独断と偏見の用語集・簡易版
- マス・ドライバ
- ある物体を地球の周回軌道に載せるためには「第1宇宙速度」といわれる速度を与えればよい。多段ロケットにより短時間に第一宇宙速度まで加速するのが一般的であるが、ロケットには、自分がいずれ消費する燃料や推進材も一緒に加速しなくてはならないという、根本的な欠点がある。
そこで「パチンコ」のように外部からの作用で物体を加速しようというのがマス・ドライバの発想である(ちょっとアヤシイ)
- リニアモータ
- 日本語に訳すと「線形駆動装置」、これだけじゃちょっと不親切。20年以上前から、次世代新幹線として国鉄によって世界初の500km/h突破を目標に研究されてきた。が、フランスのタイヤ式鉄道に先を越されてしまった。狭い日本、そんなに急いで何処に行くのかと思ったら、どうやら中国への進出を狙っているらしい。
最近は、電気ひげそりにも用いられているが、原理を簡単に説明すると、磁気の反発を利用して物体を浮上させ、やはり磁力によって推進力を与える。地面やレールに接しない分、摩擦抵抗が少なくなり、高速推進が期待できるわけ。
- バカでっかい鉄の箱
- 長さ1000m、幅300m、高さ10mの大きさの鋼製の箱である。ちょっとカッコよく「メガフロート」と呼ばれているが、やはり単なる箱である。この、補強入り超特大弁当箱を海に浮かべて、人工地盤として用いる実験が目下(2000/6)横須賀沖で進められている。ヘリコプターや飛行機の離着陸等、目下の目的は沖縄米軍基地の移設先としてのモノのようである。
なお、メガフロートの開発には、日本船舶振興会、もとい、日本財団からも研究資金が出されている...と、言うことは、たとえば、スダコ棟梁が100円分舟券を買うと、そのうちの3円30銭のうちのさらにいくらかが、超特大弁当箱につぎ込まれていることになる。なんだ、オーナーじゃん。(違)
- スペース・デブリ
- 日本語で言えば「宇宙ゴミ」。なんと、20世紀末、人類のゴミ問題は宇宙空間にまで拡大していた。
リサイクルすればいいじゃん、と思われる諸兄もおられるだろうが、大宇宙工務店もまだ月面支店すらない現在、当然のごとく「大宇宙資源回収車」も軌道上に存在していない。非常に残念である。
宇宙ゴミのやっかいなところは、地球周回軌道上にばらまかれているということである。その中身はほとんどが燃え尽きたロケットのカスやら、欠落した人工衛星の部品やら、実は結構しょうもないものである。が、これらが秒速8km以上のスピードで飛んでるんだぜー。1コ1kgだとしたって、とんでもない運動エネルギーを持っているのだ。運動エネルギーはE=m*v*v/2(m:質量v:速度)なんで、簡単に前述の数字であたってみると、
1(kg)*8,000(m/s)*8,000(m/s)/2=32,000,000(J)
ええと、1(cal)=4.19(J)なので、
32,000,000/4.19=7,637,232(cal)
少し数字をいじって
7,637,232(cal)/1000(ml/l)/200(l)=38.2(deg)
これはだいたい家庭用のお風呂いっぱいの氷を、ちょうどいい湯加減に暖められる熱量なのだ。え、わかりずらい?
ま、ともかく、秒速8000mなんてスピードのモノがぶつかったら、ちょっと大変。困ったことに、地球の周りには、土星や木星の輪のごとくゴミが飛んでいるのだ。その数、何十万、といわれているのだから、実にやっかい。こいつを何とかしないと、宇宙ステーションは穴だらけになってしまう。
- 打上時質量
- 読んでそのまま、ロケットを打上げるときの全質量のこと。ここには、ロケット本体は当然として、燃料、推進材、ペイロード、その他いろいろを含む。大半は燃料と推進材です(燃料と推進材ってどう違うの、って?追って説明するので待っててね。)。ロケットは基本的に使い捨てであり、この質量の99%が残りの1%のペイロードのために供されているのだ。やっぱりロケットってムダが多いでしょ。そこで、せめて機械部分が再利用できればなぁ、と開発されたのがスペースシャトルなのだ。
- ペイロード・ペイロード比
- 英語で「payload」のこと。英和をひいたら、有料貨物なんて出ていたけど、ロケットで消費する燃料の事を考えたら、確かに有料で正しい気がする。要するに、ロケット本体以外の打上げたい本来の目的になる荷物のこと。
ペイロード比、とは、打上時質量と打上質量(ペイロード質量)の比で、この値が大きいほど少ない燃料でたくさん打上げられる効率の良いロケットだと言うこと。
- GTO
- Great Teacher Onizuka...ではない。当然。もちろん、G.R.Uでもないから、そこのギャンブル好きのキミ、勘違いしないように(>棟梁、自分でしょ)
本当は Geostationary Transfer Orbit、「静止軌道への遷移軌道」のこと。ここまで送ってあげるから、あとは自分で行ってね、ってなわけ。ロケットも結構薄情者かもしれない。
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大宇宙工務店 代表取締役社長・兼・大棟梁 スダコ/ mail