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ノート :
喀痰0.2CCから抽出した結晶で、この検体の結石分析をSRLに依頼し、シュウ酸カルシュウム結晶と判明しました。
検討当初、麹カビはタンパク分解酵素を産生し、タンパクをアミノ酸まで分解することができる点と臨床検査提要の喀痰中結晶形態がチロシンに似ていたことから、この結晶の成分をアミノ酸の一つであるチロシンと考えていました。しかし、麹カビは同時に糖分解酵素により多糖類を分解し、アルコール、酢酸やシュウ酸をつくることができ、生体内ではシュウ酸は毒物であり、安全なシュウ酸カルシュウムとなることがわかり、さらに、酸にもアルカリにも不溶性のシュウ酸カルシュウム結晶がどのようにしてできるかを推論しました。その点についての詳細は論文をお読み下さい。