何もいうことは無いです。私は彼がナンバーワンだと思っています。彼の描くのは人間そのものです。だからこそ廃れないのだと思います。最近のハード・SFにくらべても別段細かい数字や科学的な根拠は少ないハインラインですが、彼の描く主人公には共感できるものが多いです。死んでしまったとは惜しいです。ちなみに右よりで、猫好きだったそうです。
太陽系を遠く離れた惑星サーゴンでは、およそ時代離れした奴隷市場が開かれていた。物件97号-薄汚れ、痩せこけた、生傷だらけの少年ソービーを買い取ったのは、老乞食<いざりのバスリム>である。彼のひごの下ソービーの新たな生活が始まった。だが、ただの乞食とは思えぬ人格と知性を持ち、時折奇怪な行動を見せるバスリムとは何者?そして死の直前彼が催眠記憶法によってソービーに託した、宇宙軍X部隊への伝言とは?自己の身元を確認すべく、大銀河文明の陰にうごめく奴隷売買の黒い手を追って、やがてソービーは人類発生のふるさと地球へと向かった・・・。まさにスペース・オペラそのものの内容です。何がすごいってこの本、扉絵が爆笑もんですよ。(^.^)笑いました。興味のある方は探してみましょう。
ヒューゴー賞受賞!
2076年、圧制に苦しむ月世界植民地は地球政府に対し独立を宣言した!流刑地として、また資源豊かな植民地として、月は地球から一方的に搾取されつづけてきた。革命の先頭に立ったのはコンピュータ技術者マニーと、自意識を持つ巨大コンピュータ<マイク>。だが、彼ら月世界人は一隻の宇宙船も、一発のミサイルも保有していなかったのだ・・・。ヒューゴー賞受賞作の中でも最高級との誉れ高い、ハインライン渾身の傑作長編
アイオワ州グリンネル近辺に未確認飛行物体が着陸、しかも派遣された捜査員6名が行方不明になっている。そこで秘密捜査官サムと局長、赤毛の美人メアリは、レジャー旅行中の家族になりすまし、真相究明に乗り出した・・・・。これは、確か三回ほど映画化されている名作です。一度目は白黒映画だったはず、二度目は「SFボディ・スナッチャー」として三度目は、数年前、タイトルは「ボディ・スナッチャー」っだったかな。ドナルド・サザーランドが出てました。一番インパクトがあるのが二番目の「SFボディ・スナッチャー」ですね。人間と入れ替わったエイリアンが人間を指差しながら叫ぶシーンはぞっとしますね。
一番好きなSFは?と聞かれれば迷わずこの一冊を挙げます。私がSFにのめりこむきっかけになった本書はSFの枠を超えていると私は考えます。
とにかく読むべし。以上
恒星間宇宙船、あまりにも長いその旅のため何世代にもわたる間人間が暮らせるようになっているその宇宙船は、当初の目的を忘れられ「宇宙の孤児」となってさまよっていた。中に住んでいる何代目かの人間たちは自分たちが宇宙船に乗っていることすら気付かずにそこが世界そのものだと思ってた。船の中は中世的な迷信の世界に成り果てていた。だがある日一人の青年がはじめて自分たちのいる場所が宇宙船だと気付き旅の目的地へ向けて宇宙船を動かそうとする・・・。二つの中篇をあわせて一冊にした本です。設定がおもしろいですね〜。なぜ、宇宙船が漂流するようになったか物語が進むにつれ明らかになっていきます。
<あなたは臆病者ですか? ではあなたに用はありません。われわれは勇敢な男性を必要としているのです。あらゆる武器に熟達、不撓不屈の勇気、顔形はハンサムなこと。永久雇用、非常に高給、輝く冒険、大きな危険!>ふと手にした新聞にこんな広告が載っていたとしたら、あなたならどうしますか?バカバカしいとほうり投げる?それとも・・・。そう、われらが主人公オスカー・ゴードンは、この広告に応募したのである。そして時空を越える冒険の旅へ、栄光の道へと旅立ったのだ、右手には剣を、左手には<二十の宇宙>をあまねく支配する絶世の美女アスターを伴って・・・。
最高の一冊といって差し支えないですね。これを読まずしてSFは語れないです。タイムトラベル物の原点となる作品と言えるでしょう。これに「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー」の100倍は面白いです。沢山の映画や小説に影響を与えたのではないでしょうか・・。何も言わずに読むべきです。
叔父はジョーンズを航宙士ギルドに登録していなかった。地球上の主な職業が世襲制ギルドに独占されている今、登録がなければ宇宙船乗りにはなれないというのに!夢を捨てきれないジョーンズは身分と経歴を偽り、船底甲板給仕として、浮浪者サムとともに恒星間貨物客船「アスガルド」に乗り込んだが・・・。与えられた運命に流されることなく、己の道を切り開いてゆく青年の成長を生きいきを描いた作品。もう十年近く前に読んだので中身は忘れました。今度読んでおきます。
