(元ネタ: 下男)
私は、後輩と部屋のベッドでくつろいでいた。
すると、突然彼女が外へ行こうと言い出した。
「何よ。いきなり。外寒いじゃん。」
「わ、私、ジュース飲みたくなったし。」
「ジュースなら冷蔵庫に…」
言い終る前に、
「いいのよ! とにかく、外へ出るの!!」
彼女のあまりの剣幕にしかたなく一緒に外へ出ることにした。
部屋を出てから、よく見ると、彼女は震えていた。
彼女の歯がガチガチする音が聞こえてきた。
彼女の様子は、確かに尋常ではなかった。
外へ出ようと玄関までさしかかかったところで、
私は、財布を忘れたことに気付いた。
「やばっ、財布忘れた。取ってくる。」
「ダメ。戻っちゃダメ! 先輩のベッドの下に…」
彼女の警告が終る前に、私は部屋のドアを開けていた。
部屋のさっきまで私が座っていたベッドの下に、女がいた。
その女は、カマを持っていた。
その女は、とてつもない憎しみでこちらを睨んでいた。
その女は、恐怖そのものだった。なぜなら、
その女は、私だった。