
さまざまな、家を見た、回った、見倒した。
もう、声をかけられる不動産やは、近在はあらかたクリアーしてしまった。
ほんとよーく動いた、妻はやせなかった。
フー、これは、もう木枯らしだろうか。
師走の風が、世間からすこしでも日常の安逸を吹き流そうとしているようにみえた。
こんな頃であった。家探しのポイントで述べている、再建築不可?? かもしれない物件と出会ったのは。
もっとも気に入り、これだ!と決めたが、だめになった話
「寒い」。今日は休日、休める日。
切れるような冷たい床や、すきまから忍び寄る風が、部屋の空気を凍らせている。清少納言はなんでこんな早い朝の冷たさを、「おかし」などと言って、その感覚を楽しんだのか、たわけたことを。
こんな凍てつく朝にもかかわらず、家探しの長い旅を続ける私たち夫婦は、朝のチラシに眼を通していた。
1枚のあまり綺麗でないチラシが気になった。
土地は、30坪弱ある、家は20年近いが改装済み、なにより駅に近い。相場を大きく下回って2割以上安い価格が光っている。
不動産屋も、大手私鉄の関連子会社が扱っている。間違いは無さそうだ。
早速に不動産屋と現地を見に行った。
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上記のような物件であった。(A宅と敷地)。
ちなみに、「再建築不可」とは、建築基準法で道路に敷地の間口が2m以上接していない場合は「再建築不可」「建築不可」となり、建築許可が出ないのだが。
詳しくは、不動産の表示に
そこで、メジャーで、正確に計測すると、ジャスト2mあるではないですか。「これは!」と気持ちに伝わるものがきた。 ヒューヒューと北風が肌をピリピリさせながら行きすぎる。
間口は狭い、しかし、私たちはこの家が大変気に行ってしまった。
上記のような物件であった。
ちょっと怪しいぞ。・・
間口は狭いでもそれくらい何だ、しかも前の土地は道路ではなく敷地というではないか。
車庫にして使用可能。
道路との接道もJUST、2m OK!
私たちはこの家が大変気に行ってしまった。
旅の終わりはあっけなくやってきた。 (?)
アフリカのジャングルを掻き分けながら進んできた探検隊が、眼前に突然開けたサバンナに見とれてしまうように我々は呆けていた。
そうここが、終焉の地。
さらに、詳細に状況を説明してもらう。
彼は、1枚の書類を見せた。
「これは、地籍図です。土地を詳細に測量した図です。これには、接道が1.8mになっていますが、実際に見られたように2mあります。地籍より実測が優先しますので、全く心配はありません。」
きっぱりと自信をもって言い切り、「大丈夫ですよ、K不動産が保証します。再建築不可にはなりませんよ、都銀のローンも確実です。」
なんか、変だな。一抹の不安がよぎる。
まさか、まさか、まさかりかついだ金太郎だ。あわてて打ち消す。 でも***
蛇足だが、再建築不可物件には、都銀のローンはまずおりない。次に地銀、そして信金。最後には信販系ローンの順で審査が緩いそうだ。
ただ、金融機関もバブル時の投機的な要素は極力抑えてるとの噂。
あさまとかつは、無事契約を迎えた。
1割の手付けを払い、お互い契約書を締結した。
またまた蛇足を一発。
契約の手付けとはどういうものかをチョコット喋る。
大体買値の1割程度が相場だそうだ。 サブー
A.買い主は手付けを放棄すれば契約を解除出来る。
B.売り主は、手付けの倍額を返還すれば契約を解除できる。
このようにある程度の額を手付けとして、契約が安易に解除されることを不正でいるのですな。
手付けは勿論、ローン後の契約時に支払額にあてられます。
蛇足完了。
そして、ローンの申請を待つこと1ヶ月
その間に、さらにちゃんとした改装する準備を整え、引っ越しの支度は着々と進行していた。
年があけ、失望の塊が送られてきた。
ローン不可。
やはり地積図が原因であった。
銀行は、地積図を基準として判断を下し。該当物件を再建築不可としたのです。
「やっぱり、一抹の不安が的中したね」とかつ&あさま。
その後、地籍図を作り直すことを考えたが、測量の費用はものすごく高いし、何よりも改定後の地積図をC家に承認してもらわねばいけない。これには、保証(金の話)が面倒になりそうだ。 彼もこの仕事はしたがらない。
もういい、やめよう・・・・・決心した。
K不動産は、「違う銀行にあたれば大丈夫です」と相変わらず強気であったが、もう結構。・・解約する
ローン不可は無条件に解約出来るのです。
K不動産の事前の調査力の不足と客に対する不親切だけが、魂の奥底に瘧のようにたまった。
正月気分が抜け切れぬまま、双六のサイはあがり直前のあさまとかつを振りだしに戻してくれた。
明日からの新たな探検を考えると
今日は、もう眠ろう。腹が立つ・・ グーグー