お嬢様提督えりか
scene1
「このわたくしが、負けるというのですか」
「・・・」
「このわたくしが、あんな貧乏人上がりの小娘ごときに...」
「・・・・・・・・」
「西崎(仮)、帰ります」
「し、しかし、お嬢様、いまお帰りになられては艦隊は・・・」
「西崎、あなたに任せます。適当になさい」
と、えりか提督はきびすをかえし、艦橋から退場する。おそらくお嬢様は専用豪華特別艇≪クイーンエリザベス≫で母港へ、いや豪邸へ向かわれるのだろう。困ったお方だ。
「西崎提督代行、いかがなさいますか?」と旗艦艦長。
「・・・第1、第2駆逐艦群展開、フォーメーション“パブリカプレパレーション(仮)”をとれ」
***
scene2
<貧乏人上がり艦隊艦橋>
「ん?ベル提督、なんか敵の動きが変ですぜ 」
「本当ね、一瞬だけど敵の指揮が凍ったような・・・、ちょうど連絡艇が発進したときに・・・」
「きっと敵は混乱しとるんでしょう。いずれにせよ我々の優勢は明らかですぜ、提督、そろそろ決めに出やしょう」
「わかったよ、リュー。全艦、前進!えりか艦隊、見切った!!」
ユーミ・ベル提督の勝利を確信したときの言葉に艦橋スタッフの士気は否が応にも高揚する。
かくして、ベル艦隊の提督不在のえりか艦隊への総攻撃が始まった。
***
scene3
「敵艦隊、突進してきます!提督代理!」
と、オペレーターが振り返る。
「モニターから目を離すな!」
さて、苦しいが仕事の時間だ。
「≪百花繚乱≫以下戦艦戦隊は反転、全速後退!巡洋戦隊は敵側面に周り込む機動をみせてから両翼へ転回し戦線を離脱、あとは作戦プラン“パブリカ”に従え」
「“パブリカ”ですと!白川財閥にふさわしくない庶民的な姑息な…、お嬢様が聞いたらなんというか…」
***
***
第X章
scene x
「西崎、何年私の副官をしていて?」
「は?お嬢様?」
「何年私の副官をしているのかと聞いているのです!」
「9ヶ月と29日になりますが」
「ああ、ものわかりの悪い!≪波動砲(未定)≫発射用意です!!」
「お嬢様、本艦にはそのような装備は・・・」
「科学仕官、西崎に説明を」
「ははっ。お嬢さまの命により、こんなこともあろうかと建造時より秘密兵器として御用意しております」
「そ、そんなものがあるのならもっと早く使っていれば・・・」
「切り札は最後までとっておくことに決っていましてよ」
と、間髪入れずにお嬢様。
「お、お嬢様・・・・・・・・・・・」
西崎はこめかみをもんだ、知らなかった・・・・
「西崎!はやくなさい!命令コード『ファイナル・フュージョン承認(仮)』です」
「コード『ファイナル・フュージョン承認(仮)』!」
設定資料(断片)
白川財閥
白川えりか/田沼えりか(cv勝生真沙子さま)
白川財閥私設第一艦隊(=えりか艦隊)編成
西崎 運命にからめとられるように主えりかお嬢様に仕える副官(読者のナビゲーター)
旗艦≪百花繚乱(仮)≫
専用豪華特別艇≪クイーンエリザベス≫
ベル私掠船団(白川財閥側呼称:貧乏人艦隊)
エーテル遮断ドライブ
艦艇資料
駆逐艦 原則亜光速ドライブのみ、大型艦に対する打撃手段あり
(使い捨てハイパードライブ有?)
護衛艦 亜光速ドライブのみ、小型艦艇、艦載機対策に重点化
巡洋艦 ハイパー駆動できる艦艇
原則都市名or州名
戦艦 多重シールドを装備
主に人名
巡戦 防御の薄い高速戦艦
母艦 駆逐艦、護衛艦を搭載しハイパー駆動する母艦
主要兵器
光線砲 レーザーなどエネルギー光線
粒子ビーム砲 荷電粒子砲
中性子砲
etc
砲弾 レールガン
ミサイル
超絶兵器
≪波動砲≫←優雅で華麗でゴージャスなもの