突然ですが、スダコ棟梁はまんしょんなんぞという代物を買うことになりそうです。
別に、だからどうだ、ってことはないのですが、所詮庶民の悲しさよ、当然のごとく住宅ローンを借り入れ、大手企業ならば何十億という借金を踏み倒してなおかつえらそーな顔をしていられるのに、何千万(うひゃーそれでもオソロシや)という借金にヒーコラ言わなくてはならない...大宇宙工務店も借金踏み倒せるほどでかくなりたいナァ...
そんなわけで、唐突ですが、マンション購入のあれこれを公開してみなさんに笑っていただこうという企画をスタートする事にしました。
それともうひとつ。スダコ棟梁とダンナスダコは夫婦別姓をやっています。これには、婚姻届を出していないいわゆる「事実婚」あるいは「内縁関係」という公然の秘密(こんな所に書いちゃったら秘密じゃないじゃん)があるのです。これが、マンションを購入する際の手続きになにか影響があるのか?これを同時進行的ドキュメントにて報告の予定。
まだ冬の寒さが厳しい頃、スダコ一家が借りているアパートの前の梨畑にいかにも工事が始まりますといわんばかりの囲みができたことが発端だったのです...
こういっては何ですが、スダコ一家は極めて真面目な勤労家庭です。なにしろ、夫婦そろって、お給料から所得税その他をひかれるだけでは飽きたらず、JRAや日本財団を通じて社会貢献をしてみたり、ダンナスダコに至っては毎日せっせとタバコを吸って体をこわしてまでお国の蔵にお金を納め、なおかつ旧国鉄の借金の返済を手伝っているのです。
そんな真面目な勤労家庭に、神様が恵んでくれたのが、年に一度、部屋の窓から見える花火でした。多摩川で打ち上げられる花火をクーラーの効いた部屋から眺めるのは、なかなか気分のいいものでした。
ところが、その目の前に何かが建つらしい。
ナンダナンダと囲いにとりつけてある看板を見るとどうやらマンションが建つらしい...おいおい、地上6階建てだって。だめじゃん、花火見えなくなっちゃうよ。この辺じゃ、賃貸かな?よっぽど引っ越ししようか。ちびスダコも大きくなって、いまのアパートじゃダンナスダコのガラクタも納まりきらなくなりそうだしねー。
そんな話をしていると、ダンナスダコが何処からか「これ、分譲マンションらしいよ」という情報を仕入れてきたのでした。ダンナスダコは賃貸暮らしはあまり好きではないようで、さっそく、看板に書いてある、デベロッパーらしき会社にアクセス。中心価格帯3400〜3500万円、平成12年中に入居予定...なんだそうです。ふーん。
スダコ棟梁、一応、学校卒業以来ずっとフルタイムで働いています。産休・育休で1年くらい休みを取ったことがありますが。
しかーし。どうしたことか、貯金なんてモノはほとんどなく、とてもとてもそんな、何千万なんて買い物はできるような身分ではありません。
良く言われているのが、お値段の2割の頭金を用意すべし、ってことです。そうだとすると、3500万円のマンションを買うとして・・・700万必要になります。それに、諸経費として3〜5%かかるとか。ってことはさらに150万くらい必要なわけです。
合わせて850万円かいー。ダンナスダコと折半としても400万円ちょっと...ワタシには関係ない世界の話だな、こりゃ。ここは万馬券狙いで行くかぁ(笑)
な〜んて言ってたら、ダンナスダコの様子がなんだかおかしい。夜中にインターネットで何やらあやしげなサイトをのぞいていたり、あやしげな資料を取り寄せたり...
