ボタン

ライン


手術体験記

手術後
3ヶ月経過
レポート


RK手術
について


手術を受けた
病院の紹介


ライン


リストマーク 手術体験記 リストマーク

※年を記していませんが、すべて1997年です。

リストマーク  10月15日(水) 手術まで5日 期待感高まる

 いよいよ来週の月曜日(20日)が手術日。
 その日まで準備すること、用意するものなし。指定の時間に行けばいいだけなので気が楽。手術といっても15分程度だというし。
 ただ、手術した日は入浴禁止なので前日は必ず風呂に入っておかねばならない。
 今しているメガネももうすることがないかもしれないと思うと少しだけ淋しい。今まで献身的に支えてきた古女房を捨てて若い女に走るような気分だ。ちょっと後ろめたさを感じないでもない。
 残っている使い捨てコンタクトレンズも不要になると思うと、こちらはもったいない気がする。もっと使っておけばよかった。
 しかし、メガネやコンタクトレンズの手間とはもうおさらばだ。他にも楽しみなことが多い。
 様々なサングラスを楽しめる。サングラスをするためにコンタクトレンズを入れる必要もない。
 それにスキーや自転車でコンタクトレンズが飛ぶこともなくなる。(使い捨ての)コンタクトレンズをしてゴーグルをかけたスキーで筆者は何度かコンタクトレンズがはずれたことがある。コンタクトレンズとサングラスで自転車に乗ったときにもコンタクトレンズが飛んでいってしまったことが何度かある。どちらも隙間から入ってくる風圧が原因とみられる。まっすぐ風が当たるよりもはずれやすくなるのだろう。一体いくら損したのか?
 メガネがなくてもよく見えていたのももう20年くらい前のことになってしまった。当時はそれが当たり前だっただけにその感覚をよく覚えていない。それが今度はよくかみしめることができる。ありがたく享受しよう。

ライン

リストマーク  10月19日(日) 手術前日 目薬をさしておく

 今日は手術のために目薬を1日4回(朝・昼・夜・就寝前)さすことになった。
 あと、明日起きてから1回させばそれでOK。
 忘れんぼの筆者にはうるさい作業だが、まあこの程度なら許してあげよう。
 手術前にしたことといえば、検査を受けたこと(正味2時間)とこの点眼だけだ。大した手間がかからず大変よろしい。

