最新ホラーゲームを遊んでみて簡単に採点をしてみるコーナー。採点できるようなエラそうなタマではないですが個人的に遊んでみてどうだったのかを勝手に書いてみてるだけですんで、購入を迷っている時にこれを見て参考にしていただけるようなことがあれば幸いです。

ただ、ゲーム雑誌とかみたいにサンプルがジャンジャカ送られてくるような恵まれた(?)環境ではありませんので最近購入したゲームソフトに限られてしまうのがとても残念ではあります。

 

評価目安

☆〜☆☆☆☆☆(星マークが多いほどスバラシイ。5つがMAXです。)

「michigan(ミシガン)」

プレイステーション2

発売:2004年8月5日

メーカー:スパイク

突如発生した濃霧によって覆われてしまったシカゴを舞台に原因究明に乗り出したzakaTVのクルー達は撮影現場で想像を絶する現実に直面することとなる。

 

テレビクルーのカメラマンである主人公を操作し、事件の解明をしながらスクープを撮るという一風変わったアドベンチャーゲーム。

視点は常にカメラを覗いた状態となっており、目の前で何が起こっていようと主人公はカメラを手放すことはできない。しかし特定のシーンに限りカメラを手放してレポーターを危機から救うことができる。また逆に放っておけば、スクープ映像を撮ることも可能なあたりがこのゲーム肝である「プレイヤーに求められるモラルとインモラル」だ。

一応アドベンチャーゲームという形式上謎解きも重要な要素となっており、キーとなるアイテムやポイントをフォーカス撮影することで展開が変化することもあるので、ただダラダラと撮影しているだけでは物語の確信に迫ることはできない。またそういったアイテムを発見し撮影しないと先に進めない部分もあるので注意が必要だ。

もうひとつこのゲームのおもしろい要素として、撮影するものの内容で手に入る「サスペンスポイント」と「エロティックポイント」がある。通常物語の進行状況を淡々と撮影し続ければ上昇していくサスペンスポイントに対して、女性レポーターの胸元やローアングルからスカートの中を覗いたりする撮影を続けていくと上昇するのがエロティックポイントだ。このポイントによる物語の分岐は現在未確認だが、目的によってプレイスタイルが大きく異なってくるのは明らかだ。

 

操作性は最初とっつきにくく感じるかもしれないが慣れてくれば自由自在に動かせるようになるレベルなので一安心。しかしアイテムなどをフォーカスする際にポイントを合わせづらいため、うっかり見落としてムダ足を踏んでしまう場面がいくつかあったのが気になった。

初回のプレイではおそらく複雑に絡み合う物語の全貌を把握するのは困難かもしれないが、逆にそれが次のプレイへの継続性を生んでいるかもしれない。またオマケ要素もたくさんあるので何度も楽しめるような作りになっている。

 

欲を言えば...本当に欲を言えばグラフィックをもっとリアルにして欲しかったが、倫理的に厳しいのだろうか?

 

一周クリアするとオマケモードでなんとあのインリン・オブ・ジョイトイが登場!本人絶賛のポリゴン・インリンちゃんをローアングルから激写しようゼ!!胸元をズームしちゃおうゼ!男なら買いの一本!!

ポリゴン・オブ・インリン?いやインリン・オブ・ジョイトイ・オブ・ポリゴン??どっちでもいいけどさ...。

おもしろさ

(☆☆☆☆)

様々な意味で衝撃作。

−−−

難易度

(☆☆)

基本的には簡単。チュートリアルも親切。

ただアイテムの見落としで少し手間取ってしまう?何をすればよいのか迷うところも?

−−−

怖さ

(☆☆☆)

目の前で何が起きるか予想できないドキドキ感アリ。

雰囲気としてはブレアウィッチ・プロジェクトに近い(当たり前か)です。真相が謎のまま終わってしまう感じとかがね...。でも登場するのは悪魔とかではなくバイオモンスターですんで注意してください。

流行り神 −警視庁怪異事件ファイル−

プレイステーション2

発売:2004年8月5日

メーカー:日本一ソフトウェア

「トイレの花子さん」「不幸の手紙」など実際の真偽は明らかではないが奇怪で魅力的な都市伝説などを含む解明不能な怪異事件を専門とする特殊部署「警視庁警察史編纂室」。そこに所属する警部補 風海純也が様々な奇怪な事件と対峙してゆく。

 

