分娩室その2

そして気がつけば、もう8時。そうそう大事なこと忘れてたわ。何かって?NTTの回線工事が来る予定だったのさ。それも9時に。そうしたらぶーちゃんも

「すみませんねぇ、外線電話かけたいんですけど。」

と助産婦さんに事情を話してNTTにかけていた。・・・が担当者の名前を言おうが、うちの事務所の住所やらなんやらいっても全く話が通じない。ただ「9時から工事なんですけど、奥さんが出産で今立ち会ってますんで時間を遅らせてください。」ということを言いたかったんやけども、全然部署が違うかなんかで話が通じなかったらしい。

ちなみにその電話中も私はうなっていました。なんて臨場感あふれた電話だったことだろう。

結局は「ホンマに役に立たん担当者やな。ブツブツ。」というぶーちゃんのつぶやきを聞いただけで、その後どうなったかは私は知らない。・・・というかもう陣痛が佳境に入ってたんでそんな細かい記憶がない。

それからは「頭が見えますよ!!」と助産婦さんに言われすぐにぶーちゃんは
「髪の毛は何色ですかぁ?」
と聞きながら覗き込んで(←これもスゴイな。グロテスクなものが平気なのね。)、「おっ、次は黒髪の子や!!ブロンドとばっかり思ってたのにぃ。」と一人でがっかりしていた。←黒髪で悪かったな!!

結局無事に9時半を迎え主治医がやって来てから、もう生まれるところまでになった。
でも「こんなに痛かったっけ??」と思うほど・・・何て言うの・・・下に火が付けられてるって感じでまさに

「いたーい、ひえー。」

そんな私に石川先生は

「ハハハ―痛いかー。」という笑顔で登場していた。そう、先生はぶーちゃんのファンで
「久しぶりですなぁ。」と挨拶してたわ。

挨拶してる場合ちゃうやろ、この痛さを何とかせぇよ、ですわ。

そして「もう見えてるよ!!」とぶーちゃんや先生に言われてやっと生まれた瞬間に、先生・助産婦さんが「うわ、でかい!!」と言ったとおり3954グラムというでかいおじょうが誕生。

でかいにもかかわらず会陰切開もせずに生まれたので幸せでした。
先生が言うには「助産婦の指導とみんさんのいきみ方が上手だったため。」らしい。ぉンボンのときは産んですぐでも「こんなくらいの痛さだったらまた産もう。」なんて思ってたけど、今回ばかりは

もう勘弁して欲しい。こんなに出産とは痛いものかいな〜、ひえ〜。

このことをぶーちゃんに言うと「でもその出産の痛さってのは健康やからこそ味わえる痛さやねんで。」と返事が来たけど・・・男が言うなよ!!

でも・・・さすがにでかい。そして予定日を過ぎていたので肌がツルツル。ボンのときは10日ほど早かったのでまだ体が白い油でベトベトだった。(予定日より早いベビーには白い皮脂がついているのは普通らしい。)

ともかく7時間半かかった出産は無事終わった。