<参考資料3>―伝染病疾患−
  病名 病原体 流行期 感染路 潜伏期間 主な症状 合併症
発疹を生じるもの 麻疹(はしか) 麻疹ウイルス 春にやや多い 飛沫、接触 10〜12日 発熱、鼻汁、咳、結膜充血の前駆症状のあと、一旦下熱し、再び発疹、発熱が出現する。発疹は融合傾向がある。 中耳炎、肺炎、脳炎
風疹(三日ばしか) 風疹ウイルス 通年 飛沫 14〜21日 3日間の融合傾向の少ない発疹、軽度発熱、リンパ節腫脹。 小児では少ない
水痘(水ぼうそう) 水痘帯状疱疹ウイルス 通年 飛沫、接触 10〜21日 軽度の発熱とともに発疹出現。水疱からかさぶたにいたる新旧の発疹が混在する。頭髪部にもできる。 少ない
突発性発疹 ウイルス 通年 飛沫 5〜15日 突然に38〜39℃の高熱が出現し、3〜4日持続したあと急に解熱し、同時に発疹が全身に出現する。 下痢
手足口病 コクサッキーA16
エンテロウイルス
夏季 飛沫、接触 2〜5日 手、足に紅色の発疹、水疱、口腔内にあさい腫瘍を生じる。 少ない
伝染性膿痂疹(とびひ) 黄色ブドウ球菌時に連鎖球菌 高温多湿期 接触   半球状の水疱を生じ、とくに湿疹や虫さされのあとなどに飛び火状に次々と伝染する。 少ない
伝染性紅斑(リンゴ病) ウイルス 通年 不明 10〜14日 軽度の感冒様症状のあと、顔面、ことに両頬のびまん性紅斑出現し、四肢ひろがる。 少ない
発熱が主体のもの 溶連菌感染症 溶血性連鎖球菌 寒い時期 飛沫、接触 3才までの乳幼児は発熱や鼻水のみでイチゴ舌や発疹をきたす猩紅熱の型をとることは少ない。 中耳炎、腎炎、リウマチ熱
伝染性耳下腺炎(おたふくかぜ) ムンプスウイルス 通年 飛沫 16〜18日 発熱を伴ない、耳下線がはれる。開口時にいたみがある。 髄膜炎、膵炎
インフルエンザ インフルエンザウイルス 冬季 飛沫 1〜2日 悪感、頭痛、発熱を主とする全身症状が出現する。 肺炎
ヘルパンギーナ コクサッキーA群ウイルス 春から夏 飛沫 2〜4日 急な発熱にひきつづき、咽頭に水疱や小潰瘍をつくる。 少ない
伝染性単核球症(腺熱) EBウイルス 通年 飛沫 4〜14日 発熱、食欲不振につづいて全身のリンパ節がはれる。 肝臓の肥大、肺炎

咳が主体のもの

百日咳 百日咳菌 通年 飛沫、接触 5〜14日 1〜2週間の軽度発熱と鼻汁の後、特微的なケイレン状の咳と呼吸困難がとくに夜間につよくみられるようになる。 中耳炎、肺炎
マイコプラズマ感染症 マイコプラズマ 通年(4年に1度流行) 飛沫 1〜3週 発熱、頭痛、倦怠感で発病する。咳がつよく長くつづく。学童に多いが幼児例もある。 心筋炎
ジフテリア ジフテリア菌 冬にやや多い 飛沫 2〜6日 カゼ様症状のあと呼吸困難や筋肉のマヒをきたす。  

その他

咽頭結膜炎(プール熱) マデノウイルス3、7型 夏季 飛沫、接触、プール   急な高熱で発症し、4〜5日熱が続き、結膜炎をともなう。(解熱後も1〜2週間プールは禁じる)  
流行性結膜炎 マデノウイルス8、3型 夏季 接触 約1週間 涙目、眼脂、結膜充血をきたす。2〜3週間は感染の可能性あり。  
乳幼児急性下痢症 ウイルス(ロタウイルス) 冬季 経口   嘔吐、下痢(白色便になりやすい)をきたす。 脱水症
  • 赤ちゃんが伝染病にかかった場合には、保育ママへの委託を休んで完全に治るまで自宅で保育をして下さい。完全に病気が治るまで無理をすると余病を併発する場合もありますので、十分注意してください。

『1999年度保育日誌伝染病疾患の一覧より』

 


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