ライン

リストマーク  10月20日(月) 手術当日 手術の顛末

 いよいよ手術日。
 朝起きてお約束の点眼を済ませる。忘れないようにテーブルの上に出しっぱなしにしておいた、正解。
 朝食を終わらせ、アンパンマンのビデオを見ていた息子をなだめすかして保育園に連れていく。保育園の送りから帰ったら速攻で支度をしてあわてて飛び出す。
 埼京線、中央線を乗り継いで11時少し前に清水眼科着。
 受付で「今日は手術日なので診察は午後からになります」と一般患者と間違われる。「その手術なんです」「あ、ごめんなさい」も、これはご愛敬。
 手術着を身にまとうため更衣室へ。上着を脱いで青い手術着に袖を通し、メガネや時計をはずす。
 その後、何かよくわからないけど点眼を2回したのち、肩に安定剤を注射。これが痛い。針を刺した瞬間は普通の注射。それから薬液が入ってくると「ずんずん」痛みが増す。これは夕方まで痛かった。
 10分位して手術室に「どうぞ」と呼ばれる。この時には安定剤が効いたのか、「ぼーっ」としはじめていた。
 手術台に横になると心電図のセットをされる。
 茶色い消毒薬をホースから流れるように「じゃばじゃば」と目に注がれる。「しみますよ」と言われたがその通りだった。しみて目を開けていられない。そのあとに「しみませんよ」と無色透明の液体をやはり流される。水みたいだったけど、そんなわけはないだろう。これで少し落ち着いたけど、まだ目はしみている。あまりの「しみしみ」に涙がこぼれる。
 さて、手術は左目から。
 粘着剤のついたビニールのシートを顔に貼る。手術の際に患部だけ出すでしょ。あれの目版と思ってもらうとわかりやすい。顔に接着して目だけをあらわにするようなものだ。
 機械が顔の上にやってきて左目に光を当てる。丸い光の中に赤い点が浮かび、「ここを見てください」と指示される。あまり目を動かすのは危険と聞いていたので、なるべく指示に従うようにするが、まだ少ししみているのと遠慮なくいじくられるのでなかなか大変。12年前に足の手術でも経験したが、手術というのは腫れ物に触るように優しくするものではないのが当たり前のようだ。
 麻酔で少々自由が奪われた目をしっかり見開くように何かの機械で強引に開かれる。むむー、これも痛い。何か痛いことが多いぞ。
 切開を入れるためのガイドを目に押し当てられてまた痛い。切開しているときは痛くなかったがこそばゆいような感じで反射的に目を閉じたくなるが、その自由は奪われているので我慢。我慢することも多いぞ。
 切開は8方向に入れるのを知っていたので、ガイドを押し当てられる痛みの中、8本の線を冷静に数える。45度ずつ角度が変わるのも把握できた。
 8本目の線が終わったときにはホッとするよりも、これがもう1回あるのかと気が遠くなった。
 我慢の中、右目も終わって先生に「面白い経験だったでしょ」だか「貴重な体験だったでしょ」とか声をかけられたけど、虚脱感で応えられず。その言葉だって正確に覚えていない。
 
手術台を起き上がると、まだぼーっとしているがよく見える。おおー、これがRK効果か。
 あらためて視力を測り、薬を2錠もらって飲み、簡単な診察をして着がえの許可がおりて終了。
 
医院に到着後ここまでで約1時間30分
 終わってみると簡単で楽勝。
 
保護のためコンタクトレンズを明日まで入れているが、目が乾燥してあまりいい状態ではない。徹夜した後の目の「しょぼしょぼ」の強烈な感じだ。筆者はコンタクトレンズ時代よくこんな状態になっていた。もともとコンタクトは好きではないし、早く終わってほしい。
 よく見えるようになったのも、まだ今日のところはそのコンタクトレンズで見えているような感覚だ。
 コンタクトは明日はずれるのでRKの本当の効果を実感できるのはその時になってからだろう。明日はコンタクトをはずすだけでなく術後の診察もある。今週中(木曜か金曜)にもう1回診察がある。
 その後はいつ行けばいいのか知らないので聞いておかなくては。
 このように
楽々でいけた術前に比べ、術後は結構大変だ。
 何せ今日は風呂に入るだけでなく洗顔もダメ。ジョギングも3日は禁止されてる状態。
 2本もらった
目薬も1日4回欠かさずささなければならない
 まあこれも感染症にならないため。しっかりケアせねば。

ライン

リストマーク  10月21日(火) 手術翌日 さて視力は?

 子供を保育園に送っていく日課を終えて、清水眼科に到着したのは前日同様11時少し前。
 待合室はたくさんの人であふれていて驚いた。これまで来院した2回はいずれも空いているときだった。混んでるときはこんなに人がいるのか。比較的女性が多いようだが、よくみるとほとんど年配の人で残念だった(何しに病院に行ってんだか)。
 混んではいるが手術を受けた者は優先的に診てもらえるということで(本当は9時30分までに来てくれと言われていた)、すぐに名前を呼ばれる。
 まず、コンタクトレンズをはずし、機械で視力を測定したり、眼圧を測ったりした(「ピシュッ」と眼に空気を当てるやつ)。
 それから今度は機械ではなく人様で視力を測定してもらう。
 そして診察。
 
