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西暦20XX年、屍(ゾンビ)を自由に操る術を使う実の妹に父を殺された主人公「彩」は復讐を誓う。
水着にカウボーイルックで群がるゾンビ達を相手にチャンバラする主人公が活躍するアクションゲーム。
3Dポリゴンで表現された20XX年の東京を自由自在に駆け巡り、登場するゾンビ達を片っ端から斬っていくだけの「三國無双」風ゲームといってしまえばそれまでだが、ホラーアクションならではの独特なシステムがおもしろい。
ゾンビを攻撃するたびに浴びる体液が主人公の「穢れ(けがれ)ゲージ」を上昇させ、規定量に達すると暴走状態になり攻撃力、移動スピードなどが一気に上昇し、ゾンビ達を一瞬で細切れにできる比類無き爽快感が味わえるが、一定時間で徐々に体力が減少してしまうリスクがある。
また、今までのホラーゲームには無かった注目のシステム(?)が「剣の劣化システム」だ。ゾンビをバシバシ斬っていくと、次第に剣の切れ味が悪くなって、最終的にはゾンビの体から抜けなくなってしまう事すらある。
これはゾンビ達の肉汁が剣に付着したために起こる症状で、適度に刀を払って(リロード)おかなければならないという面倒なシステムだが、敵に囲まれた状況でもスキを見て行わなければならないというあたりが単調になりがちなアクションに軽い緊張感としてアクセントがきいていると思う。
チャンバラの中で登場するカッコイイシーン(と個人的には思っているが)刀についた血を払う行為をそのままシステムに組みこんでしまったのは世界初だろう。
「ゾンビ+チャンバラ」というシチュエーション自体がそれほどないが、この組み合わせには刀の血を払う行為が本当によくマッチする。
グラフィックはとりたてて良いというワケではないが、18歳以上推奨ソフトだけあり、飛び散る肉片と血しぶきの量はハンパではない(バイオハザードですら15歳以上推奨ソフトということを考えてもらえばその尋常の無さは想像できるだろう)。
全6ステージ中5ステージの音楽が全部一緒なことや、2ステージずつ同じマップの使いまわしがある点、目的地がわかりづらく迷いやすいなど問題点は山ほどある。2000円だからとプレイヤーがそこらへんを妥協するのは簡単だが、もう少しきっちり作れば価格が上がっても楽しめるクオリティになりそうな気がするだけに残念。
ただしそこのあえてそこにB級、もしくはC級のニオイを感じることができる人ならば合格点。出来が悪い部分も含めて好きになれること請け合いの、まさに「味のある」仕上がり。

個人的には水着の姉ちゃんが日本刀でチャンバラというだけで「買い」のソフトなのに、敵がゾンビとあっちゃ「買わなきゃ末代までの恥」とすら思えるナイスな組み合わせ!
セクシーとチャンバラとゾンビの不思議な化学反応は世界の男達を熱くさせる「何か」を秘めている!開発したメーカーに敬意を!発売したメーカーに感謝を!そしてこんなゲームを作りたいと思っているメーカーは勇気を!
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