地球の長い午後

この人の作品は本書しか読んだことは無いです。1961年度ヒューゴー賞受賞作品。で、話の中身ですが、地球の自転というのは月の引力のせいで年々遅くなっています。何億年も経つと地球の自転はとまってしうんです。その自転のとまった地球が物語りの舞台となります。自転がとまったために地球の片側はつねに太陽に照らされその反対側は永遠の夜の世界です。太陽はそう遠くないうちに燃え尽きようとしており光も弱くだんだんと巨大化しています。そんな中で地球の支配者となっているのが異様な進化を遂げた植物たちです。で、人間達は何してるかっていうとすっかり退化して小動物のようになってしまい。細々と生き延びる絶滅寸前の種族に成り果てています。私はこの本を読んで思ったのが椎名誠のSFシリーズですね。「武装島田倉庫」や「水域」なんかです。読んだことある人は知ってると思いますが、あのシリーズに出てくる奇妙なネーミングの植物とも動物ともつかない物騒な生き物がありますよね。あの生き物たちのオリジナルはここにあるのではないのでしょうか?それぐらいよく似てます。椎名氏はかなりのSFマニアだと言うし、ここからヒントを得たのでは、と私は勝手に思ってます。笑 あと似てるなと思ったのが「風の谷のナウシカ」ですね。似てないという人もいるかも知れないですが、植物対人間、未来世界、絶滅寸前の人類なんて設定は非常に似ているように思いました。本書ではナウシカのように昆虫はほとんど重要な役目は果たしてはいないけれど類似点は多いです。まだ読んでない人はぜひ読むべきです。

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