右目が少し傷ついていると言われる。でもすぐに「……大丈夫」と安心させられる(……の部分は、「傷ついたら大変なのか」とショックで覚えていない)。
 「点眼をしっかり続けてください」で終了。
 この日はわずか15分程度で終わった。往復2時間30分電車賃1080円もかけて来たのにちょっと拍子抜けしてしまう。でも、それは無事ということを表しているのだから喜ぶべきか。
 次はやはり木曜日か金曜日に行くことになった。

 さて、肝心の目の状態だが、あまりしっくりこなかったコンタクトをはずし大変爽快である。
 でも期待したほど見えてはいない。測定の結果は両眼とも1.0出ているという。
 もっと見えるもんだとばかり思っていた。今の見え方では0.5〜0.7くらいしか見えていないような気がしてしまう。
 しかし、裸眼で1.5とか2.0見えていたのは小学生のころだし、どれだけ見えれば『よく見える』状態なのかもう遠い過去のことで忘れてしまった。これだけ見えればいいほうか。
 そう思っていたが、
まだ視力は安定していなくてこれからまだ良くなるらしい。なんだ、期待しちゃうぞ。

 風呂はOKが出たが、まだ洗顔と洗髪が禁止。頭が脂っこくなってきて気持ち悪い。書いている方も読んでいる方も気持ち悪いな、こりゃ。
 しかしジョギングの方はしていいらしい。3日も走らないとそれまでの効果が薄れるので走りたかった。ジョギングのコーナーも作る予定だし。
 それから
眼のマッサージを指示されている。眼をまぶたの上からプニプニと10回くらい指で押す。これを1日3回やらねばならない。
 今のところ、してはいけないこと、しなければならないこととも大したことではないので、ずぼらな筆者でもこれならやり遂げられそう。


ライン

リストマーク  10月22日(水) 手術後2日目 慣れないメガネなしの生活

 今日は診察に行かなくてもいいので気楽。
 マッサージをやることと点眼を忘れないことだけに気をつける。

 朝起きてみると遠くが見える。朝のうちの方が視力がいいのか。
 RK(かPRK)の手術を受けた人の「朝起きたらコンタクトを入れているのかと思うほど見えてびっくり」という話を思い出す。この人は相当視力が悪かったのでそう感激したのだろうが、筆者は右目で術前に0.2あったのでそこまでの感動とはいかないが、やはり
メガネなしに見えるのは嬉しい
 ただ、すでに12年もメガネ生活だったので、CMではないが「メガネは顔の一部」になっていてメガネをしていないこの新しい環境も、ともするとメガネをしている状態と錯覚しやすい。
メガネをしていないことに気付くのは、ついメガネを直そうとしたり、はずそうとしたりする癖が出てしまったときだ。これにはつい苦笑してしまう。

 このホームページを見た清水先生からメールをいただいた。
 昨日の『今の見え方では0.5〜0.7くらいしか見えていないような気がしてしまう』というあやふやなことを書いたから、測定した視力を送ってくれたのだった。
 
術前  右 0.2 (メガネで1.5) 左 0.09(メガネで1.5)
 術翌日 右 0.7        左 1.2

 メガネをかけていた時分に比べ、見えにくいような気がしていたのは間違っていなかった。前にも書いたが、これからまだ視力はよくなるというので楽観してる。それにはマッサージが大切らしい。
 結構強めにプニプニしなければならないのだが、押すと眼が痛い(これは手術の影響だろう)。左目のほうが痛く、しみるような痛みで、10回もプニプニするとしみて涙が出る。これも世のため、人のため、眼のため。
 ジョギングは許されたが、洗髪はまだ禁止なので走るのはやめた。汗をかいた頭を放っておけるほど「無香料」の体臭ではないからだ。だんだん頭が臭くなってきたのでなるべく人前に出ないようにしよう。嫌いな奴には頭の臭いをかがせることにしよう。