何を始めるのか聞いてみたら、先物取引をやりたいんだそうだ。おいおい...そりゃー万馬券狙いより危なくないかぁ?馬券舟券買ってる分にはマイナスってのはないけど、先物はマイナスもあるんだよ。お金、払えなくなったってワタシゃお金ないんだから、何もたすけてあげられないよ。せいぜい、株じゃないの?多田建設の株がホントにタダになるくらいの話で済むんだから(ホントにあった話)。
しかし、おたく系のダンナスダコは、セコくても「マネーゲーム」をやりたいらしい。
自分のことは自分で責任取ってね。言っとくけど、誰も助けてあげられないんだからね。お金ないんだもん。
しかし、ダンナスダコは妙に自信満々で、今年中に一千万円儲ける、とまで言い出し始めた。
いくら何でもそこまでは行かないでしょ。元手がいくらあるんだか知らないけどせいぜい2〜3百万でしょ?(だいたい合ってた...良い読みしてたな。ニヤリ)ホントに一千万儲けたら、一生文句言わずにパンツ洗ってあげるよ。
なんて言ったら、本気になってしまったらしい。パンツくらいでムキにならないで欲しいんだけどなぁ。それに、いくらなんでも一千万は無理でしょ。でも、まあ、ホントに買えたら儲けもんだし、失敗しても自分の懐がいたむ訳じゃない、パンツ洗うのはいまでも同じだから、ワタシ的には損はないわけなので、だまって見ていることにしたのでした。
ダンナスダコは、凝り性というか、おたく系というか、とにかくひとりで訳のわからん数字を眺めてごにょごにょと何かやってるのが好きなようです。共通の趣味?に競馬があるのですが、スダコ棟梁はもっぱら馬を眺めて馬券を買うのに比べて、ダンナスダコはオッズを眺めて馬券を買うのでした。スダコ棟梁的には、そんな買い方しても面白くないじゃん、と思うのですが、まあ、それは人それぞれなので、せいぜい冗談めかして馬鹿にする(たぶん、トータルの収支ではスダコ棟梁が勝っているので)程度です。
そんなダンナスダコが先物取引なんか始めたらどうなることか...
予想できなかったワタシが甘かったのです。
ダンナスダコは朝も夜も、CS放送のマネー系ニュースチャンネルを流しっぱなしにするのでした。
スダコ棟梁は、野次馬精神旺盛なので、基本的にニュースは好きなのですが、どうもあのマネー系ニュースチャンネルは性に合わないのでした。
画面をいくつにも分割して、株価やら為替相場やら先物相場やらたれ流し状態でけじめがない! なにしろ、あらゆる情報が一気に流れ込んできて、しかも個人的にはほとんど興味のない、って言うよりは意味のわからん数値ばっかりなので、見ているともう、本当にイライラしてくる...
そんなわけで、スダコ夫婦の間では、チャンネル権をめぐる戦いが始まったのでした...なっさけナーイ
なんてことをやっているうちに、花粉も飛び去り、いつのまにか季節は夏へと移り変わっていくのでした。
唐突ですが、ちびスダコが通っている保育園では、毎年7月になると保育園の夏祭りをやります。昼は園児達が作ったおみこしをかついで商店街をねりあるき、夕方は園庭にやぐらを組んで盆踊りや模擬店で楽しみます。卒園生や近所の人もやってきて、けっこうにぎやかなお祭りです。
ダンナスダコが、おみこしのねりあるきの交通整理係をおおせつかり、気分が徐々に盛り上がってきていたころでした。ある日の夜、スダコ一家に一本の電話がかかってきたのです。
それは、ありがちな「マンション買いませんかぁー」という電話。もうじきモデルルームを公開するので近所の人にはぜひ来てほしい、近所の人には公開日の前日からモデルルームを公開する、先着順受け付けなので早く来た方がいいですよ〜、というものでした。興味はあるのですが、ここで隙を見せてはイカン、とわけのワカラン防衛反応で適当に返事をしていたのですが、うっとーしい長電話で、スダコ棟梁はちょっとキレ気味でした。ちびスダコのご飯も食べさせなくてはならない、お風呂だっていれなきゃ...働く母の夜は忙しいんですっ!!!
