HANS WILHELM

I'll Always Love You

ぼくと犬のエルフは小さい赤ちゃんの時から仲良しで、遊んだりいたずらして叱られたけど家族みんなに愛されていました。 しかし、犬のエルフはぼくよりどんどん大きくなり年をとって動けなくなってしまいました。 ぼくはそんなエルフに毎晩寝る前に「ずーっとずっとだいすきだよ」と話しかけていましたが、ある日の朝ぼくが目をさましたらエルフが死んでいました。 ぼくは悲しかったけれど、毎晩エルフに大好きだよと話しかけていたのでさみしくありませんでした。 大きくなってエルフ以外のペットを飼う日が来るだろうけれど、それでもぼくはエルフのことを忘れない、”ずーっとずっと大好きだよ”

読み返すうちにジーンとくるお話で、動物の死というものをまだ上手くとらえることが出来ない子供でも、十分理解出来るあたたかいお話です。 近所の子がうまれたばかりの子犬を男の子にあげると行った時に、子犬をもらわず、かわりにエルフが使っていたバスケットをあげるシーンが娘の心に残ったようです。


ハンス ウイルヘルムさんを知ったのは、娘の国語の教科書でした。 日本語補習校でも日本の子供達と同じ教科書を使います。 補習校では一年生の国語の教科書は光村図書を使って勉強しているのですが、それに彼の『ずーとずっと大すきだよ』が載っていたのです。 その時は私にとってただの教科書に載っているお話でしかありませんでしたが、担任の先生からの学級便りで子供達がウイルヘルムさんにお手紙を書いたという事を知りました。

日本語補習校には日本人の子供、または日本語を学ぶ子供が毎週日曜日にやってきて勉強するのですが、その補習校で同じクラスの男の子が通っているアメリカ現地校に、ハンス ウイルヘルムさんが学校訪問にやってきたというのです。 そして彼はウイルヘルムさんのサイン入りの本『I'll Always Love You』を補習校にもって来て国語の時間に英語の本をみんなに読んで聞かせてくれたそうです。 その時に彼のお母さんがウイルヘルムさんのホームページアドレスを知っていたので、みんなでお手紙を書こうということになったらしいです。

お手紙は日本語で書かれました(国語の授業だから当然ですね)それを先生が英語に訳してお手紙を送ったそうですが、それに対するウイルヘルムさんからのお返事がすぐに届きました。 子供達が喜んだのはいうまでもありませんが、それ以上に私が感激してしまいました。 娘がどんなお手紙を書いたのかは知りませんが、そのお手紙のコピーを家に持ち帰ってインターネットでホームページを見たことは言うまでもありません。

教科書のお話がこんなに身近に感じられたことは今までにありません

そしてこの絵本を皆に読んでくれた男の子は昨年末に、サンノゼにお引っ越しをしてしまいました。 彼のおかあさんは同じ1年生の保護者の中で最初にお話をして下さった、気さくな方だったので、お別れはさみしかったのですが、駐在生活に引っ越しは付き物ですからしょうがないですが、この本を見るたびに彼と彼のお母さんの事を思い出すことでしょう、太陽がまぶしいカリフォルニアでお友達がたくさん出来るといいですね。

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