10月半ばの松阪城址の銀杏、隠れた紅葉の名所でもある


滋賀県日野町より蒲生氏郷が四五百の杜に城を築いた、時に1596年


松阪の生んだ、本居宣長の記念館も松阪城址の中にある


春には、爛漫たる桜が咲く、名所となっている


梶井基次郎「檸檬」の中の、さびの部分が記されている


梶井基次郎記念碑


土蔵つくりの銀行が、あったとされるところ


白亜の小学校(松阪市立第一小学校)も体育館しか見えなくなった


ミニ動物園がある、最盛期にはライオン、熊などもいた


以前は市立図書館として使われていた。現・民俗資料館


松阪もめんなどの資料もあったが、現在は、松阪木綿センターに移転




本居宣長のすまい、鈴の屋(すずのや)魚町にあったものを移転


本居宣長は、ここで古事記伝を執筆したのだろうか


松阪のあらまし

  1. 位置

    松阪市は、三重県のほぼ中央、伊勢平野の南部にあり伊勢湾に面しています。

    東経136度31分50秒、北緯34度34分26秒(松阪市役所)にあり、
    東西22.7km、南北15.5km、面積208.08km2の地方都市です。

    松阪市の北の端は少し入りくんでいますが、三渡川(みわたりがわ)をはさんで 一志郡三雲町(みくもちょう)と隣り合わせになっており、 西は白猪山(しらいざん)817m、観音岳605m、鉢ケ峰420mの峰つづきで 一志郡嬉野町、飯南郡飯南町があります。また南は櫛田川を境に多気郡勢和村、 多気町に接しています。

    東は下流をのぞく大部分は櫛田川の支流の祓川(はらいがわ)が境で多気郡明和町に接しています。


  2. 松阪の地形と地質
    山地松阪市の北部から南西部は山地で、北から白米城址・観音岳・堀坂山・ 白猪山・大明神山などがあり、 全山花崗岩類でできています。
    また風化も進み弱酸性です。山地の植物が多く分布しています。 この中でも谷川ぞいや山間部には、珍しい植物が生えています。 同じ山地でも別の地帯は第三紀層の砂岩からできていて、 他の地帯にはみられない植物の群落があります。
    丘陵高さ300mまでのなだらかな丘のつづくところが、 葛岡・上川・久保山・岡山・阿坂のふもとなどは第四紀洪積世の時代の地質で、 赤土の土壊に、粘土・砂・小石を含んでおり、つつじ類が多く、雑木林になっています。

    平地松阪を流れる河川が運んできた土砂がたい積した沖積平野で、 市の北部の阿坂・伊勢寺から海岸近くまでの地帯で、田んぼや畑のあるところです。 ここには雑草が多く松阪の穀物地帯です。
    海岸 この地帯は河川が運搬した土砂と、潮流が運搬した土砂がたい積したところです。 海岸特有の植物が分布しています。

    松阪の中心部 都市化が進み土地の様子などは、かわりました。
    雑草のはいる余地がなく、道路には人の植えた街路樹があり、家庭の庭木も植えこ んだもので、人工的なものが多くなってきています。 従って、ここには自然の植物が生育する余地はなく、道路もアスファルトでかためられ、 そのわずかなすき間に、生きぬこうとする野草(雑草)だけが道ばたに見あたりますが、 それも数少ない特定のものだけです。
  3. 河川
    坂内川松阪市の中央を貫流し全長20kmに及ぴ、その源は白猪山山麓で、 上流の辻原・ 大河内あたりまでは森林地帯で、丹生寺・大黒田・石津・荒木付近は肥よくな 田園地帯をつくっています。
    櫛田川全長約84kmで、水源は高見山・国見山で、飯高町で青田川・ 蓮川と合流して、 県立公園香肌峡をつくり、飯南町をへて大石地区から松阪市に入り、神山(こうやま) あたりで祓川(はらいがわ)と分れています。西黒部地区の松名瀬で伊勢湾にそそいでいます。
    大石付近では両岸はきり立った岩盤で景色もよく、この川は水量も豊かで、 上流から運んできた土砂がたい積した耕地のかんがい用水に利用されています。 また、松阪市の上水道や工業用水にも使われています
    三渡川堀坂川は堀坂山と観音岳の間が源で、伊勢寺・八重田・曲をへて久米・ 中之庄の境 を北に流れ三渡川に合流します。岩内川は岩内の瑞厳寺の上の日川峠が源で、阿坂地区から 流れる川と合流し、最後に三渡川に流れます。

  4. 松阪の土壌

    山の岩石が風化し浸食されて低いところにたい積した土砂は、自然の力で地ならしができています。 また、人間の力で機械をつかい改土もしています。 土壌はもとの岩石やでき方で、いろいろ性質がちがっています。 また、地表の土壊は有機質を含んでいます。
    直径
    2ミリ以上れき
    0.16から2ミリ
    0.16ミリ以下粘土
    普通土壌はれき、砂、粘土これらがまざり合ってできています。 粘土の含まれる割合で、砂土(すなつち)・壌土(じょうど)・埴土(しょくど)に分類します。
    砂土粘土が12.5%以下であとは砂ばかりです。
    川原や海岸、その近くの耕地で、粒が荒いので土地はやせていて、 水を保ちにくく夏の日に日光で熱せられると、水分を早く 蒸発させてしまいますが、空気と水をよく通すので、分解作用が早いのです。
    壌土粘土が12.5%から50%で、最も植物に適したものです。
    埴土50%以上の粘土を含みます。
    粘土の多いほど、肥料のもちはよいが、空気や水の通りが悪いので、酸素が欠乏して有機質を分解すると き、還元作用をおこすことがあるなど、都合の悪い土壊です。有機物を多く含むものが腐埴土です。 植物はその土壊で適、不適があります。



  5. 気候

    松阪市の気候は松阪市が伊勢平野の中央部にあり、うしろに高い山があるので、冬の冷たい北西の季節風が 弱められ、一般的に温和です。四季の平均気温は 表のように比較的冬は暖かく夏は涼しい住みよい地域といえます。

    これまでの8年間の平均気温
    最低月間気温1月4.9℃
    最高月間気温8月27.4℃
    季節別平均気温
    3月〜5月13.2℃
    6月〜8月25.3℃
    9月〜11月17.7℃
    12月〜2月5.5℃
    降水量は、平均1,594mmとなって、県全体からみると、紀州の多雨型よりも小雨型です。

  6. 松阪の風向き                       
    北西28.8%
    西北西16.5%
    最小北北東0.7%
    四季別風向
    3〜5北西33.5%
    6〜8北西16.6%
    9〜11北西31.0%
    12〜2西北西31.6%


  7. 植物分布

    松阪市の植物の分布のようすは、沖縄から九州・四国につづく暖帯南部に属しますが、 植物の分布は気候だけでなく、地形・土壊・雨量・日照量・海流などによってかわってきます。

    松阪市は北に山地があり、つづいて台地、平野と地形の変化があり、伊勢湾に面しているので、 松阪市の植物は少ない方ではありませんが、珍らしいという植物はごく少ないのです。

    高見山が源で中央構造線に沿って流れる櫛田川、堀坂山を源とする堀坂川・坂内川があり、 台地には20個以上の池や沼があり、神社・寺院・墓地(古墳)の森も多く、山地は杉・桧の植林が盛んに 行なわれていますが、自然林のところもまだたくさんあるので、いろいろな植物に恵まれています。



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