そして数日後の週末、今度はアパートに直に来たのです。これがまた、ミョーに馴れ馴れしくてうっとーしい、まるで新宿あたりのホストクラブにでもいるんじゃないかという感じの中堅?営業マン&学生時代は体育会系でした、みたいな若手新卒営業マンの二人連れ。この段階で、スダコ棟梁はこの販売会社に胡散臭いモノを感じ始めていました。しかしまぁ、目の前で工事している感じはそれほど悪い感じでもないし(一応、土建屋のはしくれのスダコ棟梁です。真面目な現場と手抜き現場の雰囲気くらいはわからいでか!)マンション購入はモデルルームの見学からだな、と思い直し「じゃあ、前日の見学させてくださいね...でも、その日は保育園のおまつりなんでちょっと遅くなりますが...」ということで約束を入れたのでした。
営業マンは「まだ、正式の資料はできてないんですが...」と、1色刷りのチラシをおいていきました。どんな間取りがいいか考えてみてください、ということでした。チラシに出ていたのは70平米前後の2LDK〜3LDK。お値段までは書いていませんが、最近のマンションとしてはちょっと小振りの間取りのようです。
ぱっと見た感じ、ちょっと手狭だねぇ。この中じゃ68〜69平米の3LDK東南角部屋、ルーフバルコニー付きなんてイイかな、なんてのんきにダンナスダコと話していました。きっとこの部屋は高いよね...でも、これで4000万円越えてたら、相場的にもちょっと高いんでないかい?
ところで、スダコ棟梁が住んでいる辺りですが、多摩川一本隔てて東京都という、一見都会っぽいロケーションなのですがその実、梨畑がのどかに広がる田園地帯。何を隠そうアパートの大家さんも梨園をやっているお百姓さんで、秋になるとアパートのみなさんにも梨のお裾分けがあります。(いい大家さん!)そんなわけで、土地はいっぱいあるのでした。バブルの頃に開発され尽くさなかったのがちょっと不思議なくらい。
その反動なのか?ここ数年のマンションブームで建つわ建つわ。小田急線沿線あたりからじわじわと建ち始まったのが、気がつくとこののどかな田園地帯にまで広がり...
なんて思っていたら、もう一件、モデルルームがオープンするという新聞広告がありました。アパートの前で建てているものの他にも、ちょっと離れた(といっても、棟梁が駐車場を借りているあたり...実は、駅に行くより遠い駐車場。泣...)あたりでもマンションを建てているのを知っていました。でもこれは「住宅公社」とやらの賃貸住宅って看板が出てなかった?。収入に応じて家賃の補助もあるらしいんだけど...チラシ見たら、現地ってそのあたりだよねえ...あれって分譲だったのかな???どうなってんのかな。ちょっと疑問。
いきなり、買うつもりでモデルルームなんか見に行っても、いいんだか悪いんだかわからないじゃん。目を慣らすつもりで行ってみようか?ということで、もう一件、オープンしたモデルルームに行って、謎解きと度胸試しをしてみることにしたのでした。
こっちは検討するつもりはなかったのか、って?
チラシの間取り図には、100平米を越えるような広い部屋、をしゅれっとも標準装備、なんだかビンボー人には敷居とお値段が高そうな感じ。良さそうだよね、でも、高そうだよねー。こんなん、5〜6000万円とかしちゃうよ、きっと。しかも、この売り主って結構大手だもんなー...というわけで、ビンボー人を自認するスダコ棟梁としては高嶺の花に見えたのでした。
アパートの前に建てているのは、施工会社こそ中堅のゼネコンですが売り主はぜんぜん聞いたことのない会社...安いんじゃない?
