§邪神降臨ポルポト詩篇§
バンド用に作詞した詩集です
黒い雨
雲が厚い夜には希望を忘れ
ラジオのボリューム下げて湖岸通り
ここに来るべき理由を無理やり作り出し
ただ目的の為の目的に自己を曝す
本当を見つめる勇気など無いから
友情と愛情の間に意思は無く
衝動につき動かされ意思も知らず
君や君の周囲の事も見えなくなる
無くしたものはこれくらいそう
帰る家のある事は無く
黒い雨と黒い夜には
今はどうしても言い出せなくて
サヨナラを言うつもりはなく
本気になる前の道を眺める
最後のチャンスは終わる
夏のオルフェウス
愛するものを失う悲しき運命に
なすすべもなく竪琴を弾くだけ
地獄の口が開き裁きの鉄槌が落とされる
冥界の王プルートよこの歌を聴け
冥界の王プルートよせめて今日だけ
受け継がれた月日も忘却の彼方に
光の音の奏でる偽りのメロディー
力ある者に託したままではなく
冥界の王プルートよもう許されないのか
冥界の王プルートよこういう事なのか
黒い感情
最後のダンスの終わりから
どれほど君と会ってないのか
不信感と期待感の間で
どれくらいの時が流れて
暗い穴から抜け出せなくて
もう終わりだと言った夜に
一つの愛が全てじゃなく
あての無い求道者を道連れに
本能とか知性とか感情とか
切れない刀で切る弱さに
会うべくして会うのもまたままならず
君のペースを壊す自己的な心
自身、安心、恐れ、おののき
この手の中にあるべき全てに
燃えつくせるはずの無い黒い感情
吐き出して吐き出して
けもの
君の心が知りたくて
未来を求められない
幾多の放浪重ねてみても
ただ空転繰り返すだけ
赤い闇の中からイデア
魂の致死傷救われない
自由の意思持ちながら
あえて甘んじる夜明け
どんなに苦痛味わっても
すぐに忘却の中に忘れ
知る為に知る事の愚かさ
噛み締めて受け入れる
今この時にじむ身体と心には
猛き獣の犠に差し出す偽り
いつの日か消える希望
入れものが無い事に絶望
薔薇の井戸
パラノイドに誘発されて
アデノイドが心重ねる
少ししか生きる事を許されず
その生に固執する事も無く
無くなったのは正しい心
魔性の女も所詮マーヤー
化学で結婚誰のフーコー
ローゼンクロイツ今もなお
呪われた定めを受け入れる
本心はリピドーかダブルか
勘違いしたままトムソーヤ
薔薇の井戸から暗号化
冷めた鉄でも打たねばならず
水に潜るが息絶える
本能の壊れた人々よ
光りの矢を追い越して
神の手の中はいずりパイズリ
光りの矢を追い越して
青くどよめく夜だから
魂の火華
光さえ届かぬ街
暗闇が支配する
苦痛に悶える日々だった
頼れるものなど何も無い
恐れ自体に恐れて
闇の中光を求めた
怒りが目覚める朝には
ぽつりと雨が頬伝う
魂の火が燃える心
人としての器を呪う
冷めた意識を受け入れ
焦土と化すこの街を
何故生きたもうだけで
君の心の闇に届け火華
今は幻の破壊幻覚
人は闇と共に生きる生き物
変性する意識(あぁ、背徳の愛)
言葉さえ永遠の証し刻印するべくも無く
時の中ひざまづくこの温もり破棄してまでも
もう終わりのこの愛のしがらみに固執して
これが最後のチャンスと知った時はすでに
連続した時を忘却の坩堝でかき乱す自我自演
神への反逆とも捕われの我が魂のこの詩には
森羅万象とて君への貢ぎ物に値すべからずとも
魔性の女に虜にされる愚者と知りつつ嵌り込む
感情と理性のせめぎあいはすでに無意味と化し
風前の燭台を前に贖罪を求めると言うのか
羅刹を食らい鬼神と化す複合した葛藤今ここに
在りし日の永劫をただ繰り返す星の滴りに似た
傲慢の大地を掘り起こす影の国の神の手の中に
心小さき者の計画的消却のたくらみを暴く時に満ちて
欺瞞と疑心の思う壷に堕ちて行く背徳の愛の結末
教えてくれホツマツア
聞いてくれアウラマヅダ
どうしてほしいと言う訳では無いんだ
怒りさえ消えうせて背徳の愛に繋がれて
大好きな・・・バージョン5.1(没落編)
初めて会った日に
君に理性をかき乱された
遥かな深淵の底より見あげて
言い出せなくて言いだせなくて
まだ今もときめきは消えない
君の存在がすべてになる
愛情も友情も越えた時点で
完全なる倫理に心とまどうだけ
孤独の淵に堕ちてしまっても
たとえ君に理解されなくとも
一緒にいても何か欠如してて
その意味に気付いたのは誤謬で
君のすべてを街の明かりがつつむ
この愛の為に神すら惨殺する
そう君は魔性の人だから僕は
禁じられた運命にただ涙して
進展の無い悲しい恋にもてあそばれる
人が人として人たる事に甘んじる事に
