チャレンジャー
ハドソン 1985.10.15 アクション

名曲は死なず

記憶に残るゲームの条件はアクションやストーリーだけではない。あの印象に残る音楽ほどファミコンの雰囲気をかもし出すのに重要なものは無いのだ。
初期のファミコンは3種類の短形波(いかにも電子音のピーって鳴るやつ)とノイズ(テレビの2CHつけるといつでも鳴ってる)の計4種類。音階を制御出来るのは、短形波のみなので、3和音の携帯電話の着メロ並みの低性能です。
この寂しいシステムで鑑賞に耐える作品を残すには、かなり作曲の技術が必要と思われます。
さぁここで、本作。チャレンジャーの登場です。このゲームのBGMを忠実に譜面に直して見てみたことがあります。(衝撃!)
要は、3音しかでないので、メロディやらベースやらを1パートで何役かこなしている状態でした。 つまり、3ピースのパンクバンドが3人とも2種類の楽器を弾いているような感じ。もしくは3人だけで衣装を着替えながら芝居を一幕演じる感じ。だから忙しいんですよこれが。文字通り「譜面が踊る」構成でもって成り立っている本作のBGMは間違いなく名曲!
この頃のファミコンミュージックは名曲が多いです。貧弱な性能で楽曲として充分な作品を作り上げるための作曲(またはアレンジ)の技術も去ることながら、むしろハングリー精神がビシビシ伝わってきて感動のあまり死にそうです!
そうだ!この音数少なめ、しかも電子音。これは!これは!まさにミニマルテクノなんだ! でもここで熱く語っても文字なので伝わらないのが寂しいッス。




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