うちにピヨがやってきた

リボンを買って

絵と文 みぃ

 

 ちせとみおは、ピヨを、ピヨコとか、ピヨミとか、よくまちがえます。それで、ちせとみおは、よくピヨにおこられます。どういうふうに おこられるかというと、
「こんど、まちがえたら、もおっと おこるよ。」
とか、そういうふうに おこられます。

 そんな ちせとみおが、ピヨたちといっしょにハッピータウンに行きました。本を売っているところでは、ちせが、「トガリ山のぼうけん(2)」を買いました。

 つぎに、リボンを売っているところにきました。するとピヨが5こセットのリボンを見て言いました。
「あれ買ってよ。ちせとみお、よくまちがえるでしょ。」
するとピヨたろうも、
「そうだよ。めじるしに買ってよ。」
と言いました。でもそれは、20000円もするきらきら光った高いリボンでした。なので、ちせはつい
「こんな高いリボン、みおと合わせても買えないよ。」
と言ってしまいました。ピヨはしかたなく
「ハ〜イ。」
と言いました。

「家に帰ったら、リボンをさがしてつけてあげる」
と言ったのに、つけてくれなくて、ピヨたちはおこっていました。おこってピヨは、
「リボンさがしてくれるんじゃなかったの?」
と言いました。ピヨがそう言ったので、ちせはおこって
「さがしたけど、なかったの!」
と、おこりながら言いました。
ピヨたちはこわかったので、
「ハ・・・ハイ。」
と、びくびくしながら言いました。

 つぎの日もハッピータウンに行きました。それで、ピヨたちはリボンを売っているところに行ってみると、きらきら光ったきれいで、20000円もするリボンをかけてあったところには、黒っぽい200円しかしないリボンがかけてありました。なので、ピヨたちはとってもと〜ってもショックでした。

 タッタッタッタ。人の足音が聞こえてきました。それでピヨたちのすぐそばでその人は止まりました。気になって見てみると、そこにはちせとみおが立っていました。
「んもー、さがしたんだから。」
みおが、おこって言いました。ピヨたちは
「ごめんなさい。もうかってに うろちょろしません。」
と、ちせとみおに あやまりました。ちせとみおは
「きょうは、ゆるしてあげるけど、こんどしたら、ここには つれてきてあげないよ。」
と、ゆるしてくれました。

「ん?」
ちせが言いました。
「ねぇ、みお。これなら買ってあげてもいいよね。」
ちせがみおに言いました。
「うん、200円ならふたり合わせなくても買えるよ。」
とみおが言ったので、ちせはピヨたちに
「ねえ、これなら買ってあげるよ。」
と言いました。でもピヨたちは
「あのきらきらじゃないとイヤ。」
と言いました。
「わがままだなぁ。」
みおが言いました。

 つぎのつぎのつぎの日、パパといっしょにダイエーに行きました。ダイエーのリボンを売っているところがあって、そこを見てみると、ハッピータウンで売っていた20000円のリボンが、970円になっていて、それよりきれいな、にせもののほう石がいっぱいついたリボンもあって、それは2000円で売っていました。

 それを見て、ピヨたろうは、
「あの、ほう石がついているのと、キラキラのと どっちも買って」
と言いました。

 

リボンを買って
(大きくして見たい人は絵をクリックしてね)

 ちせとみおは合わせたら買えるので、どっちも買ってあげました。それで、にせもののほう石がついたのを、よそ行き用にして、ただのキラキラのは、うちでつけることにしました。

 ピヨたちは帰ると、ちせとみおに
「ありがとう。ありがとう。」
と、ずっと言っていました。

 ピヨたちはとってもうれしそうでした。


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