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エルニーニョ及びバミューダ海域の現象の解明の経緯
解明の経緯
- (97年6月以前) 当時までに確認されていたエルニーニョ現象の状況、及び原因・メカニズムついての定説
・現象@ エルニーニョ主現象:
先ず、通常、太平洋東端のペルー沖には広大で顕著な冷水域があります。その冷水域が突然、歴然と衰退する現象が昔から繰り返し起きていました。この衰退した状態がエルニーニョ(現象)と呼ばれます。衰退状態は1年ぐらいで元の拡大状態に戻り、また繰り返されるので、全体的には衰退拡大の変動現象と捉えられます。温度で言えば、その冷水域の海水温の高低の変動です。とにかくそういう海の変動現象がはっきり存在するのです。
・現象A 西風バースト:
このように呼ばれますが、謎と言ってもいい全く不思議な現象です。各エルニーニョ現象の発生に数ヶ月先立って、その東端の冷水域の海から遥か離れた太平洋西端のフィリッピン付近で突然西風の強風がしばらくの期間吹くのです。
・定説: この海の現象は海面から風の変化によって起きるとの考え(現在も世界的に信じられている)
ややこしい考えなのですが簡単に説明します。元々その海の状態(冷水域の広さ、水温)の変化は、その上の大気を冷やすなどして気圧を変え海上風の強さを変化させています。一方、大気の状態(冷却度、気圧、風の強さ)の変化は、海面を風が吹くことにより冷水域を拡張、または縮小させ、海の状態を変えることが考えられます。さてややこしい考えですが、まず何かのきっかけで起きたどちらかの変化、例えば海の変化が大気状態を変えます。次にその大気の変化は海を変化を更に進めます。更に、・・・と、そうしたぐるぐる巡りの循環により初めの変化が進み拡大して問題の海の変動が起きるというものです。
- (97年6月) エルニーニョ現象の正体を見つけ、その全てを解明する
・ (解明の第一段階) 上記定説が全く誤りであることを発見した。
きっかけはその海の冷水が、大気を冷やし気圧を変え風の強さが変わる過程を考えた時のことである。その各過程には時間がかかることに気付いたのである。時間がかかるというのは、例えば風の強さなどがの状態は遅れているのです。そうすると変化を先へ進めるどころではなく、逆に引き戻すのです。結局、初めの起きた変化は元へ戻されてしまうのです。定説の主張する初めの変化がどんどん拡大し、エルニーニョ現象、海の変動が起きるというのは全くの間違いだったのです。
このことを更に考えれば、大気の関わりの真相は次のように考えられました。何か別の原因により元々エルニーニョの海の変動が起きていて、大気はその変動をほんのわずか、無視すべきものですが、抑えているだけであると。(実はここの「大気の関わり」の議論は正しいのですが、核心自体に欠けているのです。そのことを完全に理解したの後のことです。98年8月の項参照)
とにかく、何か別の原因があることを確信したのです。
・ (解明の第二段階) エルニーニョの本当の原因・正体を見つけた。
さて海の変動を引き起こしている原因は一体何なのか。改めて謎に直面したのです。見渡すと答えは海面下海中にしか考えられないのです。その海の中の様子はシンプルで、冷水が海底から引上げられていて山のように盛り上がっているだけです。直ぐには分からなかったのですが、しばらくして、数日後だったと思いますが、遂に答えを知ったのです。それは考えたというよりも海面下の様子を頭に描いたらふと浮かんだのである。それは一つの現象です、正体・本体と呼ぶべき現象です。後、割りと短時間でそれが起きる理由の説明ができた。
・ 解明された正体から海面・海上の各現象が説明できた:
@ 海面のエルニーニョ現象の発生、即ち冷水域の突然の衰退の仕組み:
