銀河鉄道の1111番をとったひよこちゃんへのプレゼント小説です。碧(ちぃ)がつくりました。

 

ヒュ〜〜〜〜・・

ドーーーーーーッン

花火が上がります。赤、青、黄色・・・きれいな色をしています。

一羽のうさぎが、花火を眺めていました。小さな子うさぎです。

ドーーーーッン

また上がります。

「どれくらい高くとべば、このキラキラにとどくんだろう?」

うさぎは思います。

花火は、キラキラ・チカチカと光っています。 

夜の暗闇が、花火をひきたてているようです。

うさぎは、そらに上がって開いたばかりの花火も、銀の雨になって降り注ぐ花火も好きでした。

タンッ

地面をけって、うさぎがとびました。

高く高くのぼっていきます。

さっきまでいた草原が、小さくなっていきます。

町の灯りが、星のように見えます。うさぎは、はやく花火につかないかなぁと後ろ足で空中をけります。

時間が経ちました。花火はもうそらにはありません。

うさぎは、空にうかぶ宝石のような星を追いかけました。それでも、花火のようだった星は、近づくとちがうものになってしまいます。

「キラキラはどこににげたんだろう?」

うさぎは、考えました。

また時間が過ぎていきました。もう一年くらい経ったのでしょうか。うさぎは、月につきました。

「いろんなところにキラキラがある…」

辺りをを見ながらつぶやきます。

うさぎは、また地面をけって、上に上にと行きます。

あんまり高くとんだので、とうとう天国まで来てしまいました。

すると、うさぎの形をした天使がやってきていうのです。

「まだ君はここにはこれないよ。だから下にもどりなさい」

下へ向かって落ちて行きます。うさぎは怖くなって目をつむりました。

うさぎは月まで降りてきました。下を見ると、ずっと遠くに花火が上がっています。

下に降りようと思うのですが、小さいうさぎは、怖くなってそれができません。

そうしてうさぎは、月に住むことになりました。

うさぎは、大好きな花火を見下ろしています。

そして、やっぱりうさぎは思うのでした。

「このキラキラは、なんてきれいなんだろう」

 

玄関へ