どうせあれは高校3年生の時だったと思う。
ある晩ふっと、今ならルービックキューブを完成させられる気がした。
そして翌日の帰宅途中に買って、しばらく取り憑かれていた。
いちおう自慢しておくと、一度は6面を完成させた。
病んだエネルギーの結晶だったのだろう。
あれから何年経っただろうか。
今でも本気で解こうと思っている。
偶然に頼らず、きっちり理詰めで。
もちろん、図書館に解き方の本があることも知っている。
最近、病院にルービックキューブを持ち込んでいた患者さんがいて、
「(ネットで調べたら)15分くらいで解けるようになった」と。
思わず崩しておいたら、本当に戻せていたなんてこともあった。
だがこれは私の趣味なのだ。
外が雨でも暗くても、遊んでいられる。
手元になくても、頭の中で遊んでいられる。
演繹法や帰納法を試す余地がある。
どこかに誰か、発明したルービックさんに感謝しつつ、
本気で今さらルービックキューブに取り組む人はいないだろうか。
いやむしろ、今この文を読んだ人が思わず始めてしまわないかな、
などと下心を込めて書いてみた。読んだ方、お疲れさま。