p.Ak  番地革命 随想(二)                                 4⇒Next Conts

   * * * * 1.ノットに懐くロマン  2.世界時計  3.宇宙ステーションの打ち上げ失敗  4.インチ単位 * * * *
 
   
S2..3 ** ** ノットに懐くロマン ***** *****

.S2.3 前章S2.11の計算の時、111.1キロメートルを、60でわった時。

その計算途中の数だが、1.851666となった。

まてよ。これはひょっとしたら、1海里じゃないか、と気が付いた。

なんと、調べて見たら辞書には かいり。1.852キロメートルと出ている。

如何ですか。1度111.1、を60分で割ると、1海里だ。

これは何を意味しているか。思いは昔の大航海時代の帆船に及ぶ。

太陽は西へ傾く、帆船がそれを追いかける。

地平線から太陽の角度が45度だとする。1時間たてば30度になる。

360度を24時間でわると15度。だから太陽の時速(角度)は15度なのだ。

帆船も西へ快走している。もし相当なスピードなら、少しは太陽に追いつくだろう。30度が31度になったとすれば、1度分追いついた ? と言うわけ。

ところで実際測って見ると30度20分だったとする。そうか1時間で20分(角度)

のスピードだったんだ。このスピードを20ノットにしよう。

そして20ノットで帆走した距離を20海里としよう。それを計算して見ると

  1海里は1.852キロメートルと言うわけ。

この空想はおかしいか。せっかく画いた大ロマンにケチをつける奴は誰だ。

 
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  ノット→S2.3

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 世界時計→S2.4

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 宇宙ステーション

 打上失敗→S2.5

インチ単位→S2.6

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S2..4 ** ** 世界時計  ***** ***** ( この章は p.S9 と同文 です)

 99年の5月頃、日経新聞に小さな記事がでた。

それによると、スイス人が新しい世界時計を考え製品を売り出すと言う。

 ◎ この時計は、1日を10時間、1時間を、1000秒にすると言う。

 ◎ 標準時間はスイス時間を採用し、世界中時差なしだと言う。

 ◎ 目的は、インターネットで世界中と即時通信を交わそうと言う事だそうだ。

これを読んで共感したのは、10時間、1000秒、即ち10進法単位の採用である。

しかしこの新方式の、普及の点には疑問を懐いた。

今や廻りを見れば時計が必ずあり、誰もが日に何度かは時間を意識している。

これ位普及した方式が、新しいものに替わると言う事は、ありえない。

それは、メートル法への交代に日本で100年以上かかり、英米ではまだ完全に
ヤードポンド法からメートル法へ変わりきれない状況を見ればわかる。

又両方式を並存させるといっても、その煩雑さは嫌われるに違いない。
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 ひるがえって思う事がある。我が番地革命についてだ。

既に我が分秒廃止論を、考えていたので、この世界時計の新聞記事を見た時は、10進法採用の共通点を見出して我が意を得たりの感じだった。

さらに、普及については、我が番地革命は、世界時計とは環境が違う。

 ◎プロには分秒廃止と言っても、大衆には緯度経度は全く新知識なのだ。

 ◎緯度経度の端数表示は、大衆には初めての緯度経度だから、抵抗感はなく受け入れられると思う。

 ◎番地革命方式は、従来誰も気づかなかった地点表示であり、しかもそれが10進数方式を採用して、効果が倍促するのであるから、普及は確信している。

 世界時計の新聞記事から以上のような感想になった。

 
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 2..5 ** ** 宇宙ステーションの打ち上げ失敗 ***** *****

