デジタル出力のテスト その2




前回のテストでのMDデッキ Sony MDS-JA3ESの挙動を再度調べる。

デジタル入力の段階なのか、出力で変わるのか。





10秒のテスト用WAVファイルを作成。
これをパソコンから再生、MDデッキを経由してパソコンで録音。
回数多いと面倒なので3回だけで済ませる。





PC>デジタル>MDデッキ>デジタル>PC

ズレ量
1回目	-97サンプル
2回目	-97サンプル
3回目	-97サンプル





PC>デジタル>MDデッキ>アナログ>PC

ズレ量
1回目	0サンプル
2回目	0サンプル
3回目	0サンプル





PC>アナログ>MDデッキ>デジタル>PC

ズレ量
1回目	-97サンプル
2回目	-97サンプル
3回目	-97サンプル





なるほど。
MDデッキのデジタル出力をPCに繋げると必ずズレる。

長時間テストもしてみる。
一本60分の音声ファイルをパソコンからデジタルで流し、MDデッキを経由してパソコンにデジタルで入れる。
出てきたズレ量は34909サンプル。
時間にして0.79秒短い。

元ファイルと並べて再生すると音がズレていく。
最後のほうなんてこだまですよ。
0.022%の違いだから単体で聞く分にはほとんど変わらないんだけどね。





信号元の機械をPCからDVDプレーヤーに変えてみる。
テストCDを使うので元音源の長さは1分。



DVDプレーヤー>デジタル>MDデッキ>デジタル>PC

ズレ量

1回目	-16サンプル
2回目	-14サンプル
ちょっと休んで
3回目	-24サンプル
4回目	-21サンプル

量が変わったがやはりズレる。
しかもパソコンの時と違って安定してない。





ミニコン>デジタル>MDデッキ>デジタル>PC

ズレ量
1回目	+21サンプル
2回目	+20サンプル
3回目	+20サンプル

こちらは若干増える。





DVDプレーヤーから直接PCに入れてテストした物は正常だった。
以前にミニコンポから79分の音源をPCに入れた時にはコンペア通った。
DVDもミニコンもPCでは異常が出ないがこのMDデッキを通すと長さが変わってしまう。





MDデッキのデジタル出力を他の機械に入れてみる。
ポータブルMDがDACとして使えるのでこれに入れる。
こいつにはSRCが付いている。
テスト音源は上と同じく1分。

PC>デジタル>MDデッキ>デジタル>ポータブルMD>アナログ>PC

ズレ量

1回目	0サンプル
2回目	0サンプル
3回目	0サンプル

ズレ無し。






DVDP>デジタル>MDデッキ>デジタル>ポータブルMD>アナログ>PC

ズレ量

1回目	+1624サンプル
2回目	+567サンプル
3回目	+567サンプル

同じ状態で送り出しがDVDプレーヤーに変わるとズレが出る。
しかも今までとは違って増える。





ポータブルMDでデジタルを受けるテスト。
送り出しはDVDプレーヤー。

DVDP>デジタル>ポータブルMD>アナログ>PC

ズレ量

1回目	+555サンプル
2回目	+558サンプル
3回目	+560サンプル

間にMDデッキを挟んだ時と近い数字だがまたちょっと違う。





送り出しをミニコンにする。
上と同じ1分。

ミニコン>デジタル>ポータブルMD>アナログ>PC

ズレ量

1回目	+704サンプル
2回目	+703サンプル
3回目	+703サンプル





パソコンからポータブルMDに入れてみる。
上と同じ1分。

PC>デジタル>ポータブルMD>アナログ>PC

ズレ量

1回目	0サンプル
2回目	0サンプル
3回目	0サンプル


これはズレ無し。





アナログ録音でDVDプレーヤーとミニコンを調べる。

DVDP>アナログ>PC

ズレ量

1回目	552サンプル
2回目	555サンプル
3回目	558サンプル





ミニコン>アナログ>PC

ズレ量

1回目	700サンプル
2回目	702サンプル
3回目	702サンプル





どうもこのサウンドカードとMDデッキのデジタル出力との相性が良くないらしい。
これ以外のカードが無いから他でどうなるかはわからん。
MDデッキが絶対的にズレていてカード変えても直らないのかもしれない。

ポータブルMDのDACだと正確に受けられるが送り出しがDVDPになるとまた変わるという。
ややこしい。
このサウンドカードはクロックが良くないと聞く。
クロックが変ならロックが外れるとか信号のタイミングが合わなくてプチプチとノイズが入るとか、そんな挙動になると思うんだが。
音が途切れる事なく長さが変わる。
直す方法あるのかなぁ。

DAC/ADCモードだとATRACによる圧縮処理を通らない事を一応書いておこう。
後継の上位機種の話だとSRCは常時通るらしい。
これも同じか。
ていうかそれが悪さしてるのか?

サウンドカードのクロックを44.1kHz専用として丁度良い物に交換してしまうというのも考えた。
しかしカードのクロック誤差と録音時の誤差を比べるとまた微妙に違うので変えて直るのかどうか怪しい。

上でデッキのSRCがうんたら書いたけどアナログ入力>デジタル出力でズレてるから関係ないのかな。
そしてポータブルMDで受けてズレが出ないのは、SRC付きなのでデッキが吐き出す微妙な周波数ズレを補正しているとか。
なんなのかね。
謎。

素人の癖にブロックダイヤグラムなんぞを見てみるとデジタルアウトを遡って遡ってATRACに当たる。
だがDACモードを通過した音声のスペクトラムを見てもスカスカになってないので圧縮処理はされてない。
デジタルインを見るとこっちもATRACのチップを通ってからDACに線が飛んでいる。
DAとADはクロックの線が繋がっている。
結局のところよくわからんのだが。


ディザかなんか知らんが微量のノイズが混ざるのは"仕様"と我慢するとしても長さが変わってしまうのはなんだかな。
しかし嫌だからと言って機械入れ替える金は無いしそのまま使うしかないわな。





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