火星の環境
(地表がこのように赤いのは、紫外線が土の鉄分を酸化させるため)
このような厳しい環境を地球と同じようにし、人類が移住できる環境を造りだすことを、「テラフォーミング」という。


火星(左図)は、大きさが地球の約半分で半径3400Km、表面積は地球の4分の1、質量10分の1の惑星である。1日の長さ(自転周期)は24時間39分と、地球とほぼ同じ、しかも太陽系の惑星の中で唯一、透明な大気を持っているため、地球によく似た星だと言われている。しかし気温は平均でマイナス58度、0度以上になることさえ非常に少ないという極寒の地である。
しかも下図のように、地表はごつごつした岩が転がり、微小の砂粒が嵐によって巻き上げられると、秒速100m以上の砂嵐が頻繁に起こる。また、地球のようにオゾン層がないために、紫外線が弱まることなく地表に到達する。したがって、地球的な生命が生存するには、厳しい環境だといえる。