一見オーソドックスなテキストアドベンチャーゲームの装いだが、実際に物語が分岐する選択肢が登場するのは少ない。そのため全体的に文章をただ読まされている感がしそうだが、随所に登場する「キーワード」登場人物相関図の空白に自分で埋めることで概要を整理できる「推理ロジック」と呼ばれるモードが特徴的だ。

「事件の全体像を把握し易くする」事と、この「推理ロジック」はプレイ中いつでも呼び出して内容を書きかえることが可能であるため「常に事件に関わっている」という緊張感を保ちながらダラダラしそうなゲーム展開にグイグイ引き寄せる魅力を持っている。

またこの「推理ロジック」の完成度と、物語の途中で挿入される「セルフクエスチョン」と呼ばれる事件の内容を整理するための自問自答形式の選択肢の選び方が総合評価され、その結果で隠しシナリオが登場することもある。

 

登場人物に関するキーワードの他に、都市伝説に限らずオカルト用語や医学知識など、事件の様々な場面で登場する専門知識は随時データベースに登録されていき、100%取得するとその数は200にもなる。

言ってしまえば今流行りの「日常生活で役に立たない無駄知識」が大半になってしまうわけだが、ひとつひとつ読み応えは充分な内容で、気が付けば町一番の物知り博士にもなりかねないボリュームである。

 

都市伝説や怪奇現象を題材にした作品だが、人それぞれそういった事象に賛否両論だと思う。そのためどちらを信じるかで物語が「科学的」と「オカルト的」に分岐するシステムは大変ユニークで興味深い。

世の中の現象全てを科学的に解明するのが未だ困難であるのと同様にこの作品に登場する出来事を全て科学的に解明できない部分があるのは仕方の無いことかもしれないが...モヤモヤとした印象を残してしまう結末はオカルト否定派のプレイヤーには厳しいと感じられるかもしれない。

 

テキストアドベンチャーという形式上、何度も遊ぶことを前提とされているが、一度読んだ文章を何度も読まなければならないのは若干苦痛でもある。スキップ機能を使えば早送りも可能だが、できればフローチャートなどを表示したりする機能もつけてほしかった。

とにかく読み応えのあるデータベースが魅力。それといつでもセーブができるのについつい最後まで読み進めてしまいたくなるストーリーも良いです。あと登場人物のキャラ像がわかりやすく、しっかり立っているのでそのままドラマ化できそうな感じもしました。

おもしろさ

(☆☆☆☆☆)

読ませる文章、そして溢れるムダ知識。たまらん人にはたまらん内容です!

−−−

難易度

(☆☆)

それほど難しくはありませんが、内容が内容だけに常識にとらわれていては解明が困難な事件ばかり。

−−−

怖さ

(☆☆☆)

この手の話には「後を引く怖さ」がつきものですが、その点はあまり期待できないかもしれません。

「セガエイジス2500 エイリアンシンドローム」

プレイステーション2

発売:2004年7月29日

メーカー:スリーディー・エイジス

消息不明だった宇宙船「トロイア」から突如救難信号を受け救助へ向かったリッキーとマリー。そこで見たものは異形生命体により侵食されてしまった「トロイア」と捕獲された地球人達の姿だった。この事態に緊急指令が発動、宇宙船を破棄し、残された人々を救出し脱出するというものだった。

 

1987年にアーケードで登場した「見下ろし型視点(クォータービュー)」アクションシューティングゲームを大胆にポリコンでリメイクした移植作。

制限時間内に捕虜を救出するというスリリングな基本システムはそのままに操作系を若干アレンジ。自由な向きに撃ち分けられるショットボタンのおかげでかなり遊びやすくなった。

グロテスクなエイリアンが話題となったアーケード版が3Dポリゴンになってどのように生まれ変わるのか期待していたが、正直ガッカリさせられてしまった。オリジナルのデザインを踏襲したアレンジだが、毒々しさが薄れてしまったような気がするのは気のせいだろうか。

全体的に暗めのトーンで設定された宇宙船内のグラフィックは雰囲気十分。ジェームズ・ホーナーの「エイリアン2」を意識したような音楽も意外にしっくりきてて緊張感と闘争本能を掻き立てるのに一役買っている。

オリジナルもそうだったが、この作品もかなり難易度が高めに設定されているので腕に自信のあるプレイヤー向けだが、コンティニューは無制限なので誰でもエンディングまで辿りつける作りは良心的。

アーケード版でエンディングを見ることができなかった人(自分含む)は是非遊んで欲しい作品。何故なら...答えは実際に遊んでみて確かめるのだっ!

