テーマパークに着くと、まだ開園前だった。入場券売り場の前で他の施設とのセットの券があることを知り、私達はそちらを買うことにした。展望台と動物園のチケットがセットだった。
開園時間と同時にテーマパークへ入った。まだ人の少ないテーマパークをずんずん歩く二人の男女。そう、E氏は歩くのが速かった。そして私も女にしては足の速いほうだった。あっという間に一周、食事の後はアトラクションを見てすっかり意気投合していた。
展望台に登った後は、動物園に向かった。
この動物園には子供の頃に一度来たことがあった。もう20年以上も前のことになるせいか、子供の頃には気づかなかったあらが見えたものの、なつかしさに変わりはなかった。
ミミナガヤギ(こんな名前だったと思う)の檻の前に来た時、E氏は言った。「まるで神様のいたずらで作られたような生き物だ」
面白いことを言う人だと思った。
フラミンゴのショーを見た後、動物園を出て、家路に着いた。
私の住む町に帰り着いたのは、まだ明るい時間だった。E氏は不意にカッターナイフを取り出した。途中で撮ったプリクラを半分に切るためであった。
半分のプリクラを土産にE氏は帰って行った。
翌週は映画を見に行くことになった。ロボットが主役のSF映画であった。映画館は少し離れた町にあり、ドライブがてら映画館に行った。出発が早かったので映画が始まるまで時間があった。二人で喫茶店に入った。