祝 小泉氏大勝利 01/04/24
国民の声を無視して政治を行える時代は完全に過去のものとなった。
自民党が地方党員票の配分を大きくしたのは英断だったと思うが、しかしそもそも論からいって党の総裁を選ぶ総裁選挙の性格上、党のトップを党員(のみ)が決めるという方法が正論ということが言え、今までのやり方、つまりほとんど国会議員だけの票だけで決るというやり方が間違っていたといえるのです。
限定された国会議員票が強く現れた選抜方式をとれば、どうしてもそれらをまとめる有力者に借りを作ることになり党総裁は強力なリーダーシップを発揮することが難しくなる。その当然の結果として自民党政治には今までやみ将軍と呼ばれる人物が暗躍し、結果として総裁の威信の低下につながりました。
これを不特定多数の地方党員のみで選抜するという方法をとれば、そのようなフィクサーの介在は事実上困難となり、選抜された総裁は特定の有力者に借りを作ることもなく事実上のボスとして、党内に強く号令を発することができる。原理はとても簡単なものです。
もちろん、総裁選考が国会議員の票によらないことから、派閥なるものが意味を失うことも容易に理解できるでしょう。
大体において国会議員というのは法律を制定、或いは予算を決定するのがその職種の本旨であり、それとは直接的に関係のない党総裁選挙の投票権を国会議員に限定する、あるいは比重を重くするという発想自体不自然といえるのではないでしょうか。
※無論、内閣総理大臣指名選挙も国会議員の重要な仕事とはいえるが、これは政党政治を前提とすればA党に所属する限りA党党首に投票するのが筋(いやならその党から立候補しなければよい)であるから、この役目は事実上形骸化しているといえる。
歴史を紐解けばアメリカの大統領選挙も有力者の意向が大統領候補決定を左右するという弊害が指摘され、長い歴史の中で予備選挙が導入されてきたという経緯があるのです。その線で考えると日本の総裁の決め方も予備選挙形式に移行していくのは時代の趨勢ということがいうことができます。つまり日本の民主主義も漸く世界のレベルに追いつきつつあるといえるでしょう。
各政党がその代表を民主的な手続きで決めるというルールが貫徹するようになれば、わざわざ憲法を改正してまで首相公選制など導入しなくても、その首相決定のプロセスは民意を反映したものとなるでしょう。