ライン

リストマーク  10月23日(木) 手術後3日目 術後初の洗髪

 今日は朝から昨日よりも少し見えにくいような気がする。
 なぜだかここのところ
疲れ気味で、そういうのも影響しているのだろうか

 手術日から3日洗っていなかった髪を洗うことにした。
 といっても美容院に行ってシャンプーしてもらうことにしたのだ。理髪店(床屋さん)だと顔が下向きでシャンプーするけど、美容院は上向きで安心だもんね。でも決まってそうなのはなぜだろう。筆者は上向きはちょっと恥ずかしい。死人みたいにガーゼかぶせられるし。そのガーゼがまた幅が狭くて変だと思う。マエバリみたいで(何のこっちゃ)。
 美容院に行ってさっぱりしたついでに映画を観た。
 メガネのない状態で映画を観るのも久しぶりだ。常時メガネをかけるようになったのはおよそ12年前からだけど、メガネを作ったのは高校1年のときなのでもう18年も前のこと。このときから授業と映画はメガネをかけてだった。だからメガネをせずに映画を観たのは18年ぶりということになる(コンタクトして観たのを除く)。
 前述の通り、今日はちょっと見えにくいと感じていたので不安もあったが、映画館が小さい(浦和の映画館の紹介参照)おかげでクリアに見えて大満足。
 メガネなしの恩恵を感じるのはあとはスポーツのときだな。ジョギング・野球・スキーとこれから楽しみが続く。

 施術をしてくれた清水先生の話が「週刊朝日」に出ているということを教えてもらった。
 筆者のホームページを見るより近視矯正手術について端的に理解できるので興味のあるかたはそちらを読むことをすすめる。(今週号の134P)
 ちなみに
筆者の場合は仕事でコンピュータを長時間見るのと、早くに老眼が訪れるのを防ぐということで少し近視を残してある。その辺は週刊朝日でも説明されているとおりである。しかし、それでも1.0出るんだから大したもんだ、RKも。


ライン

リストマーク  10月24日(金) 手術後4日目 術後2度目の診察

 今日は朝からよく見える。

 術後2度目の診察に清水眼科に出かける。
 いつものように機械と視力表の2つで視力を測り、眼圧測定で「ピュッ!」と空気を当てる。
 眼圧はやや低めらしい。低いのは困ることなのかよくわからないが、
マッサージを10回から20回に増やすよう指示される
 
視力はなんと右が1.5も出ていた。よく見えたもんね。見え方もやっと見えるじゃなくてハッキリだったから、もし測定してたら2.0見えたんじゃないかと思うくらい絶好調だった。
 まだこの視力で安定するわけじゃないらしいけど、ずーっと続いてくれるようしっかり目薬さしてマッサージをしなければならない。1.5見えりゃ十分お釣りがくるからね。がんばりましょ。
 乱視は術前と変わらないということだった。乱視があると目が疲れやすくなるらしい。
 
念願の洗髪・洗顔も許しが出た
 ここまで美容院で洗髪とか、洗髪なしの入浴とか、中途半端だったけど、頭の先からつま先まで全部すっかり洗うのを5日ぶりにしてみると、風呂ってとってもさっぱりするもんだなと今更ながら実感。当たり前のことだったけど、これからは入浴できる幸せをかみしめながら風呂に入ろう(ちょっとオーバー)。


ライン

リストマーク  10月26日(日) 手術後6日目 マラソン大会10km出場

 ランニングの許可も得ていたので、北区のレースに一般男子10kmの部に出場。スタート時の天気は晴れそうだけど曇り。しかし川岸のコースで少し風があるため、目の保護を考えサングラスをする。汗が目に入るのもいけないかと用心してバンダナを額に巻く。
 
走っている間、目のことはまったく気にならなかった。苦しくて走ること以外に頭がまわらなかったという方が正しいかも。
 記録は48分59秒とランナーとしては平凡。自分としてはここまでの練習量からすれば十分だけど。

 帰る頃には秋の陽光が降りそそぐ快晴に。
 
帰途の車窓から景色を眺めるが、遠くがとってもよく見える。昼頃で陽が上からさし、陽を背にしていたので影になる場所がなくどこを見ても明るかった。だからか非常によく遠くが見えた。
 
