downtown tour (October 17, 1999)
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ダウンタウンへお出掛け

1999年10月17日

大体こちらへ来てもう二ヶ月近くになろうとしているのに, 未だにダウンタウ ンエリアを観光したことがなかった. と言うわけで今日はダウンタウンおのぼりツアーです.

今日の予定は,

  1. Space Needle
  2. Pike Place Market
  3. Seattle Aquarium
  4. City Car
である.

とりあえず出発前に一枚.

Space Needle

個人的感想を言わせてもらうと, 「ゴージャス版生駒山上展望台」. 生駒山上展望台がどういうものかをご存じ無い向き(殆んどだと思いますが)の ために, ちょっと特徴を説明すると,

てな感じ. 同様の物に, 六甲山十国展望台(だったっけか?)がある, というか, よくある 物なのだろうが, 私はその二つしか知らない. とりあえず外観は, こんな感じ. スペック調べるの忘れた.

シアトル観光をされる方へ:
City Pass というものを入手されると便利です. これはSpace Needle, 水族館, 動物園など, 六カ所くらいの施設を全て共通で 回れるパスです. 今回我々は偶々, 前日に動物園に行っていたので利用しませんでしたが, 半額 くらいになります.

さて, 展望台に上がると流石に眺めが良い. この辺りから見えるのは, Puget Sound(太平洋につながる入り江), Mt. Rainier とダウンタウン, Lake Union(矢印の辺りにうちがあります), 更には北方にMt. Baker などであ る. ちなみに1980年(だったかな?)に大噴火を起こしたセントヘレンズ山をご存じ の方もいらっしゃると思いますが, 噴火前は この写真の右端に見えたらしい.

展望台にはご多分に漏れず, 土産物屋がある. こっちの人たちは, 2000年への盛り上がり が日本よりも激しいようで, 土産物でもMillenium 記念品があちこちに見 られた. なぜか私は, ショットグラスと一セント硬貨(penny) を加工して作るメダルを おみやげに買った. 妻はこれまたなぜか, わけのわからんマグネットを購入していた.

帰りがけに, エレベータから出てくる大量の日本人おっちゃん軍団に遭遇した. 妻曰く, 「きっと農協関係の視察とかに違いない」と言うことであったが, と もかく大量であった(少なくとも単なる観光でないことは分った). なんだかんだ言っても, まだお金はたくさんありそうなのです(日本).

視察はいいから, 身になる金の使い方をしてくれ.

下りてみると, 芝生に大量のガチョウがたむろし ていた. 日本じゃあんまり見ないガチョウだが, ここでは鳩感覚でたむろしている. 余談だが, 場所が変ると(当然ながら)動植物の有様が変る. この近辺ではリスが猫感覚で居る. 逆に野良猫, 野良犬は殆んど見ない. 水のあるところ限定だが, ガチョウや鴨が鳩感覚で居る. 逆に鳩は見ない. 日本と同じように烏は居る. でも日本の烏より遥かにちっさくて, しかも

歩いて

いる(日本の烏は跳ねますよね?)

閑話休題, Pike Place Market に向かうために, モノレールに乗りる. このモノレール, むちゃくちゃ速い. モノレールというと, どうもとろいイメージがあったのだが, 振り落とされそ うなくらい速い. 私がシアトルで乗った乗り物のなかで, 一番不安を覚えた乗り物である. (追記: ちなみに妻が一番不安を覚えた乗り物は, 私の初めての運転らしい)

モノレールはWest Lake Center という, ダウンタウンの中心部に到着する. この近所には, Nike やら, Gap やら, 若向けのメイカーの大きなお店がたく さんある. 当然日本人も多い. 私たちは

日本人でない振りをするのが好き

なので, そういったお店には行かな いが, アウトレットショップには行く. 先日スニーカーの底が剥がれるという事態に直面したため, 新たなスニーカー を入手するためにアウトレットショップに向かう. Air のなんたら言うモデル(細かいことは知らない)を$50.00 で購入する. 少なくとも2ブロック先の店で買うよりは安いのだ.

Pike Place Market

個人的感想を言わせてもらえば, 「ウエスタン黒門市場」(なんのこっちゃ). 黒門市場をご存じ無い向き(関西人は知ってるでしょうが)のために, ちょっと 解説すると, ってな感じ. 実際の雰囲気は, こんな感じ. 海岸沿いの, ちょっとした高台にあります. 中はこんな感じで, 狭さは日本の市場 とかとあんまりかわらん. 売ってるものも, 日本とあんまり変らない. 魚屋のにいちゃんのダミ声も, 日本とかわらんのです.