時は23世紀。遺伝子操作が可能となり、すべての病苦は克服され、人々は自由を享楽していた。だが、このユートピアのような地球社会に、反逆を挑む集団があった。自らを<生き残りクラブ>と称するかられの目的は、より機能的な社会を作り上げること。四世代以上にわたる遺伝子操作の結果生まれたエリート種の一人でありながら、現状にあきたらぬ若者ハミルトン・ノェリクスは、次第にその運動に巻き込まれてゆくが・・・。
「あたしのパパが作ったタイム・マシンを見せてくださる?」−僕の必死のプロポーズに、彼女は笑ってそう答えた。だがそれは単なるタイム・マシンではなく、多元宇宙を自在に往来できる連続体飛行機だった! この画期的発明を狙う謎の異星人に新婚早々殺されかけた僕らは、この飛行機を駆って時空を超えた逃避行へと旅立ったのだが・・・。
あたしの名前はフライデイ。職業は戦闘伝書使、秘密文書を正確かつ迅速に運ぶのが任務。でも、この仕事は危険がいっぱい。先日も謎の武装集団に捕らえられ、手ひどい拷問を受けたばかりだ。早く休暇を取って、ニュージーランドに住む3人の夫のもとに帰りたい。だけど、彼らはどう思うだろう?あたしが遺伝子操作で作られた人工人間だとしったら・・・。彼の作品にしては珍しく女性が主人公で一人称で語られる話。面白かったです。
牧師アレックスは南の島で地元の火渡りの儀式に挑戦して気を失い。目覚めると見知らぬ世界にいた・・・。聖書ヨブ記を題材にコメディタッチに描かれています。神と悪魔の間の賭けに翻弄される主人公アレックス。次々に苦境に立たされるが彼の信仰は揺らぐことなく持ちこたえるのか・・。身ひとつで見知らぬ土地に放り出されるたびにアレックスは仕事(ジョブ)を探します。ヨブの綴りはJOB。しゃれがきいてます。神とは悪魔とはなにかについて考えさせられる。面白い話です。聖書の知識が無くても十分に楽しめました。
ハインラインの遺作となった最後の長編です。まだ読んでません。もう彼の作品が読めないとは悲しいですね。
ジョーンは驚くべき能力を身につけた。読心能力はもとより、コンピュータ顔負けの能力、はては透視能力まで・・・・。しかもジョーンは、大学教授フィルとベンとともに、その能力を理論的に開発したのだ。だが、その理論を公表しようとした三人に襲いかかる恐るべき運命とは?表題作のほか異次元へ自由に移動できるようになった教授と学生たちの奇妙な冒険を描く「時を越えて」など、巨匠の四中短編を収録する傑作集。
自分の尻尾を無限に飲みつづけるギリシャ神話の蛇のように、めぐりめぐる航時局員の活躍は?タイム・パラドックスものの傑作として名高い表題作のほか自分の職業を思い出せない男ホーグ氏の行動を探るうちに、思いもよらぬ事件に巻き込まれてしまう私立探偵夫婦の冒険を描く「ジョナサン・ホーグ氏の不愉快な職業」など、近未来を舞台とする6篇の短編集。
月へ行くことに取り付かれた男デロス・D・ハリマンが、月探検計画を推し進めるために打った、一世一代の大博打・・・・それは月を売ることだった!? 月開発をめぐって繰り広げられる悲喜劇を軸に、一人の男の真摯な生き方を描く「月を売った男」はじめ、宇宙ステーション建設に携わる宇宙の荒くれ男たちが直面したとんでもない事件をユーモラスに綴る表題作「デリラと宇宙野郎たち」、原子力発電所が抱える今日的恐怖を鋭い問題意識で浮き彫りにした「爆発のとき」など、透徹した洞察力と確固たる史観をもって築き上げられた<未来史>シリーズの根幹をなす中短編5編を収録!
盲目の吟遊詩人ライスリングが歌う「地球の緑の丘」の調べは、宇宙を行くものすべての上に、切々たる望郷の念を呼び起こすのだった・・。人類の、緑なす地球への思いを余すことなく描ききり、名作の誉れたかい表題作をはじめ宇宙に進出し始めた人類の夢と希望と冒険を綴る、ハインライン中期の傑作短編11編を収録。
アメリカ合衆国全体が、一人の予言者による専制政治下にあえぐ近未来。惑星間旅行は中断され、きびしい検閲制度のもと、社会は予言者とその側近に操られていた。しかし自由を求める人々は、カバル党という地下組織を作っていたのだ。なんとしても、この専制政治を打破し、個人の権利が保障される社会を打ち立てなければならない!
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