私は移動運用に行くと、運用時間の殆どをCQ呼び出しによるQSOに費やします。 CQを出し
ている方を呼びにまわることがあまり無いため、私と同じ様な運用をされている方とのQSOが少な
いのがちょっと寂しいです。 しかし、移動運用に行った時こそ、時間を惜しんででもじゃんじゃん
CQを出すべきであると考えます。
じゃんじゃんCQを出す。 なんか生きている証を世の中に残しているような気がします。 CQ
をだすと、誰かが信号を聞いて応答する。 運が良ければお互いの信号を交わすことが出来る。 じ
ゃんじゃんCQを出せば出すほど、信号を交わす回数が増え、自分がこの時代に生きていたという事
を沢山の人々に証明してもらう事が出来る。 なんて大げさなことをいつも考えているわけでもない
のですが、まあCQを出すってのは楽しいものです。
ある日の事、「移動運用に行って来る」と、ローカル局に告げて兵庫県のとあるめずらしめの山に
行って来ました。 もの凄い勢いで雨が降っていたのですが、かまわずスクーターで進みました。
大雨で、当時愛用していたFT690を濡れないようにバックから出すのがやっとで、とてもCQ
を出せる状況ではなく、数局の局長さんを呼んでまわって帰路につきました。
自宅に帰ってから、そんな状況をローカル局に報告すると、「CQ聞こえなかったよ!」「交信を
楽しみにしていたのに残念でした」なんて言って惜しんでくれました。 CQを出している局という
のは、バンド内でとても目立っているもので、普通のQSOをしているときでも何となく解るもので
す。 惜しんでくれる人が居てくれると言うのは幸せなことだなと思います。 そんな惜しんでくれ
る方を増やすより、QSO出来て喜んでくれる方を増やすためにも、じゃんじゃんCQを出していき
たいです。 なんて言う格好良い建前は建前! 要は、沢山の方に呼んで頂くというという事が、と
ても楽しくてスリリングなので、CQをじゃんじゃんだしているという訳です。
子供の頃、ハイキングに行くと、向かいの山に向かって「ヤッホー」と大声で叫んで、戻ってくる
コダマを良く楽しみました。 大声を出すという事が、とても凄く気持ち良い事というのを知るのに
時間はかかりませんでした。 今でこそカラオケボックスなどの設備が整っておりますが、当時、都
会という生活環境で、遠慮なく大声を出すことが出来る環境はなかなかありません。 そんな大声を
遠慮なく出し続ける事が出来る環境は、私の場合山の中であったわけです。 今では「ヤッホー」が
「ハローCQCQ」に変わってしまい、場所も山の中だけでなくなってしまいましたが、よくよく考
えると、私の中で「ヤッホー」と「ハローCQCQ」は、同じもののような気がします。
沢山の方に呼んでもらって、次の日に声が枯れてしまうこともたびたびですが、大声を出し切った
移動運用の翌日は、すがすがしい気分になっているものです。 体に疲れが残っていても、不思議と
元気が出てくるものです。 いつも、気分良く生活していけるように、これからもじゃんじゃん「ハ
ローCQCQ」と大声を出しまくっていきたいと思っております。 コールしてね!
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