"Aaaanybodybodybody have a request?"

等という面白い言い回しが聞けるとは思ってなかった.

売ってるものがあんまりかわらんとはいったが, 何でもでかいのはやっぱり違 う. 魚屋ではキングサーモンが山と積み上げら れている. ちなみに真ん中に見えているのは, 鮟鱇. で, 後ろににいちゃんが見えますが, ちょっと鮟鱇に釣られてそのおそろしげ な顔を覗き込みに行くと, にいちゃんが

"Boo!!"

と言いながら後ろから鮟鱇を動かしてびびらしてくれる.

あとこの魚屋は, 魚が空を飛ぶことで有名.

"Warning: low flying fish"

なんて看板が出ている. 空を飛ぶ瞬間を撮ってやろうと, カメラを構えていたのだが, 残念ながらシャッターが遅れてしまった. 写真で, 左から右へ, サーモンが飛んでいたのだが...

Seattle Aquarium

個人的感想を言わせてもらえば, 「鮭付須磨臨海水族館」. 須磨臨海水族館をご存じ無い向きのために, ちょっと解説すると, ってな具合いである. 何が「鮭付」かは, 単に鮭に関する展示が充実していると言うことなのだが, 詳細は後程. ちなみに, この水族館は葛西臨海水族館のモデルとなったところらしい.

で, とりあえず外観. 手前の道路は, Elliot Bay と言う湾沿いに走る道で, この道沿いには数多く のシーフードレストランが軒を連ね, またVictoria(Canadaの街)への日帰りツ アーを始めとする桟橋が並んでいる. この水族館は大きく二つの部分からなっていて, 片方が屋内展示や体験コーナー を中心にした部分, もう片方が屋外展示, 及び鮭の生態やSeattle近郊の分水 界に関する展示を集めた部分となっている.

実は先日, SCEの新入生歓迎パーティーが夜の水族館を借りきって行われた. 水族館をパーティースペースとして貸し出すというアイデアに, 感嘆したもの であるが, ともかくその時に屋内展示の方はあらかた見ていたので, 今回は主 に屋外展示を中心に見て回った. (当たり前であるが, 夜には屋外展示は良く見えなかったので...)

さて, 「鮭付」と言ったが, この近辺の川には鮭が遡上してくる. よって鮭にまつわる展示は, ここに限らず色々ある. 例えば, Puget Sound とLake Union を隔てる閘門があるのだが, ここにも "Fish Ladder" なるものがあって, 季節になるとここを登っていく鮭を水中か ら眺めることができる. ともかく, 水族館でも当然鮭の展示は行われているのだが... なかなかブラック(?)だったのがこの掲示. 何たって

"From egg to fry"

だ. まぁ確かにsmoked salmon より焼いた鮭の方が... と言う問題ではない. やるなぁシアトル水族館.

と, 思ってたら, 実はそうではないらしい. 'fry'って, 稚魚とか, 群れをなして泳ぐ小魚って意味があるらしい. 鮭の場合は, 特に二年目の稚魚をそう呼ぶらしい. なるほど, 勘違いやったらしい. でも

紛らわしいぞ, 英語!!

で, そうこうしてるうちに, ラッコのお食事タイムになったので見に行く. 実は前回のパーティーの時にも, ラッコのお食事タイムはあったのだが, その 時の食事は魚(鰯か何か)だったので, 期待していた

仰向けになってお腹でコンコン

は見られなかった. そこで今日こそはと思って見に行ったのですが, 今回の食事は

(鹿賀丈史風に)イカ!

またもや貝はお預けである. まぁしかし, 彼らの必死で食べることよ .
凄い必死.
一所懸命.
他が見えていない.
この姿を見て, 何故か食事をする妻の姿を思い出してしまい, 今後妻のことを

ラッコ妻

と呼ぼうと決めた旨を伝えると,

「カレーを食べてる夫も同じ」

と言われてしまった.

すぐ隣では, アザラシやオットセイやトドがやはりお食事タイム. ちなみにこのトド, 飼育係の直ぐそばに陣 取って, 直接食べさせてもらってた. なるほど, 動き回るのが面倒そうな体である.