3〜5km先のマンションで布団を干している家庭が何軒あるか数えられると思えたくらいだ。これならサンコンさんのように、みんなの見えない中「ほら向こうからバッファロー(あれ?アフリカにはバッファローはいたっけか?)来るよ」と先んじられそうだ。
 近視を少し残しただって?2.0以上見えているような感覚なんだけど。もし近視を残さないようにしたら3.0くらい見えちゃうんじゃないか。

 今日はまだ目薬1日4回に眼球マッサージを1日3回、1回が20回。
 今週中に1度診察に行かなければならない


ライン

リストマーク  10月31日(金) 手術後11日目 術後3度目の診察

 今日清水眼科に11時少し過ぎに着いてからいつものような診察が15分くらいで済む。
 機械で視力を測り、眼圧を測定し、視力表でもう一度乱視を含めて測る。
 視力表では絶好調。
両眼とも1.5がバッチリ見えた。6〜7割くらいの自信で見えるのでなく、間違いないと確信して言えるくらいだった。
 残念ながら2.0は見えなかった。
 最近安定して見えているので
常時1.5見えているということか。
 手術のすぐ後に「近視を残してあるから」と言われたものだから1.0程度の視力が出れば良しとするかと思ってた。ところがここに来てよく見える日が続いていたから、こりゃ期待以上に見えるようになったんじゃないかと嬉々としていたけど、それが実証されたわけだ。
 相変わらずマッサージを続けるよう指示された。1日3回、1回に20回ずつ目をプニプニ押す。最近ちょっとサボり気味で1日2回の日も。その代わりに1回30回行うこともあるけどそれで代用になるのかな。
 次の診察は2週間後に。

ライン

リストマーク  11月2日(日) 手術後13日目 ソフトボールの試合

 昼の11時からソフトボールの試合。今シーズンはもう試合が組まれないと思っていたので、RKのソフトボールでの効果を確かめるには来年になってからと少々残念に思っていたが、早くもそのチャンスがやって来た。
 今日の天気は晴れ。雨が全然降っていない乾燥した空気。
 ポジションはいつも通りレフト。ホームから遠い位置だがよく見える。バッターが興奮して鼻の穴が開いた様子まで見える(これはウソ)。メガネをかけていたとき同様かそれ以上に見える。それよりなにより、
メガネのない状態が動きをよくしてくれたような気がする。まだ、ついメガネを直す仕草をしてしまうが(笑)。
 RK効果か今シーズンさっぱりだったバッティングも3安打の猛打賞。飛んできたフライも(気分的に)余裕をもって処理できた。これは本当に
気のせいかもしれないが、動態視力がよくなった感がある
 ここ数年、走・打について歳をとったなあという失望感を味わっていただけに、何かプレーが若返ったみたいで嬉しい。まあ、これはジョギングの効果もあるのだろうけど。
 来週もう1試合あるから、これが気のせいでないか確かめるのが楽しみだ。


ライン

リストマーク  11月29日(土) 手術後40日目 術後5度目の診察

 ここのところ2週間ごとに診察。機械と人で視力を測り、眼圧を測定し、先生に目を診てもらうルーチンはずうっと変わらない。
 さて、目の状態だけどまったくおかしなところは無し。
 ただ、
視力のほうは一時(術後10日くらい)に両眼とも1.5見えていたのが最近は芳しくない。4回目の診察での視力は右が1.0で左はもう少し悪く、5度目の診察では右が1.2で左が0.9か1.0くらいだった。
 ここのところ
仕事が忙しくコンピュータを見続ける生活と外出の機会が減って、近くのものばかり見ているのが原因らしい。近くのものを見続けることで遠くに焦点が合いにくくなるということだ。先生にはしばらく遠くを見ていれば治ると言われた。
 だから朝起きたときは遠くがよく見える。ウチからは天気のいい朝は富士山が臨めるのだけど、はっきりくっきり見える。それが仕事をする時間とともに遠くが見えにくくなってしまう。
 もっとも、この現象はメガネをしていたときでも頻繁にあったことで、夕方に子供を保育園のお迎えに外へ出ると薄暮も影響して「見えにくいな」とよく実感したものだ。
 しばらく遠くを眺めることは未だ実践していないので効果のほどはわからないが、代わりに
目のマッサージをすると少し見えるようになるということを発見した。なぜかな?
 メスを入れたことで眼球の圧が変わりその結果焦点が結ぶようになったのがこの手術の効果だから(専門的にこの表現は正しいのかわからない)、マッサージをするというのはほんの少しそれと同じ効果を及ぼすということなのかもしれない。

