せっくす!〜倉田佐佑理〜


「ぼいーん、たっち☆」
「いやぁ〜ん」

口では拒みながらも、逆に胸を差し出す佐佑理。
隠微な笑みを浮かべて、祐一を誘う。

「あははー、祐一さんのえっちー」
「げへへ…よいではないか、よいではないか」
「あ〜れ〜」

それは、背徳の官能。
友を偽り、恋人を裏切り、欲望のおもむくまま、身をまかせる二人…

「こんな佐佑理にしたのは、祐一さんじゃないですかー」
「いやいや、佐佑理さんに素質があったんだよ」
「やーん、そんなやらしい子じゃありませーん」

互いの罪を問いながら、それを媚薬に変え…

「佐佑理さん、ノリいいねー」
「あはは、舞だとこうはいきませんよねー」
「ああ。あいつカタすぎて」

いたずらっぽく微笑む少女。
普段の優等生の仮面を脱いだ魔女が、そこにいた。

「川澄の 水の清きに住みかねて にごりし水の 倉田恋しき〜
  ――ってところですかー?」
「うまい!」

誘いに応えるかのように、少年の腕が胸元へ伸びる。

「山田クン、佐佑理さんのブラジャー1枚とってあげてー」
「いやーん☆」



そして、刹那の宴は続いていく…
いつまでも……



  (おしまい)





あとがき

日本人の性の不毛さへの挑戦…って、このコピーどこかで見たような…(笑)





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