ブラック・ジャック
手塚治虫漫画全集(講談社)
1巻
全身傷だらけの天才的外科医ブラック・ジャック!
その驚異的なメスさばきは、つぎつぎと不可能を可能にしていく!
現代社会にするどくメスを入れる医学ロマン!
昭和52年第一回講談社漫画賞受賞作品!
2巻
モグリの医者とののしられながらも、メスをにぎっては世界一の天才外科医!
黒いマントにやさしい心をかくし、ブラック・ジャックは、きょうも不可能を
可能にする!!
人間の生命の意味を鋭く問う珠玉の感動編、第2弾!!
3巻
とほうもない手術料を取る悪徳医師ブラック・ジャック。
だが、真の顔は、深いやさしさをクールな表情にかくした天才外科医だ!
いま、ブラック・ジャックのかくされた過去があかされる!
感動の医学ロマン、第3弾!!
4巻
黒いマントに身をつつむ、天才外科医ブラック・ジャック!
悪徳医師とののしられようと、自分の信じる道を行く!
感動の医学ロマン、第4弾!
ブラック・ジャックの父親が登場。彼の生い立ちが明らかにされる!
5巻
生命の不思議に挑戦する、天才外科医ブラック・ジャック!
その奇跡的なメスさばきが、ピノコの愛情が、ドクター・キリコとの奇妙な友情が、
いま、さまざまなドラマをうみだしていく!
好評シリーズ、第5弾登場!
6巻
天才外科医ブラック・ジャック!
神か、悪魔か、その驚異のメスさばきは、次々と不可能を可能にかえていく。
そして今、黒いマントがひるがえるとき、またひとつの奇蹟が生まれる!
大好評の医学ロマン、第6弾!
7巻
黒いマントとつめたい表情にやさしさをかくし、悪徳医師とそしられようとも、
黙々と奇跡のメスさばきを見せるブラック・ジャック!
天才外科医と患者のドラマをとおし、現代の愛とは何かを問いかける
医学ロマン、第7弾。
8巻
むなしくはないのか、悲しくはないのか!?
限りある命の掟に挑戦して、今日も孤独のメスをふるう天才外科医
ブラック・ジャック。
彼にはその疲れた体を横たえる、安らかな眠りの場所さえもない……。
好評の第8弾!
9巻
生命の神秘に挑み、今日も不可能とされた治療にとりくむ医師、
ブラック・ジャック。
彼の指先に銀色のメスが握られた時、またひとつそこに奇跡がうまれていく……。
異色のヒーローを中心に医学の世界を描く問題作!
10巻
その悲しい過去ゆえに、生命のとうとさを誰よりもよく知る男、
ブラック・ジャック。
マントにつつまれた彼の体には、忘れようもない深い傷痕が
きざみつけられている……。
医学の世界を描いた異色ドラマ、好評の第10弾!
11巻
角膜の移植手術を受けたその日から、少女の瞳には、見知らぬ男の姿が
焼きついたように浮かびあがってくるのだった……。
生命の謎に挑む医師、ブラック・ジャックの活躍を描いた異色のドラマ。
堂々第11巻の登場!
12巻
遊ぶ金ほしさにブラック・ジャックの家へ押し入ったコソ泥の源さんは、
ひょんなことからピノコを誘拐するハメに……。
手塚漫画でおなじみのキャラクターたちがくりひろげる涙と笑いの
ヒューマン・コミックス!
13巻
学界の反感をよそに、ブラック・ジャックの名声はますます高まり、
評判を聞いたA国の皇帝、ブリリアント三世の御前で手術を行うことになった。
しかし、権威を嫌うブラック・ジャックは……。
好評のシリーズ第13巻!
14巻
ブラック・ジャックの助手であり、娘であり、恋女房(?)である少女ピノコ。
彼女の出生の秘密を描いた「畸形嚢腫」他、生命の神秘に光をあてる10編の
エピソードを集めた異色の医学ドラマシリーズ、堂々14巻刊行!
15巻
失踪していた父の急死、そしてその遺産をめぐって起こる
醜い争いに巻きこまれたブラック・ジャック。
なぜか親族会議に固執する彼の真意はなにか!?