もう、まったくのイメージでしかありませんが。
そんなわけで、約束を入れた前の週の週末、スダコ棟梁一家はもう一個のモデルルームを訪ねてみました。モデルルームは棟梁のアパートから徒歩7〜8分のところにあります。今年の夏は暑かった。あまり暑いのでエアコンの電気代がかさんでしょうがない。近いんだし、昼間の暑い時間に行って少し電気代を浮かそうぜ、という、実にセコイ魂胆で昼過ぎのいっちばん暑い時間帯にぼちぼちと歩いて行ったのでした。商店街にも他に歩いている人がいない...そのくらい暑い夏の午後でした。
「いらっしゃいませ〜」
プレハブの建物のドアを開けると、涼しい風とおねいさんのお出迎え。モデルルームなんてはじめて見るので、すこしドキドキしています。
「アンケートにご記入いただけますか?それからモデルルームをご案内しますぅ。」みたいな感じで、希望間取りとか、予算がどのくらいとか書かされる...う゛、勤務先や年収まで書くの?ちょっとこっ恥ずかしいじゃん。スダコ夫婦はどっちもメーカー勤務。メーカーって安給料なんだよねー。ちょっと戸惑っていると
「だいたいで結構ですよ(ニコッ)」
不動産屋さん=胡散臭い、というイメージはここで打ち砕かれました。さすが大手は違うねー。こないだの営業マンとはえらい違いじゃ。などと思いながら、とりあえずダンナスダコがテキトーにアンケートに記入。
スダコ棟梁はそのあいだ何となく手持ち無沙汰なので、ちびスダコを連れて中を散策。
プレハブの建物は2階建てになっていて、1階は商談用にテーブルが並べてあり、その片隅に建物の模型や図面が置いてあるスペースがあります。奥には、事務室もしつらえてあるようです。モデルルームは2階。アンケートを書くまで勝手に上がるのははばかられます。壁には、周辺の地図やいろんなタイプの間取りが貼られています。なーんだ。庶民的な間取りもあるじゃないですか。
おねいさんがいるので聞いてみます。地図を見ながら「このマンションって、いまこの辺でマンション建ててるやつですか?」「いいえ、その隣なんです。まだ、工事はほとんど始まっていませんけど...いま建てているのは賃貸なんですよ」
ふぅん、そうかぁ。とりあえず、謎は一つ解明。
一応、土建屋の端くれを名乗るスダコ棟梁、さっそく図面を広げてみます。
ふ〜ん、図面もいろいろあるのねー、駆体の他にも内装関係、設備関係...そうそう、配管ってめんどくさいのよね。わしも仕事で苦労してるもんね...あ、ボーリングもしているのか...やっぱり河原のじゃりじゃりだね、地盤としては悪くはないな...でも、川が近いだけあってやっぱり地下水位が高いね...1階だと湿気が上がってきやすいかもね。でもじゃりじゃりだから液状化の心配はないよな、砂だったらヤバイけど、この辺って多摩川の中流域だし、砂はないよね...ウチの方でも同じような地盤だろうな...
そのうちに、アンケートが書き終わり、いよいよモデルルームにご案内です。
プレハブの急な階段は、ちびスダコは手もつきながら上ります(苦笑)。
階段を上がると、タイルを貼った壁があります。ちゃんと、外壁からモデルを作ってあるのです。なにしろ、モデルルームなんて始めてみるので、そこから感心。玄関周りも本物どおりの作りになっています。いまどき流行の玄関ポーチ付きです。いっちょまえの門?までついています。ふーん、かっちょいいじゃん...でも高そう...この時点ではまだお値段の話はしていないのでした。玄関のドアを開ける前に、案内してくれるらしいお兄さんが「トランクルームもついているんですよ、ここにちょっとしたものを収納できますよ。」「ふむふむ」「でも、ポーチは共有部分なんで、ものは置けないんです...この台の下がエアコンの室外機置き場になっているので、この下はものを置けますが...」へぇ、ベビーカーとかもダメかな?
