乳がんとの出会い

2002年11月のある日、日本のイモウトから電話があった。仲の良い姉妹なので話すことはいくらでもある。ばか話を一通りして、普段ならば「じゃあ、またね。」といくところが、イモウトが受話器のむこうでモジモジしている様子。今さら恋愛の悩みでもあるまいし...と思っていると、ようやく話し出した。

「びっくりしないでね。お母さんが乳がんなの。一週間後に手術だけど、命にかかわる事ではないから大丈夫。」

このニュースを他の誰かから聞かされていたら、きっとパニックに陥っていたに違いない。なにしろ病名が天下の「癌」なのだ。

しかし私はイモウトを医学的に心底信頼していたため、(イモウトは獣医)、彼女が「大丈夫」と言うならそうなのだろうと落ち着いていられた。今思うと、「動物のお医者さん」になったばっかりに理不尽な信頼を寄せられて、さぞ肩の荷が重かったことだろう。

命はだいじょうぶ、とはいっても心配なものは心配なので、手術に間に合うよう、急きょ日本へ飛んだ。聞くところによると、診断されたのは9月、そして今回の手術の件も私にはナイショにしておこうか、という話もあったらしい。いくら遠くに住んでいるからといって、大切なことはきちんと教えて!とCHUBは叫ぶのだった。

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