ツーバイフォー(2×4)住宅

名称と工法 歴 史

構造材の断面サイズが、2イン×4インチを中心とする6種類の規格化された部材を組んだ枠組に、構造用合板などを打ち付けて面を作る事から、2×4住宅と言われる。床面、4つの壁面、天井面の6つの面で支える一種の箱を組み立てる構造がツーバイフォー工法です。
(実際の寸法は水分の調整などにより38×89mm)の製材が最も多く使用されている。
建築基準法等では「枠組壁工法」と言い、北アメリカでは「プラットフォーム・ウッド・フ レーム・コンストラクション」と呼ばれているそうです。

19世紀初めのアメリカ開拓史の時代に、北アメリカで生まれたバルーン工法(土台から2階まで通した柱に、床、壁を取り付けてゆく工法)と呼ばれるものが原型と言われているそうです。バルーン工法が日本に伝わったのは、明治初期頃、札幌時計台もこの工法で建てられているそうです。
その後、合板の量産化に伴い、20世紀の初期からバルーン工法より合理的なプラットフォーム工法と呼ばれるものに変わってきました。現在、北米の木造住宅の95%以上がこの工法で建てられているそうです。そして、その工法はカナダ、オーストラリア、ニュージーランドと施工範囲はどんどん広がりつつ有り、韓国 中国の建築家達も、数多くアメリカを訪れ研究しているそうです。日本だけではなく世界中に広がるのは、やはり2×4工法には多くの利点があるからですよね

特 長

地震、台風に強い 耐久性に優れている

壁や床、天井が一体となって組み立てられた箱形構造のため、外部からの力を各面に分散させることから、住宅の強度が大きく、地震や台風に対して強いです。
1964年のアラスカ大地震(M8.5),1971年ロスアンゼルス大地震(M6.6)などの惨事を基に地震多発地帯で高められた、優れた耐震設計の基準が日本のツーバイフォー住宅にも直接生かされています。
阪神大震災でも被害規模は最小で押えられ、巨大地震にも耐える安全性が実証されているとの事。

ツーバイフォー住宅では、すべて乾燥材(含水率19%以下を使用しているので、施工後も狂いにくくなっている)強度、品質ともに保証された材料で建てられ、土台部分の木材は防腐防蟻剤を加圧注入して処理。更に地盤にはコンクリートを打ち込む事で、地盤からの水分蒸発に対応している。
また、安全性を確保するために、枠組材、壁、床及び屋根に用いる面材、釘の品質はそれぞれ日本農林規格(JAS)または日本工業規格(JIS)に適合したものが使用されたもの、構造材は2×4インチの規格化された製材の為、安定した品質の製材が供給されます。壁組、小屋組などは工場でできるため、天候の心配もさほど無く工期は軸組工法に比べると短かくなる
遮音性が高い  火災に強い
 
気密性が高いので、そのまま遮音性にも優れた住宅です。
吊り天井構造により、上下階の音の響きを押え、更に石膏ボード、断熱材、空気層、外壁など二重三重の壁が外界との音を遮断してくれるます。
壁内に筋かいなどがないことから、外壁・天井・床などの要所に比較的容易に断熱材を取り付けることができ、家全体を包み込む事により室内の熱を逃がさず、寒気の侵入を防止し気密性を高くする事ができる。

      注意点


気密が高い事から、内部に湿気を閉じ込めてしまう為十分な換気が必要。
面で支えているため、開口部分広く取れない。また、将来の部屋の大きさの変更は前もって予定してから建てないと増改築は難しい