City Car

個人的感想を言わせてもらえば, 「海辺の阪堺電鉄」. 阪堺電鉄なぞ, 知っている人の方がマイナーだと思うので解説すると,

てな感じ. 殆んど海沿いを走っていて, 海沿いのメジャーな観光施設は全部これで回れる. ちなみにバスと同じMetroという会社が運営しているので, 土日などは$2のフ リーパスを持っていれば終日乗り降り自由である. とりあえず水族館前の駅(らしきもの)で待っていると, やってきました. なかなか雰囲気のある車両である. ちなみに二両編成である. 更にちなみに, こっちでは普通のバスも大体が二両編成である. 更に更にちなみに, ダウンタウンや主要な地区では, バスは架線式である. こっちには電車という交通手段は(少なくともローカル線は)無いのであるが, バスがその代わりを十分に勤めている. 難点は,

時刻表があって無きもの

という点と,

路線が多すぎて分からない

という点である. 前者に関しては, 遅れる分にはまだいいのだが, しばしば早くてもそのまま行っ てしまう場合があるのが難儀である. 分かる人には分かる,

豊田駅の社バス

状態である. 後者に関しては, いったい何路線あるのかとんと分からない. 普段生活している分には, 関係のある線を理解しておけばいいのだが(大学行 くには44番, ダウンタウンに行くには16番など), いきなり327番のバスに来ら れると, どこに連れていかれるのかとんと分からない. しかもバス停に表示されていない路線が止ったり, 表示されているのに止らな い路線があったりする. シアトルのバスは奥が深い.

話は大きくそれたが, とりあえず車内の様子 である. 右手前は妻. 左の後ろ姿が, 所謂車掌さんですね. 余談ですが, こっちではバスの運転手や車掌さんなどを始め, 色んなところで 女性が働いている. 何となく日本に存在する, どういう仕事が男性向けでどういう仕事が女性向け と言うような区別はない. こういうのを見ると, なるほど, 日本で男女平等とか何とかいう議論が盛んな のも無理はない, と思う. 逆に言うと, こっちではよっぽど具体的な例が無いと, 男女差別がどうのとい う議論が始まらないと思われるくらい自然に皆が働いている. 更に余談になるが, 日本の失業率の低さって(今は高いらしいが),

母集団を小さく見積もってるから

じゃないですかねぇ.

さてさて, 社バス, じゃなかった, City Car はのんびりと海岸沿いを走り, 南側の終点に到着. この終点はバストンネルの駅に接続している. バストンネルというのは, その名の通りバス専用のトンネルで, 目的はダウン タウン内の交通渋滞のバイパス. ダウンタウン内をほぼ南北に突っ切る形でトンネルが掘られており, まぁ言っ てみれば地下鉄の代りのような役割を果たしている. 予定ではここからバストンネルを使ってWest Lake Center に戻り, そこから 16番に乗って家に帰るつもりだったのだが...

日曜日はバストンネル閉鎖

だったのです, がっくし.

仕方がないので, 適当にWest Lake Center に向かうバスを探すことにする. 探すったって, その辺に経路案内などがあるわけもない. どうするかというと, それと思しきバス停を探して, バスがとまる度に「この バスWest Lake Center に行く?」と聞くしかない. まぁ運良く, 最初につかまえたバスがWest Lake Center に行くことが分かり, 帰路につく.

West Lake Center で, コーヒーでも飲んで帰ることにする. Seattle は何と言ってもコーヒーなのですが, 今まで見たところでは,

の三つのチェーンが幅を効かせている. うちの近所にも, この三つのコーヒー屋が集まっている. まぁしかし,

どこがどうと言うことは特にない(と思う).

Starbucks は少なくとも日本でも有名なので, 馴染みが深いでしょうが, こっ ちに来てしまえば見つかったコーヒー屋どこに入っても同じようなものだと思 う. ともかく, 今回はWest Lake Center のそばにあったSeattle's Best Coffee に入る. 外のテラスでコーヒーを飲んでいると, 馬車発 見. そういえばさっきもCity Car の車窓から馬車を見たなぁと思ってると, 妻が「その割には馬糞を見ない」と尤もな意見を言う.

誰が拾ってるんや??

そういう話ではない. 良く見ると, 馬のお尻の辺りに袋がぶら下がっている. なるほど, あの袋に秘密あり. よっしゃ確認や, きっと袋の中には...

とにかく, 暫く馬車に気を取られた後に戻ってみると, 妻が雀と遊んでいた. こっちの雀は, 日本の雀より人懐っこいように思える. 一頻り遊んだ後, 家に帰る. 帰って後の記憶がない. なかなか満喫したのであった.

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