99年の夏ごろ、我が国のH2ロケットは打ち上げに失敗した。

この頃は日本の技術陣までおかしくなったかと、残念だった。

暫くして今度はアメリカの、宇宙ステーションの打ち上げ失敗が新聞に出た。

やれやれ、巨人も負けたら中日も負けたかと、半ば慰められた気分でその記事を見て、又意外な事実を知ったのである。

その日経記事の隅に、原因は設計寸法のメートル換算の誤差と、小さく出ているのを見届けた。

これは驚いた。アメリカでは、機械設計の分野でさえ、まだインチと、メートル、の単位が無統一なのか。

そしてインチ単位の寸法をメートルに換算するときの計算違いが、打ち上げ失敗の原因だと言うのだ。

まさに不思議な大国、いまだにメートル法統一の出来ない国、その国が世界に強要して完全な自由市場主義の経済に統一しようとしている。これでは世界全体もおかしくなるんじゃないか。

 次はそのアメリカの、ヤードインチ単位についての説明。

 
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p.Ak 5/5
 
S2..6 ** ** インチ単位 ***** *****

 我が国がメートル法採用の条約に参加したのは、1885年であった。

以後100年近くの間は、古来の尺貫法とメートル法の混在が続いた。

かくして、メートル法になったと実感できたのは、やっと1860年ころか。 

英米で、いまだにヤードポンド法から抜けきらないと言う事は、なぜか。

一寸の虫にも5分の魂、等といって、いつまでもメートル法に反対していた、著名な批評家が日本にもいた。

英米にも、そう言う批評家多くいて、大衆に迎合しているからか。

一方消費者は、マイル表示のスピードメーターでないと車は買わない。インチがないと、スケールは買わない。ガロンでないと油は買わない。

だから工場生産品もいつまでたってもメートル法を採用出来ない.

いまや英米での究極の原理は消費者大衆の動き次第になっているのだ。

 (まだ1度も外国へ行った事のない筆者が自信を持って言う事だ)
                    

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それではその単位がどんなものか、1例を調べても呆れるばかりである。

  1マイル=80チェーン.. 1チェーン=22ヤード 

   1ヤード=3フィート    1フィート=12インチ

 そして、インチは 1/2 1/4 1/8 1/16 1/32 などに細分する。
 即ち、インチ以下は分数であらわした。例えば 3/8 など 

これは日本の尺貫法時代の単位に似ている(20年前まで使っていた)

 1里=36丁 1丁=60間 1間=6尺 1尺=10寸。

 日本では、幸い1尺以下が10進数で、寸、分、厘、毛、となっていた。

 だからまだましであったと言える。

又インチなどで分数になるなどは昔の江戸時代の貨幣単位にも似ている。

   (以前は英米貨幣単位も同様であったが最近少しはかわったか)

 1両=4分  1分=4朱  1両=銀60匁  1両=4000文(銭)
  しかも、両と、銀、銭の両替比率は、市場価格(変動制)であった

だから人足100人分の蕎麦代(16文)を1両小判で払う時どうする、
お釣りは何(金か銀か銭か)でいくら貰う、などは一々難しかったろう。


これが先進国の単位だから仕方ない。

日本でも明治以来工業製品の大部分は、これを使った。
三分ねじ等と言って八分の三インチのボルトを作ったりしていた。

自動車のスピードもマイル単位で、スピード制限標識もマイルであった。

だから2、30年前までは、インチ製部品の寸法をメートルに換算しながら設計したものだ。

あるいは今でも、例えばポンドやオンスをグラムに換算しながら織物設計をしている人がいるかも知れない。


 日本で、メートル法の普及は前記のように、
100年かかった
 残っていたインチねじ等も、見かけなくなったし、すべてがメートル法で10進法にになった。田圃や畑の面積もすべて平米に改められた。

10進法のメートル法が有利な事はわかっていても、国内の文化習慣はなかなか変えられないものであったのだ。

いまだに英国、米国はヤード、ポンドから抜けきれないのもそれなのだ。

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既に御察しの様にここで強調したいのは、分秒単位廃止の件である。

分秒単位を10進法に切り替えねば番地革命は中途半端になってしまう。

それは、分秒単位が一般化してからでは単位の変換が非常に困難になる。

だから是非ともその前に実現させたい。これが念願で以上を書きました。

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