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宇宙開発情報inアジア
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アジアの宇宙開発は想うより進んでいます。その実態を客観的に伝えてあげるのはこのホームページの目的です。
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有人宇宙船打ち上げ・回収成功世界3番目 中国


商業打ち上げの現状とアジアのロケット

世界の商業打ち上げ市場はし烈な競争が繰り広げています。現在実績を持つ代表的な商業打ち上げロケットは中国の 長征、欧州の Ariane、ロシアの Proton、Zenit、アメリカの AtlasDeltaです。欧州のArianeロケットは約半分のシェアを握っていて、アメリカはスペースシャトルチャレンジの爆発で使い捨てロケットをやむを得ず再び使い始めたが、大型ロケットの開発が不調で、ロシアのロケットを組んで事業を進めシェアを伸ばしています。 アジアでは中国の長征ロケットは高性能、低コストと近年の優れた安定性で世界の商業打ち上げ市場の10%のシェアを占め、しかしアメリカの露骨な自国優先政策に阻まれ、大型通信衛星打ち上げでは差別的な状況に強いられ、取引が出来なくなっている。日本は商業打ち上げを参入する為に低コストの H2Aロケット の開発を急ピッチで進めていて、インドも大型ロケットクラブに足を踏み込もうとしています。

CZ3B*1
GTO:5.2t
全長:55m
重さ:426t
中国
1996実用

H-2*2
GTO:4t
全長:50m
重さ:260t
日本
1994実用

GSLV*3
GTO:2.5t
全長:49m
重さ:401t
インド
2001実用

*1 CZ3B(長征3B)は中国が大型静止通信衛星を打ち上げる為に開発したロケットで、打ち上げ能力はアジアのロケットの中ではナンバーワンである。今までフィリピンの通信衛星MABUHAYSatなど4回の商業打ち上げを成功し、インテルサットなどから新たな打ち上げ契約を獲得している。長征ロケットは多種類を持ち、アジアでは本格的な商業打ち上げの実績を持つ唯一のロケットファミリである。( CZは"長征"の中国語発音の頭文字で、海外向けはLMとも称する)

*2 H-2は日本が純国産ロケットとして開発した高性能ロケットで、優れた技術を持っているがコストが高いため商業打ち上げの参入は困難だった。1998年、1999年2回連続打ち上げ失敗はその安定性に問題が現われ、使用停止に追い込まれた。その後続ロケットH-2Aは低コストの追求を重視し、商業打ち上げ参入の希望を託され、現在開発中である。

*3 GSLVはインドが開発した静止通信衛星打ち上げ用のロケットで、10年をかけて、3億ドルを投資して開発した。インドは通信衛星の商業打ち上げに意欲を示している。このロケットの第1段目のメインエンジンは固体燃料を使っているのは特徴である。しかし静止トランスファ軌道を載せる為の再点火エンジンはまだロシア製のを使っている。国産エンジンの完成は2003年の予定である。



*1 ProtonはLEO軌道に21tの搭載能力を持ち、第4段エンジンの追加によって4.8tのペイロードを静止トランスファ軌道に搭載できる。
*2 Titan4Bの搭載能力はアメリカ現役のロケットの中に最大だが、コストが高い為、商業打ち上げには使用せず軍事衛星などの打ち上げのみ使う。
*3 Zenit2は旧ソ連が開発したロケットで、今はウクライナが管轄していて、シーランチ(赤道の海上から打ち上げる)に採用され、静止トランスファ軌道に5.2tの搭載能力を持つ。


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