「どうぞ、スリッパのままお上がりください」
玄関では、靴入れの説明。んなもん、見りゃわかるって...そのうちにあとからおねいさんが上がってきて説明を交代。どうやらお兄さんはツナギだったようです。名刺をもらうと、すごく不思議な氏名。結婚して姓が変わったため、ひとめで読んでもらえないから、と名刺にはふりがながふってあります。姓も名前もかわいいのですが、これが組み合わさると何とも不思議。うーん、おねいさんも別姓にしたら?と思うのですが、ある意味インパクトのある名前なので、こういう営業関係には良いのかもねーとも思う。姓を変えたときはどんな気持ちだったのかな...聞いてみたい気もするけどちょっと失礼だよな...なんて思いながらも部屋の説明をしてもらうのでした。
玄関を入ると両側に居室。ベッドや机が置いてあります。雑誌やドラマに出てきそうなおしゃれなコーディネート。きっと、インテリアコーディネータさんとかがつくるんだろうな...ウォークインクロゼットには、服の代わりにきれいな布が掛けられたハンガーがぶら下がっています。あちこちに、説明の札もさりげなく置いてあり、だいたいのところは見ていればわかります。ただ、妙にフローリングの床がふわふわするなぁ。
「床がふわふわする感じがするんですけど、これって、プレハブだから?」
「いいえ、床の音が響かないように、L-40のフローリングを使っているんです」
ふーん。確かに、かちかちのフローリングじゃ音が響くもんねぇ。L-40っていちばん性能のいいヤツだっけ。やっぱ高そう...<こればっか(笑)
リビングの壁にはおしゃれっぽい照明と飾り棚が作ってありました。おねいさんいわく、これはオプションなんで、実際にはつかないとのこと。確かに、ふつーの生活でここまであったらちょっと恐いものがあるな(笑)
キッチンには、ビルトインの食器洗い機とオーブンがありました。あこがれの食器洗い機...よほどヨダレがたれそうな顔でもしていたのでしょうか。「これは、ポイント制で選択できるんですよ、これと、エアコンと、多機能コンロetc。」
そんな感じでひととおり部屋を見せてもらいました。
再び、1階に戻ります。
モデルルームは約85平米の4LDK。ゆとりのある間取りで収納もたっぷり。このくらい広さがあるといいよねー、なんてダンナスダコと話しながら壁に貼ってある間取り図を眺めていると「どんな間取りがよろしいですか」なんていうので、調子に乗って「東向きに窓があるのがいいよね...朝、ネボスケだから、朝日が入るのがいいな」なんて言ってみます。「でも、東に窓があるのって広い部屋ばっかりで高そうだねぇ」すかさず、おねいさんが「これなんかいかがですか?」間取り図を持ち出してきました。東南角3LDK、最上階。ルーフバルコニー付き。わぉ。
公庫の承認がまだなので、変わるかもしれない、という価格表を見せてもらうと、確かに東側の部屋の中ではいちばん安い。このマンションは全室ほぼ南向き&やや南西向きなので、東に窓がある部屋は必然的に日本人がいちばん好む東南角になり、その分お値段も高い...のかと思いきや、東側に高圧送電線が通っているせいか、東側の部屋を広くしている。広い分、お値段は上がっているが、単価で考えると割と安いかもしれない。しかし、やはり高いぞ!!!最多価格帯っていうのか?ぱっと見で多いのが3800万円台...ウチの前で建ててるのは3400万円台中心とか言ってたもんなぁ。
でも、せっかくなので正直に(といっても概算だけど)手持ちの資金と年収を申告し、ローンの返済のシミュレーションをしてもらう。んんん。案外何とかなりそうなもん?い、いや、きっと何かカラクリがあるに違いない...
