第5話 中継局


 新しい運用地を開拓するときや、はじめて行くところでの運用の時、良く山
の上に建っているNTTや電力、ガス会社の無線中継塔を目印にして運用地を
目指します。良く整備された道がついていることがおおく、ロケーションも良
く大抵の場合、いい思いをすることが出来ます。

 私が昔住んでいた阪神地区(芦屋)には、六甲山を中心にたくさんの山が連
なっていて、移動運用に最適の山がたくさんありました。
 たくさんの山の中には、プロの無線塔が建っているところも多くていい目印
になっておりました。
 西宮市に「大平山」という名の山があります。船越(ふなこし)峠という西
宮・宝塚方面から有馬に抜ける険しい峠です。峠から少し入ったところにNT
Tの中継塔が建っていて、大変見晴らしのいいところに建っているため、阪神
地区の市街地からならどこからでも見ことが出来ます。しかし不思議と「そこ
から運用したことがある!」と、いう話を聞きません。そこで「僕だけの移動
ポイントに!」と、いってみることにしました。

 原付バイクで走ること40分 「NTT船坂無線中継所」と、看板の立つ山
道(舗装道)を20分ほど歩き、FT690のホイップアンテナを一気に伸ば
してスイッチオン!
 スピーカーから「ぎゃーーーーー!」というノイズ音・・・! ダイアルを
どこに回してもだめ!

 車で行き難い場所は、運用局が少ないのはわかるのですが、運用局を全く聴
いたことがないところはやはり何らかの原因があるものですね!
 六甲山系では、ここ以外にも私が知っている場所で2ヶ所ほどめちゃくちゃ
いい場所に中継塔が建っているところで移動局を全く聞いたことがない場所が
あります。その2ヶ所にもきっと恐ろしい「訳」があるんでしょうね!

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