悪戦苦闘の撮影日誌
 
ST−5Cが来た!
 

 オフアキシスガイダーにST−5Cをセットするが、ST−4とのフランジバックの差が出て、撮影用のCCD間との調整を迫られる。苦肉の策で、撮影用のCCD方向にタカハシのNSTアダプタを組み込み調整する。同じ望遠鏡の視野内から、二つのCCDのピントを合わせるというのはななか骨の折れる仕事だ。しかし、最初にじっくり調整すれば、あとは楽ができると思い、ガンバってみた。

 3月22日 初めて、ST−5Cでのオフアキシスガイドに成功する。過大な期待だったのか、さすがの高感度オートガイダーも、C11の長焦点では、ガイド星を見つけきらず、オフアキシスガイダーを回転させることになった。

ST−5Cのオートガイド性能はなかなかのものだ。ST−4では到底ムリな暗い星をガイド星に設定でき、しかも微妙なガイド制御で、出来上がりの画像が俄然シャープになった。

 
  ↑オフアキシスガイド 垂直方向はガイダーのST−5C 直進方向が撮像用のBJ32C
   
C11の高解像度 3月18日
 

C11は予想通りというか、予想以上というか、素晴らしい性能を発揮してくれる。大口径の威力!しかしせっかくの解像度も、使う僕がダメじゃ宝の持ち腐れである。C11の性能を十二分に発揮させるよう少しでもガタを無くさなければならない。もちろん、富田式ミラーシフトストッパーを装着する。ピントを合わせ、ロックしたときのしっかり感がいい。ファインダーも最初のうち使い方が分からず、暗視野証明パターンがぼけたまま使っていた。M82を撮影したさい、初めて対物レンズ側のネジをつかって、ピントを合わす。気が付かなかった自分が恥ずかしい。余談だが、鏡筒が予想以上に軽くて助かるなぁ。

   
赤外カットフィルター 3月23日

 

最初からカラーCCDしか扱った事のないため、フィルターの役割というものを殆ど知らなかった。カラーCCDにも赤外カットフィルターは必要なのである。(当然だ〜)カラーCCDはRGGBの4個のピクセルがひとつの単位になっており、拡大画像を見ると、緑だけシャープで、赤と青はぼけている。赤外カットフィルターで、緑以外のピクセルもぼけずに撮れるとのこと。早速注文し、M82を撮影する。期待通り、今までより色に濁りがなくなっている。ひとつ進歩! ただ、オフアキシスガイダーその他を付けた接眼部では、これ以上のバックフォーカスを得ることは難しく、フィルタをカメラアダプターにアロンαでくっつけたという荒技。ま、いいか。

 

 

        

国際光器ヒーターコントローラーぽしゃる。 3月23日
 

おきにいりだった国際光器のヒーターコントローラーが壊れてしまった。実に簡単な作りなのにどうして壊れてしまったのだろう。しかも、タチの悪いことに、インジケーターランプはついたまま、ヒーターのみに通電しなくなっていて、ヒーターが効いていないことに全然気がつかなかった。人間思いこみとは恐ろしい物で、さわったら暖かいような気がしたもの。しょうがないのでホームセンターでピンコードの部品を買い込み、今まで使っていたセミコンヒーターのコードに繋げる。このヒーター、とても便利で、夜露対策には最高。ただ、値段がちょいと高い。壊れたヒーターは国際光器に送る。

MEAD F3.3 レデューサー来る。 3月30日
   注文していたF3.3レデューサーが届く。イメージサークルは1センチ平方、BJのチップでも周辺減光が確認できる。しかし、口径28センチF3.3とはなんと魅力的なスペックだろう。デジカメ感覚で空を撮ろうかと考える。バックフォーカス及び周辺減光でオフアキシスガイドは無理だろうから、ノータッチガイドでやってみよう。
銀河の色 3月30日
 

 銀河の色って本当はどんなものなのだろう?ハッブルの法則では、遠くの銀河ほど後退速度が大きいので、赤方偏差があるだろうから、やはり赤くみえるのだろうか?赤外カットフィルターを使うようになってから、銀河の色がまあ出るようになったが、これが本当の色なのか、と疑問をもつ。

 

赤緯方向のバランス 4月1日
   M106を撮影するも、ガイドが少し流れてしまう。最初F3.3レデューサを使うつもりで赤緯方向のバランスをガイド望遠鏡用にしていたためである。長焦点のガイド撮影の場合、こういった「サボリ」は致命的。何度撮っても画像がぶれる。次からはちゃんとバランスとるぞー!!と心に誓う。誓ったらちゃんとやろう。反省だけならサルでもできるのだから。
国際光器ヒーターコントローラー帰ってくる。4月5日
 

 先日故障のため送ったヒーターコントローラーが帰って来た。箱を開けてびっくり。なんと新品になっているではないか。初期不良ということで、取り替えて頂いたらしい。ありがたやありがたや。

M51撮り直し20分×7枚。4月13日
  カラー冷却CCDは当然の事ながら、モノクロCCDに比べ感度は落ちるので、一コマあたりの露出時間を増やしてやらなければならない。M51の撮影に至っては、最低1コマ20分以上の露出が必要のようだ。今回は、20分を7コマ撮った。合計露出時間は140分。手間はかかったけれど、それに見合う作品ができて満足まんぞく。
M101撮影も失敗。4月15日
  ちょっとフレームをはみ出してしまうが、M101を撮影する。撮影前に飲み会があり、アルコールも手伝ってか、ミスを連発。最低だったのが、オフアキシスガイダーのネジ締め忘れ。視野が回転して星が流れてしまいました。ピントもイマイチ。う〜〜〜ん、反省反省。
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