卵管閉鎖について

排卵、精子、受精、着床。この4つすべてがうまくいかなければ妊娠は成立しません。
排卵期に仲良しをしたら精液は卵管をのぼってゆき卵子と出会い受精します。
卵管が詰まっていたり閉鎖していては精子が卵子に出会えないという訳です。
卵子と精子に問題が無くても、卵管に問題があるとその先に進めません。
卵管障害は不妊原因の中で一番と言われています。
原因はクラミジアや子宮内膜症、炎症によるものがほとんどです。

卵管障害が無いか調べるため、不妊治療のはじめに多くの医療機関が
卵管造影検査を行います。この検査で造影剤が
卵管を通っている像が撮影されたらひとまずは問題なしです。
これがレベル1としましょう。

もし卵管を造影剤が通っていなかったら腹腔鏡検査(手術)を行い
卵管の状態を直接探る事になります。
軽い癒着や閉鎖ならその手術で改善出来る事があります。
これがレベル2です。

もし腹腔鏡検査で卵管閉鎖が決定的になった場合は
二つの道があります。卵管形成手術を行うか
卵管を繋げるのを諦めて体外受精(IVF)に進むかです。
これがレベル3です。
卵管形成手術は必ず成功するというものではなく、手術後しばらくは
子作りはお休みになってしまいますし、一度通ってもまた閉鎖してしまう事もあるそうです。
その為体外受精に進む人が多いように思います。
医療機関でも体外受精を勧める所が多いようです。

レベル1の状態で問題無しと診断されると、大概タイミング法で様子を見る事になりますが
他に問題が無く、タイミングでなかなか妊娠出来ない場合には
卵管采(卵管の先端部分。排卵された卵子を取りこむ。)の異常や
卵管が異常に狭い為に精子が卵子に出会えないという事が考えられます。
卵管采の異常は卵管造影では分からないのです。
この場合もレベル2の腹腔鏡検査に進む場合があります。

卵管についてはこれだけ色々と治療法や検査法がある事が
分かったと思います。
レベル1から腹腔鏡検査をしないで人工授精(AIH)を受けて
それでもだめだったら体外受精やギフト法(精子と卵子を直接卵管に送り込む)
にステップアップする人も居ます。
不妊治療は自分で道を決めなければいけない事もしばしば。
情報を集めて、よく考えて自分に最善と思える道が見つかったら
誰になんと言われようとも迷わずに突き進んで欲しいと私は思います。