良い経験になったな、と思いつつ「よろしくおねがいします」というおねいさんの声を背に帰宅したのでした。このマンションは「公庫融資付」で、申込を受け付ける期間が決まっていて、申込がだぶった場合は抽選になる、ということでした。申込はまだ先、8月末か9月頃との事なので、まだ十分検討の時間はある...もし、本気で購入を考える場合は、その部屋をできるだけ他のお客さんに勧めないようにしてできるだけ抽選を避けるように努力する、という話も聞いて、良心的かも?と感じたのでした。
さて、一週間が過ぎました。ちびスダコの保育園のおまつりです。おみこしの交通整理係になったダンナスダコは、午前中に一回、午後から一回、おちび達のおみこしについて歩かなくてはなりません。ちびスダコはまだ「2歳児クラス」なのでおみこしは任意参加です。午後のおみこしについていくことにして午前中はスダコ棟梁と家で洗濯をしたり掃除をしたりしていました。夕方からは模擬店と盆踊りです。が、例の約束があります。盆おどりを途中で抜け出し(盆踊りと模擬店の係以外は適当に参加です。よちよちのちびも多いので、保育園の行事は非常に融通が利くのです)保育園から徒歩3〜4分のモデルルームに向かいます。
モデルルームにつくと例のホスト風の営業マンが「お待ちいたしておりました」とお出迎えです。「お気に入りの間取りはございましたか?」なんて会話をしながら、やはり前回のモデルルームと同じ様なアンケートを書かされました。そしてモデルルームを見学。
前回のモデルルームに比べるとやはり狭いなーという感じは否めません。モデルルームの部屋は約73平米3LDK。それに、なんだか設備や内装がしょぼいぞ...部屋の間取りは使いやすそうだけど、でも前回のに比べると収納が全然少ないな。梁なんかもやたらと目立つナァ。ビルトインの食器洗い機やオーブンもオプションで、別途お金がかかるのね...なんか、全体的に安っぽい感じがしちゃうなぁ。営業のお兄さんは一生懸命説明してくれるけど、いまいちツボを外している感じだしナァ。
その後、やはり例によって「ご希望の間取りとご資金のご相談」に移ります。モデルルームのタイプがちょうど東にも窓があるタイプ(このマンションは全室南向き)でしたが、ダンナスダコは最上階が良いらしく、チラシにあったルーフバルコニー付きタイプなんか良いな、と言っています。お値段的にはやはり高め。前回おねいさんのおすすめと単価を比べると平米あたり15%程度割高です。しかし、専有面積が20平米近く違うので、総額ではこちらの方が500万円近くお安くなっています。総額では確かに安いのですが、不思議と割高な印象です。やはり、狭い、という印象が強いのでしょうか?
こちらのマンションは駅やお店に近い分割高なのでしょうか...こちらは駅まで徒歩4分程度、前回見たマンションでも駅まで徒歩7〜8分です。前回のマンションがそれほど不便だとも感じませんが、確かに徒歩4分は楽ちんです。なにしろ、いま住んでるところの真ん前ですから、この生活実感そのままです。利便性は保証付きです。
今回、かなり本気でマンションを買うつもりになっていました。ここに来て、二つの物件を比較して非常に悩ましい、距離と広さのトレードオフが出てきてしまったのです...こちらを立てればあちらが立たず...広さをとるか、距離をとるか、それが問題になってしまったのです。
すぱっと決めかねているスダコ夫婦を見て、ホスト風の営業マンはいろいろとアピールします。駅が近い、買い物も楽、保育園だって近いじゃないですか、ルーフバルコニーに物置くらい置いちゃったって平気ですよ(おいおい、共有部分の専用使用権があるだけなんじゃなかったのか)むこうの物件の近くには高圧線が通っているじゃないですか...etc.etc.夕方からモデルルームを訪れて何時間経ったでしょうか。ちびスダコが飽きて、お腹も空いてぐずり出します。こりゃもうダメだ。今日のところは引き上げて改めて検討したい...と思うのですが「先着順受け付けですので、お早めにお決めにならないと...」と、ほとんど煽りです。もう、ちびスダコがぐずりだした時点でスダコ棟梁は最初に見た方のマンションに大きく心が傾きました。しかし、ダンナスダコはなかなか決めかねているようです。とりあえず、まだ正式オープンじゃないので申し込みも正式じゃない、ということで、ここでは帰ることにしました。営業マンは煽るように「先着順ですよ」と言いますが「申込があった場合は縁がなかったんですよ」と啖呵をきって?帰宅するのでした。