今日のお勉強
作成:1999年4月4日


大前研一のガンバレにっぽん

1999/4/3

■マハティール・マレーシア首相(ヨーロッパ・東アジア経済フォーラム:1992年)
 もし、日本が無ければ、現在の世界はまったく違ったものになっていただろう。
 世界の工業分野はヨーロッパとアメリカに独占され、すべての商品は、現在の3倍で売られていただろう。
 また、日本と競争する必要もないのだから、欧米が労働コストの低い東アジアに投資することもなかっただろう。
 そして、日本というサクセスストーリーが無ければ、アジア諸国の独立や工業国としての発展もなかっただろう。
■アルビン・トフラー
 日本は70年代から80年代にかけて、大成功を収めた。その理由は、日本がいち早く、情報革命の可能性を理解し、それを実際に応用したからだ。
 応用が行われた分野は製造業だけでしたが、それまでは、最悪の製品を作っていた日本が最高の製品を作れるようになった。そして、日本はそれまでにない新しい製品を生み出した。日本の輸出量は伸び、日本は大成功を収めた。
 いくつかの分野で日本が世界のリーダーになれることは間違いない。仮に、世界のリーダーになれなくても、世界のリーダーと同等のレベルで維持できるはずだ。具体的には、そのテクノロジーを製造プロセスに組み込んだ業界だ。
 しかし、効率的で迅速な製造プロセスを開発した、その同じ会社が、一つの決断をするのに何ヶ月もかかるというのが現状だ。民主的な組織鋼背に基づいているが、決定に時間がかかる。そして、日本人が決定に時間をかけている間に、他の国が、たとえテクノロジーが遅れていても、マーケットでアドバンテージを獲得してしまう。だから、必要なのはテクノロジーだけではなく、テクノロジーと組織の効果的なコンビネーションが必要である。
 第3の波において、重要なのは「柔軟な組織」だ。企業内に機能を集積するのではなく、逆に、企業内の組織を捨てることが重要になってくる。



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