もともと通常の状態のその拡大した冷水域は海中からの冷水の上昇流により維持されているのです。海中のこの正体の現象はその冷水の上昇を止めてしまいます。こうして元を絶たれた当然の結果として冷水域は急速に衰退していく訳です。(急速と言っても数ヶ月かかります。)結局、海面の冷水域の衰退消滅、即ちエルニーニョ現象は、海中のこの正体の現象の派生現象だったのです。
A 太平洋西端の謎の西風バースト発生の仕組み:
この風が、正体の現象の後短い日時の内に突発することが説明できます。正体の現象は太平洋東端の海中で起きます。太平洋の両端を繋ぐものは赤道海流が考えられます。正体の現象は正にこの赤道海流に衝撃的に異変を引き起こすことが考えられるのです。西向きに流れている赤道海流の全体が突如、減速する異変です。(当時、赤道海流全体の異変など聞いたことがなかったので、観測で気付かれない程度の減速だろうと考えたのです。) この海流の異変から順番に離れた所で突然起きたその風の異変を説明できます。この海流の異変で太平洋の中央などでは目立つ現象は起きないのですが、西端の海では異変によってそこの通常の状態のバランスが崩れ、海中から海面に冷水の展開などが起き、辺りの海水温の低下を招き、その上空の大気が冷やされ、気圧が変わり、強風が吹くと言う訳です。赤道海流全体にわたるこのような衝撃的異変は信じられないことですが、西風バーストの存在はその異変を証明しているのです。
- (上記以降97年中) ダウンバーストのメカニズムの究明
〔ここの説明はとりあえず省略するが、究明内容は下記の98年5月に発表した。〕
- (98年3月) 新聞で赤道付近の海流の異変が観測されたことの記事を見る
日本海洋科学技術センターによるものです。その異変が赤道海流のことか、詳細は分からなかったが、上述の西風バーストの説明で考えた赤道海流の異変のことであると確信した。
- (98年4月25か26日20時45分頃) いわゆるバミューダ海域の謎の現象の正体を知る
新聞のテレビ番組欄でその特集番組があることを知った瞬間、その海がエルニーニョの海と丁度対称的な高温の特徴のあることを思い出した。そうするとエルニーニョと同じ現象が起きることになります。ただエルニーニョとは上下が逆ですが。海面で起きることは突然の自然の猛威である。その海の海面で繰り返され起きる突発現象とその原因が分かったのです。その魔の海の現象とエルニーニョとは同じ現象だったのです。その直後番組を見てその悲劇からの生還者の証言は私の考えをよく裏付けるものだった。
- (98年5月) 解明の発表の第一段としてその一端をある出版物(雑誌)に掲載する
- (98年8月) 発表予定の説明の一部に対して指摘されて、上述の「海と大気の関わり」を更に究明し、完全に理解した。その結果、定説のどこが間違いだったのかが明確になった。
この「海と大気の関わりの問題」の核心を究めたのです。結局、上記の定説は自然の最も基本の原理(エネルギー保存則)に反していたのです。どこが間違いか一言具体的に説明します。初め海が大気に影響・作用を与えたその瞬間、海は大気から逆の影響・作用を受けるのです。海は大気に影響を与えると、その分自分の変動が抑えられ縮小するのです。定説はこのことを忘れていたのです。
- (上記以降98年中) 日本海洋科学技術センターのHPで海流の異変の観測は赤道海流に異変があったこと、その異変は減速程度ではなくはっきり逆流であったことを知る。 (98.3時点で公開されていたのであるが気付かなかった。)
図で具体的にその様子を知ることができた。こうしてこの観測は私の解明で予想したものと完全に一致した。この観測は私の理論の一番明確で具体的な裏付けとなったのである。なお、この観測はエルニーニョの大もとの本体現象に直結するものを初めて観測したということで、歴史的な観測と言えます。
- (99年10月頃) 元シカゴ大学教授 藤田氏の死去
〔ここの説明、とりあえず省略しますが、あまり知られていませんが藤田氏はエルニーニョの現象について既存の考えに捕われずに自分の頭で熱心に探求された私の知る限り唯一の人です。〕