捕われの魂が悲痛な叫びをあげる
天使か悪魔かそれとも別の者なのか
ゲシュタポ・ザ・チキン
不必要に熟しすぎた果実は紅い実でした
焦躁と不安を排除する為にリピドーを遮りました
怒りすら忘れた愚鈍な覚者を最初から見捨てました
踏みにじられた混沌の意識を排除出来ませんでした
足と手と耳に直に触れるのは誰ですか
憂鬱の完全な正確さを意識以外から知りました
齎された終末の誤謬に陥りそして堕落しました
価値感と能力を認める事は敢えて放棄しました
待っていたのですねこの果実を
与えられるべき武器は使うには古すぎました
孤高の第4楽章はすでに取り去ってしまいました
存在故に排除と堕落を捨てる決断は終わるのですね
ゲシュタポ・ザ・チキン誰の世の為に
ゲシュタポ・ザ・チキン君の世の為に
ゲシュタポ・ザ・チキンこんな世界の為に
ゲシュタポ・ザ・チキンこんな社会の為に
正しいとか間違いとか正義とか悪とか
少数派とか多数派とか正論とか異論とか
体制とか反体制とか右とか左とか
こんな価値感なんてゴミより無意味なのに
意味がほしければ放棄をためらわない事なのに
教えてほしい事自体を教えてください
ゲシュタポ・ザ・チキン
停滞のゲッペルス
見たのか見なかったのか
火に焼かれる亡霊たちを
混沌の中目覚め続ける怒り燃えたつ
空気裂き溺れる過去には倫理の死が来る
埋もれた真理を否定し戦い求めても
叫びと憎しみが痛恨の一撃となる
停滞を恐れず疑わず復活も無く
これで終わる筈は無く
始まりさえ忘れていて
神の手の中冒涜の怨恨次元の下
大空駆ける夢の翼へし折られたから
復活の伝説はただただ空しいままなのに
恐怖と静寂が新たな病気を徘徊させる
喧騒掻き分けて意味を見いだせるのか
人の世の不確実を恨むのは間違いで
逃げる宇宙の事実を知る術を失い
ただこのままそうこのまま
大いなる謀略を見逃してまで
知り得た為故苦悩する運命
まだこのままでもこのまま
君の夜
遠いあの闇の間にたたずむ事を憎んでも
取り出せ無い銀の勇気を噛み締める愛を見て
たった一人でも命の木を見付けるだけ
君の愛を感じなくても信じる勇気を見逃す
たとえそこに僕が居ても戦わずして死す
どんな武器や信念さえ役にたたない
君の夜再び出会う
残酷な試練をかせて
君の夜はかなき記憶
間違えたつもりで居る
土地を旅立てば思いはいつも固着して
かなわぬ思い胸に秘め不毛の意志を憎む
今日の思い出の残りの大半燃やしても
いつの間にか育んでいたアニマを殺して
こんな午後の冷たい雨に心濡れても
羽根のもげた天使仰ぎ鼓動始まる
君の夜壊れた時間
外在のコンプレックス
君の夜見飽きた空に
永遠の思い留まれ
君の夜荒んだ瞳
泥の海に飲まれて消える
君の夜赤い涙に
真実の不価値を知る
水瓶座
今考えつく限界にも似た恐れと不安
これから辿り着く運命に翻弄され
行き先を見失う人々の波にもまれる
生きる意味さえその真実を失いながら
求める愛の意味にとまどいを覆いつつ
与えられる水瓶座の試練を拒否してまで
その役割さえ果たそうとはせずに今でも
大いなるささやきは愛の歌?殺戮の歌?
どこへ逃げても巡り合う運命を背負い
その先の答えをいつも拒否し続ける人
何を見ても何を感じても観念の覆いの中
出会う人との軋轢と人々の感情に焼かれ
逃げる日々と追う者の傍観者たり得る
天と地と意識の境界の中ではただ沈み込み
与えられたものに疑惑を重ねて無限を知る
測り得ない事態など本当は用意されずに
寒さに震えるこの指先の指し示す星座
アクエリアスの巨大な体内にただ生きる
当たり前の価値観と事実から目をそむけて
赤い血のぬくもりは魔性の歌にもとどかず
今まで信じてきた心の奥底まで
知られる訳にはいかない器を落とす
誰の意思でもありはしない嵐にも
立ち向かう武器を捨て乗り物に乗る
海から陸へ人から心へ
行き先の無い泥流に飲まれながら
その距離に恐怖を与え
掴める意思の意味を信じない時
ものがたり
白い夜明けの古びた街では
夢物語に逃避する老兵とウォッカ
熱いささやき聞こえてくる時に
誰思う人となりてその場所に沈む
街から街へと悲鳴にも似た
純情な娼婦の素顔を覆い尽くす
レンガの壁から離れて見上げる
その日の風はとても冷たくて
酒場の歌は悲しみの歌となりて
旅立つ者の涙を枯れさせるだけ
昨日の噂の男は帰らぬ身となり
ただうなだれる人に言葉はかけずに
ネズミの悲鳴は時計台の溜息
そして全て終わるはずだった強情
溶けた靴の底がコンクリートに凍みる
戦いの後と夜の始まりを見る