せっくす!〜保科智子〜



生まれたままの姿で、抱き合う若い二人。

「あ…藤田くん…」
「委員長…」

秘所をまさぐり、あえぎながら互いを呼び続ける。
恋人同士のささやきは、どこまでも甘く…

「ん…」
「ふふ、カワイイぜ」

濡れた音が少女をさらに火照らせ
少年の欲望を掻き立ててゆく。

「…あ…そ、そこ…」
「どう? どんなカンジ?」

いじわるっぽく微笑んで、問い掛ける。

「…ん…」

少女は身をもだえながら答えた。

「ぼちぼちでんなぁ…」













  数年後――


「昔…東京モンと付き合うたことがあったけどな…アカンかったわ…」

両切りのショートホープをくゆらせながら、智子は後輩になげやりに語った。

「やっぱり…違うんやな…」
「へぇー」

そないなもんですかと首をかしげながら、レモンティーをすする少女。
それを見つめながら、いつもの癖でフンと鼻を鳴らした。

「ま、みっちゃんはずっと関西育ちやから分からんよ」
「はぁ」
「今風に言うと…"文明の衝突”ってやつや」
「ふーん」



   (おしまい)





あとがき

たぶん宇宙世紀になっても、理解しあえないんでしょうね。
くわばら、くわばら(笑)




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