇ったのです。
 子どもたちが本当は何を求めているのかを教えられる本です。

もどる