A 朔・弦・望の計算
太陽と月の位置の略算式を使って計算する。求める日時の年と月を入力しその月の0日
(前月の末日)から翌月の1日までの毎日の太陽と月の黄径とその差を計算する。
ここでその差が 0°にもっとも近い前後の日の0時の黄経差と、定められた黄径との差
を按分して求める。
太陽の黄径を LS 月の黄径を LM とすれば、黄径の差 LD はLS-LM となる
。計算の結果を更に LG=360-LD とすれば、LGが分かりやすく計算便利な
数値になる。このことは簡単なようであるが、実は本項の計算が成功するかどうかのポイ
ントであった。この後全ての計算がスムーズに行ったと言っても過言ではない。
翌日の黄径差(太陽と月の)を LH とし、その日の黄径差(太陽と月のとの差 SLは
SL = LH - LG となる。
ここで、 SL < 0° のとき LC= 0°・・・・朔
LH>=90° で LG<=90° のとき LC= 90°・・・・上弦
LH>=180° で LG<=180° のとき LC=180°・・・・望
LH>=270° で LG<=270° のとき LC=270°・・・・上弦
その日と該当の黄経差 DL は DL = LC - LG となる。
これを按分し、 ML = DL / SL がその日の時間となる。
求める時刻は、日本時にするため 9時を加え HT=ML*24+9 とする。
もし HT>=24 なら 日づけは翌日となる。 HT=HT-24 DD=DD+1
時刻 TT=DMS HT (注:V.Basic には DMS 函数がないので次のようになる。
時(TTH)=Int(HT*60/60)
分(TTM)=HT*60 Mod 60
(例)2000年1月の朔の日時を計算 12月31日から始める。表 2-2 参照 1〜2列
12月31日 286.250 SL=2゚621 - 351゚757
SL<0°となるので 朔 となる。
1月6日 351.757 DL=360゚ - 351゚757 = 8゚243
1月7日 2.621 SL=362゚621 - 351゚757 = 10゚864
ML=8゚243 / 10゚864 = 0.759h HT=0.759*24=18.216h(世界時)
HT=HT+9=27.216h(日本時) 24hを引くとHT=3.216 6日+1日=7日
朔 1月7日3.216h≒3時12分57秒≒3時13分となる。(理科年表では3時14分)
更に精密計算を行う。 表 2-2 参照 3〜4列
精算 世界時 6日18時4分 当初時間の9分前から始める。
時.分 LG
18.10 359.974
18.11 359.982
18.12 359.989
18.13 359.997 18時.13分.21秒 + 9時
18.14 -0.004 日本時 7日 3時 13分 21秒

