マルチストロボを作ろう

マルチストロボで撮った写真 理科の教科書で、こんな写真を見たことがあるでしょぅ?

 物理で言うところの、等速運動、加速度運動、円運動などの動きをみるために、よくこんな写真を撮ります。

 デジカメを買って、しばらくはいろんなものを撮ったけど、風景や人物もちょっと飽きてきたなぁ、と思いはじめたら、こんな写真を撮ってみよう!

 もちろん、普通のカメラでも撮ることができるですけれど、
  ・シャッタースピード
  ・絞り
  ・シャッターのタイミング
などがむずかしいので、失敗写真がたくさんできてしまいます。

 こんなときこそデジカメの出番なのです。

 失敗してもへっちゃら。何度でも撮り直せるし、撮った後でも、明るさやコントラストの調整ができちゃいます。
 この写真も、撮った後でちょっと修正しています。

 そして、ここで大事なのがマルチストロボです。
 1回のシャッターで、何度も連続してストロボが光るやつです。
 本格的なマルチストロボは、たいへん高価です。それに、売ってる店も限られています。

 ちなみに、インターネットで「マルチストロボ」を検索すると、販売店や製造会社よりも、「レンタルスタジオ」が圧倒的に多くヒットします。ちゃんとした写真を撮りたいかたは、そちらへどうぞ。このページは半分遊びですぅ!

 能書きはどうでもいいので、本題に入りましょぅ。

マルチストロボの回路

 回路図としては、こんな感じです。

 ちょっと特殊な部品が使われていますので、入手が困難なものもあるでしょう。
   XE1:キセノン管−フラッシュ発光するランプです。大きさは発光の強さよりも、発光方法で選びましょう。短い間隔で長時間
              発光させると、ランプが相当発熱し高温になります。その場合は、大きめのランプのほうが放熱がよく、
              発熱が多少抑えられるようです。
   T1:トリガ・トランス−キセノン管の放電を開始するためには、数kVの高圧が必要です。この回路は、AC100Vを倍電圧整流して
              いるので、整流後の電圧は、100X2X√2≒282Vですが、それでは放電に必要な電圧には足りません。
              そこで、このトリガトランスで高圧を発生させて、キセノン管のトリガ端子に放電させてやると、その後は、
              200〜300Vの電圧で放電を継続します。
   C3,C2:放電用コンデンサ−このコンデンサの容量によって、キセノン管の発光の強さが決まります。容量が大きいと、強く発光
              しますが、放電後の充電に時間がかかります。逆に小さいと、すぐに充電されますが、発光が弱くなります。
              ここでは、実験的に22μFにしました。また、本来は専用のコンデンサを使用しなければいけません
              (フラッシュ用とかPHOTO用とかいいます)。放電の際に、瞬間的に大きな電流が流れるためです。
              普通の電解コンデンサでは、急激な充放電を繰り返すと、発熱や劣化の危険があります。しかし、この
              コンデンサは種類がたいへん少ないので、ここでは実験のため普通の電解コンデンサを使用しています。

キセノン管、反射鏡、トリガトランス 左の写真は、左からキセノン管用反射鏡、キセノン管、トリガトランスです。

 ICやトランジスタなどの電子部品を取り扱っている店でも、置いてあるところはあまり多くありません。
 わたしは、「デジット」という店で購入しました(大阪、日本橋)。電子部品のほか、各種モータや歯車などの機構部品もおいてありました。
 どうしても入手できない場合は、フラッシュつきの使い捨てカメラを分解して取り出すという方法もあります。

 下の写真は、基板上に組み立てた様子です。
 整流回路、キセノン管、トリガトランスは表に配置し、タイマICは裏に配置しています。
マルチストロボ完成写真(表) マルチストロボ完成写真(裏) マルチストロボ完成写真(裏)

 [注意事項] AC100Vを使用しているので、必ずヒューズを入れ、誤配線によるショート、感電などに注意する。
         トリガトランスの出力は、さらに高い電圧が発生するので、他の部品や配線との距離を十分にとる。
         キセノン管は、発光の後、非常に高温になるので、やけどや火災に注意する。
         コンデンサにストロボ用でない、普通の電解を使う場合、発熱や劣化をよく監視する。

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