トップページに戻る            月と太陽 月と太陽の色の話

今回も光の象徴、太陽と月の話題を中心に、脳のお話をお送りいたします。

■ 月と太陽は何色?
 日本の子供たちの絵は、太陽を赤く月を黄色に描きます。国旗も太陽を象徴する赤ですし、歌にも真っ赤な、と表現をしています。
このような感覚がどこで生まれたか、よく考えると不思議です。眼で直接、見ることが出来る太陽は、オレンジか黄金色の朝日、夕日です。
昼間は眩しくて見ることが出来ませんから、朝夕の色の印象を、太陽の色としたか、太陽→火→赤という観念的なものかもしれませんね。

 ゴッホの絵などには、黄色が使われています。絵を見る機会があったら、太陽がどんな色で描かれているのか見るのも面白いと思います。
特に世界各国の子供が描く太陽ってどんな色なんでしょう。文化の違い、宗教観の違いなど様々な要因があると思いますが、
皆さんが子供の頃は、何色で描いていましたか?

 さて、月は黄色という印象が強いのですが、時々赤い月も見えます。これは汚れた空気に波長の短い光が遮られ、波長の長い赤を見るからです。
地平線から離れた月は白っほく感じますがどうでしょうか。月の反射率は7%程度だそうですから、月の表面に独特の色でも、
ないかぎり、だいたい太陽の色だと思って間違いないでしょう。明るさは満月でも太陽の約1/50万ですから、眼で直接観察できます。
■ 月の錯視
 ところで、冬の月は天高く、見上げるような位置にあります。高度の高い冬の月は、よけい寒さを感じる青白い色にさえ見えます。
夏の月は高度も低く、月明かりが部屋の奥まで差し込みます。お月見などには風情があって、ちょうどいい具合です。
逆に冬の日差しは部屋の奥まで届き、夏は高度が高くひさしに遮られ部屋の中まで差し込みません。地軸の傾きが演出する巧妙な仕掛けです。

■ やすらぎの色、たき火
 冬の月のように色によって、暖かさや冷たさを感じます。また照明の色や位置によっては、ストレスを感じることもあります。
経験や環境によって違いますが、一般的に頭上にある白色照明は、昼間の太陽と同じで、無意識のうちに緊張状態になっています。
暗闇は、もっと緊張した状態になる事は経験があると思います。囲炉裏の火、たき火の色は、暖かさと安らぎの色で、
旅館などの、くつろぐ場所では、こうした照明の工夫がされています。

■ 月の錯視
 最近はキャンプファイアーでもないかぎり、たき火などできませんが、たき火には、普通の照明にはない点がいくつかあります。
足元にあるのと、火がゆらぐというのがポイントです。
 足元の灯りは、リラックスした状態で見られる位置にあります。人の眼は左右にはよく動きますが、上下には動きにくいのです。
少し下を見るときは自然体ですが、上を見るには努力が必要です。無意識に上を見るとき、眼球だけでなく体の各部分を使っています。
首の筋肉を使い、上まぶたを開き、同時に眼球を動かします。皆さんも試しに、ちょっと上を見てみましょう。
どうですか、自分ではわかりませんが目の開口面積も大きくなります。

■ ゆらぎ成分
 もう一つの、揺れる炎と眼には面白い関係があります。人の眼は、変化のない光に反応しなくなります。
こうしたことが顕著なのは、カエルが虫を捕らえるときにみられます。虫が動かないと全く見えず、捕獲できないのです。
何気なく見ている視野の片隅に、なにかが動くと反応し認知出来るのは、進化した人間の視覚にも、同じことが言えるのです。
ちらちらと動く炎に人は意識し、やすらぎとは反対のように思いますが、この『ゆらぎ』の周波数成分が人にやすらぎをもたらすように思います。
ゆらぎのパワースペクトラムが、1/fゆらぎ、という成分であれば、そよ風や、川のせせらぎのように、癒しの効果が期待できます。
自然界の現象は、1/fゆらぎ成分が多く、電器製品でもこの機能を、付加させた扇風機などが発売されたことがあります。
この1/fゆらぎ、という言葉もブームが去ったようです。

■ 体全体のセンサーで見る
 さて、視覚は脳に記憶された情報を引き出し組合せて判断します。記憶だけでなく体からの情報を使い、総合的に見ています。
歩いているとき、視野に入る全てのものは網膜上で動いているのに、静止しているものは、静止しているように見えます。
当り前のようですが、脳の中では複雑な情報処理が行われています。
 脚を使って自分が動いている情報と、大地やこれに根ざしたものは、動かないという記憶から、止まって見えるのです。
駅ですれ違った電車が静かに発車したときなど、電車に座っていると、一瞬どちらが動いたのか、判断できない事があります。
座っていると、自分は止まっていると脳が錯覚するのです。しかし、筋肉の動きの情報がなくても、モーターの音や振動を感じて、
瞬時に総合判断しますから、長く混乱する事はありません。

■ 脳の活性化
 頭が混乱するのは、経験のない事に出合ったときに起こります。パニックを避けるためには、様々な体験、経験が必要ですし、
こうした体験を通して、脳の活性化が行われます。脳の活性化とは、使っていない所を使うリハビリみたいなものですね。
体験の一つとして眼を動かす事も、とても大切な事!動かしづらい上下に動かすと、脳にとって使わない所を使う事になり、
活性化につながり、ボケの予防にもなるというわけです。ただ漫然と上下に移動させるのではなく、しっかり見る事が大切です。
なれてきたら、スピードを上げていくのが活性化のコツです。
そういえば、漢字文化圏では縦書きが多いですね。案外、横文字の文化圏より脳が活性化されているかもしれません。
本をよく読めばの話ですが・・ 


 土俵の青房は北東の方角に下がっています。キトラ古墳の青龍、朱雀など、青や赤を次回のお話にいたしましょう。
風水の話題ではありませんが、・・どうぞお楽しみに!

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目次
01 月の不思議   月と太陽  03 方角と色  04玄関と黒  05 眼の錯覚

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