おもしろさ

(☆☆☆☆)

ほぼオリジナルと同様のシステムなので経験者は安心。シンプルながらバランスがとれていて奥の深い戦略性がすばらしい。

ステージによっては若干見づらい箇所もあるのが難点。

−−−

難易度

(☆☆☆☆)

強い上に制限時間まであるボス戦に圧倒されるでしょう。

でもコンティニュー無制限だしパターンさえ把握すれば攻略も可能なレベルです。

−−−

怖さ

(☆☆)

エイリアンを撃つと残る血糊などなかなか凝ってたりもするけど、やっぱりなにか物足りない...。

制限時間による恐怖ってのはあるかな...?

「SIMPLE2000シリーズ vol.61

THE お姉チャンバラ」

プレイステーション2

発売:2004年8月26日

メーカー:D3パブリッシャー

西暦20XX年、屍(ゾンビ)を自由に操る術を使う実の妹に父を殺された主人公「彩」は復讐を誓う。

 

水着にカウボーイルックで群がるゾンビ達を相手にチャンバラする主人公が活躍するアクションゲーム。

3Dポリゴンで表現された20XX年の東京を自由自在に駆け巡り、登場するゾンビ達を片っ端から斬っていくだけの「三國無双」風ゲームといってしまえばそれまでだが、ホラーアクションならではの独特なシステムがおもしろい。

 

ゾンビを攻撃するたびに浴びる体液が主人公の「穢れ(けがれ)ゲージ」を上昇させ、規定量に達すると暴走状態になり攻撃力、移動スピードなどが一気に上昇し、ゾンビ達を一瞬で細切れにできる比類無き爽快感が味わえるが、一定時間で徐々に体力が減少してしまうリスクがある。

また、今までのホラーゲームには無かった注目のシステム(?)が「剣の劣化システム」だ。ゾンビをバシバシ斬っていくと、次第に剣の切れ味が悪くなって、最終的にはゾンビの体から抜けなくなってしまう事すらある。

これはゾンビ達の肉汁が剣に付着したために起こる症状で、適度に刀を払って(リロード)おかなければならないという面倒なシステムだが、敵に囲まれた状況でもスキを見て行わなければならないというあたりが単調になりがちなアクションに軽い緊張感としてアクセントがきいていると思う。

チャンバラの中で登場するカッコイイシーン(と個人的には思っているが)刀についた血を払う行為をそのままシステムに組みこんでしまったのは世界初だろう。

「ゾンビ+チャンバラ」というシチュエーション自体がそれほどないが、この組み合わせには刀の血を払う行為が本当によくマッチする。

 

グラフィックはとりたてて良いというワケではないが、18歳以上推奨ソフトだけあり、飛び散る肉片と血しぶきの量はハンパではない(バイオハザードですら15歳以上推奨ソフトということを考えてもらえばその尋常の無さは想像できるだろう)

全6ステージ中5ステージの音楽が全部一緒なことや、2ステージずつ同じマップの使いまわしがある点、目的地がわかりづらく迷いやすいなど問題点は山ほどある。2000円だからとプレイヤーがそこらへんを妥協するのは簡単だが、もう少しきっちり作れば価格が上がっても楽しめるクオリティになりそうな気がするだけに残念。

ただしそこのあえてそこにB級、もしくはC級のニオイを感じることができる人ならば合格点。出来が悪い部分も含めて好きになれること請け合いの、まさに「味のある」仕上がり。

個人的には水着の姉ちゃんが日本刀でチャンバラというだけで「買い」のソフトなのに、敵がゾンビとあっちゃ「買わなきゃ末代までの恥」とすら思えるナイスな組み合わせ!

セクシーとチャンバラとゾンビの不思議な化学反応は世界の男達を熱くさせる「何か」を秘めている!開発したメーカーに敬意を!発売したメーカーに感謝を!そしてこんなゲームを作りたいと思っているメーカーは勇気を!

おもしろさ

(☆☆☆)

何より爽快感重視

斬ってるだけで楽しい

−−−

難易度

(☆☆☆)

EASYなら楽勝...

ただ目的地がわかりづらくイライラさせられる事が多い

−−−

怖さ

(☆)

主人公は怖さを克服するだけの圧倒的なパワーと色気がある!

早い話、怖いというかバカゲーのノリ。ストーリーが真面目なだけに余計おかしいし、あって無いようなモノ。