「緋寒桜」


心に浮かぶ、一枚の写真があります。

早春のまだ寒い午後、満開の緋寒桜の下で笑う、
車椅子の祖母と自分。

祖母は、パーキンソン病という難病を患う人でした。
手足の自由が利かなくなり、ひどい副作用に
悩まされるような、強い薬を飲んでも
自分の意志で動ける時間は、一日2〜3時間。
その他の時間は、自分の意志とは関わりなく
揺れ動いてしまう体を抑え、行きたいところにも、
トイレにすら、自分ひとりでは行けないような
生活でした。




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