六甲山系に「東お多福山」という山があります。担ぎ上げしかできない山な のですが、東方向に大変良いロケーションです。山頂は草原になっていて、木 立が少ない為、景色が良くハイカーもたくさん訪れます。アマチュア無線の運 用に最適な場所なのですが、担ぎ上げなければいけないということで、場所は 良いのに無線家が訪れることが少なく「穴場」になっております。山頂に辿り つくまでには「蛇谷」という名の造成地を通っていきますが、名前の通り蛇を 見かけることがあります。 真夏の朝早く山頂にたどり着き、6mでの運用をしっかり楽しんだあと、夕 方暗くなる前に「蛇谷」を通って、山裾のバス停に向かいました。山道の横に は、コンクリートで固められた大きな溝があり、その溝で蛇がはっておりまし た。気味の悪さ故、足下に落ちていたサッカーボール大の岩を投げると、蛇の 胴体の丁度真ん中(腹?)あたりに命中し、蛇は動かなくなりました。人気の ない山道を一人で歩く不安さ(当時は若かったので・・・)を蛇をいじめるこ とで晴らしたようで、変なすがすがしさを覚えた記憶があります。 自宅に戻ってしばらくすると、急に吐き気がおそって来ました。ついさっき までなんともなかったのに・・・ 一吐きすると、何事もなかったかのように すっとしました。炎天下ずっと山頂に居たからかも知れません。きっとそうで しょう! でも「ひょっとしたら、蛇のせいではなかったのだろうか?」と、今になっ て考えると、何となくそう思えてくるのです。 移動運用に行くと、山道で蛇に出くわす事があります。いつ出会っても、や はりいい気持ちはしません。出会ったときには、昔みたいに粗暴なことをせず に、430メガのホイップアンテナを左右に振って「ひゅんひゅん」とやって 追い払い、山道を横切って行ってしまうのを待つ様にしています。 お化けUFOの類は、一切信じない人なのですが、蛇に凄いパワーがあるん じゃないかな?なんて子供みたいな事を時折話す事があります。 移動運用時の殺生は、極力さけたいものです。 |