生命の神秘に光を当てる異色の医学ドラマ、好評の第15巻刊行!
16巻
アフリカの奥地で”ブラック・ジャック病”と呼ばれる奇病が発生した!!
学会誌でこの病名を知ったブラック・ジャックは、その由来を知るために、
ガボンの診療所を訪ねるのだが……。 話題の医学ドラマ、第16巻刊行!
17巻
吹雪の荒れくるう冬のアラスカで、高名なバイオリニストのモロゾフ氏を乗せた
ジェット旅客機が遭難した!!
偶然その機に乗り合わせていたブラック・ジャックは、
氏の手術を依頼されるのだが……。 シリーズ第17巻刊行!
18巻
ひょんなことからブラック・ジャックのもとへころがりこんだ自殺志願の少年。
あくまで自殺を遂げようとする少年の態度にあきれたブラック・ジャックは……。
”小うるさい自殺者”ほか10編の傑作を収録した珠玉の作品集!
あとがき
ブラック・ジャックについて、裏話をいろいろかいてみましょう。
まずいちばんよく聞かれるのは、どこからああいった設定を考えついたかという
質問です。
この漫画は、もともと五回ほどの短期連載の予定で、編集部からもそういう
希望だったのです。
だから、五回でブラック・ジャックの身の上や、性格なんかかきつくせるはずが
ありません。
五回とも、「この医者は、どこかでメスをふるって奇跡をおこしているはずで
ある……。」といった調子の終わり方をし、謎に包まれた怪人物のまま消える
運命だったのです。
あの向こうキズはおろか、顔の色がちがう点や髪の毛が白黒だったり、
時代おくれの蝶ネクタイにマントのいでたちだったり、なぜ大金をとるのに
あんなオンボロ小屋に住んでいるのか? ということなんか、これっばかりも
理由を考えなかったのです。黒に白がまざる髪の毛なんか、最初はただの光の
ツヤだったのです。
ピノコとかキリコとか、本間教授とか女医の桑田このみとかは、そのつど
いちいち加えていったキャラクターでして、物語の最初からきめられていた
ディテールではありません。こういった読み切り連載ものでは、そういう用意は
ほとんどなく、いきあたりばったりできめていくのです。
ブラック・ジャックの身の上だってそうです。あの設定は、すこしずつ連載を
追うごとに考え出していったのでして、ときには時間的、画面的に
くいちがっていることもおこります。
また病気の名や、治療法もいいかげんなものでして、まったく架空の病気だって
まじっていまいす。
あるとき、東大医学部の学生の活動家グループがぼくに、「そんなでたらめを
かくのなら、漫画家をやめちまえ。」と、どなったことがあります。
東大の医学部とかなんとかいったって、まったく幼稚な連中です。
でたらめなことがかけない漫画なんて、この世にあるものでしょうか。
19巻
生まれつき歩くことのできない少女の夢は、空高く飛ぶことだった。
天才外科医・ブラック・ジャックは、少女に幸福な人生を送らせるため、
少女の腕を翼に変える。
だが彼女が最後に望んだことは!?
ファン待望の第19弾!!
20巻
ブラック・ジャックは、小学校時代の親友・間久部緑郎に七年ぶりに会った。
暗黒街の皇太子と呼ばれる間久部は、国際警察から追われる身だった。
間久部に指紋を変えるよう頼まれたブラック・ジャックは、手術をするが…。
21巻
ブラック・ジャックの指が突然、動かなくなった!!
外科医として致命的な出来事に、わらをもつかむ思いで
精神科医・浅草上乃の診察を受けた。
浅草は原因を調べるため、ブラック・ジャックの過去を探ろうと
催眠術をかける!!
22巻
ブラック・ジャックのもとへ、綿引博士の妹がこっそりと博士の手術の依頼にきた。
ガンの特効薬でノーベル賞をとった博士は、皮肉にも食道ガンに冒されて
いたのだ!!
ブラック・ジャックはその秘密を、新聞社にもらすが…。