ところが、夜寝る前に湿布を取り替えるためにはずして見ると、なんとなく青く腫れているではないか!!さすがにだんなもまずいかなと思ったようで、あわてて保険のきく救急病院を探し出し、夜の11時30分に病院に行くことになってしまった。
何かアメリカに来て初めての病院が救急病院なんて、車の中で少し緊張した私でしたが、それよりも夜中の救急病院の様子というのはどんな恐ろしい地獄絵図が繰り広げられているんだろうということの方が気になる私だったのだ。
しかし着いてみると病院はひっそりとしていたのでほっとした。まず入って行くとすぐにその部屋で看護婦さんがやって来て血圧を計ったり、容態を聞いてくれたりして、取りあえず車椅子に乗せられて、氷の入った袋を足にあてておくように言われた。
そしてそこでしばらく待っていると、今度はドアの向こうの廊下に置いてある背もたれのあるベッドに乗ってドクターを待っているように言われた。そして数分後、目を真っ赤にした若い男のドクターがやってきてニコニコと挨拶をして、足を押したりして診てくれた。そして「青く腫れているのでもしかしたら折れているかもしれないのでレントゲンを撮る」と言って今度はベッドのままレントゲンの技師の女性に連れられてレントゲン室へ。実はそのとき私は病院の中の様子にすっかりきょろきょろと興味をそそられていて、自分の怪我のことはあまり心配していなかった。
最近日本のテレビでシカゴホープとかER(アメリカの救急医療を舞台にしたドラマ)とかを見ていたので、そのシーンに出てくる様子と似ているかなぁとか、感動していたのである。
レントゲンを撮ってもらってまた廊下に戻されてだんなとしゃべっていたら、「ここに恐いことが書いてあるよ。」と言うので、「なに?」と聞くと「30分以上ほったらかしになってたら声をかけろってさ。」と言うので「うん。うん。シカゴホープでもそんな感じだったよ。」ここでもまだ私は、ちょっとうかれていたのだ。
ところがふと、レントゲンの結果骨が折れてたりしたらどんなことをされるんだろうと思ったら、ちょっと恐くなってきて、だんなに「ねぇ、もし折れてたりしたらどうするの?」と聞いたら、だんなはニヤニヤと「そりゃぁ、ぐきぐきのぼきぼきっ!!だよ。」と言うので、ひゃーどうしよう。とここで初めて恐くなったのだった。
そうこうしているうちに、別の男の人がやってきて何か言いながら、足に固定用のバンテージを巻き始めた。だんなに、「なになに?どうなったの?」と聞いてもちゃんと教えてくれない。そのうちにドクターがレントゲンの結果を持ってきて説明を始めた。結局骨には異常はないけれども靱帯を痛めたために内出血をしているとのこと。とにかくほっとして、やっぱりニコニコとドクターに別れを告げる。何か救急で病院に来ている感じじゃぁないんだよなぁ。ドクターは「Nice
to meet you」とか言うし。(こっちはあんまりうれしくないんだけど)
夜中の1時に家に戻ってだんなに「湿布も何もくれないんだね」って言ったら、「こっちはあんまり湿布の効果を信用してないんだよ」とのこと。日本のお医者さんはこんな時、山のように湿布を出すのにねぇ。こんなところにも違いがあるなんておもしろい。
とにかくしばらくは、不自由だけれどドクターは2週間くらいで痛みもひくだろうと言っていたのでそれまでは散歩もおあずけだ。踏んだり蹴ったりだったけど、なかなかできない経験ができておもしろかったなぁ。なんて言ってたら、だんなに怒られた。それはそうだよね。次の日は月曜日なのに寝たのは1時30分。「足手まといでごめんね。」とフォローしたら「まったくだよ。」と言われてしまった。

今回は、本当にニュースみたいなことがあったなぁ。それではまた次号へ続く、、、。
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