 プレゼントを実施したところ多くの人にこのRKのページへの感想をもらった。確か日本は近視の人の率が他の国に比べかなり高い国なので、訪問してくれたゲストの中には自分が近視だからという理由で関心を持ってくれた人は多かった。
 その感想で最も多い(というよりはこれしかないとも言える)のは「
恐怖」と「心配」ということだ。
 目にメスを入れる「恐怖」と、一時期は良くても長い年月経過するとどうなのかという「心配」の2点だ。
 筆者が思うにメスの恐怖というのは目薬がさせる人ならまず問題なくクリアできると思う。麻酔をするので感触は残るがちょっと痛いだけで済む。直したいという強い思いで恐怖は克服できる。
 将来の心配については実を言えば筆者も持っている。すでに20年か30年は歴史のある手術であり、技術も進化しているだろうからあまり心配はしなくてよいのだろう。だけど人のやることに100%大丈夫はないように、この手術で100%目に異常は起こらないとはいいきれない。ただ、自分の理解する範囲で原理的にはたぶんその心配は杞憂に終わってくれるだろうという期待をもって、100%に限りなく近い成功を信じている状態だ。
 上の2つの感想がこの手術を高い壁にしている主な要因かというと、これに加えてもう一つあると筆者は思っている。それは「
費用」だ。
 現在コンタクトやメガネをしている人のそれにかかる費用は一体どれくらいになるのだろう。
 筆者のメガネ経験からすると、2〜4年に一度メガネを作り替えていて、それにかかるのは1万5千円〜4万円だった。平均的に3年に1度で2万5千円かかるとして、今後50年生きるなら約17個(単位は個なのか?)のメガネで総額42万5千円になる。これには老眼になった場合や紛失・破損を考慮していないので実際にはもっとかかると思われる。
 使い捨てコンタクトを常時使用の場合は年間で7万〜9万円くらいかかり(筆者が使い捨てコンタクトを使用していたのはメガネが主でスポーツ時に使用というケースだった)、いくら手間がかからないとはいえ現実的ではない。(ただし、今後普及とともに価格が下がるという期待はある)
 通常のコンタクトは新聞に入る広告チラシを見る限りは最近安いようだがこれでも年間で2万円くらいかかるだろう(メガネより交換サイクルは短いはずだし)。30年で60万円になる。
 手術費用は30万円〜かかるが、単純な比較では平均寿命分生きるなら、筆者と同程度(33歳)から若い人にはお得ということになる。もちろん手術で視力がよくなったからといって今後一切メガネが不要というわけではない。ある年齢からは老眼鏡が必要になるだろう。
 つまり現段階でもお得と思われる費用だけど、いちどきにかかるのと長いこと少しずつかかるのでは負担感が異なるということで二の足を踏む要因になる。高額賞品を購入するのにキャッシュで買うより分割で払ったほうが支払総額は多くなっても負担感がごまかされてしまうのと似ている。
 この話を始めればいつもそうなるように、
保険適用になって手術費用が安くなればいいという結論に落ち着くのだが、そうなったときに障壁になるのは先の2つの懸念「恐怖」と「心配」だろう。そしてそれは恐らく多くの人が克服可能な心理要素だと思う。