以下の表のように、火星は太陽系の中で最も地球に似ている惑星です。特に1日の長さ、地軸の傾きは地球とほぼ同じです。問題は火星の重力が小さいことと、大気圧が低いことです。大気圧が低いことは重力が小さいことと関連しています。すなわち、一説によれば、火星には過去に大気は存在していたのですが、火星の重力では大気を保持することができず、宇宙空間に逃げてしまったというわけです。
| 公転周期 | 687日 |
| 自転周期 | 24時間39分35秒 |
| 重力 | 地球の38% |
| 平均気温 | -53℃ |
| 大気圧 | 約0.01気圧 |
| 地軸の傾き | 25.2度 |
火星の地図は下記のサイトから見ることができます。この地図を見てわかるとおり、火星には山や谷、そして平原など、地球と同様なさまざまな地形があります。このことは、火星がかつては地球と同じように活発な地殻活動をしていたということを表しています。
火星の地図火星の北極と南極には地球と同じように氷が存在します。火星は地球に比べ気温が低いため、液体の水としては存在しないのですが、火星がかつて温暖だったころ、地球と同じように火星は海で覆われていたと考えられています。このことを証明するために、現在スピリットとオポーチュニティーという2機の無人探査機が火星に海があった証拠を探しています。これらの無人探査機は、火星の岩石の写真だけでなく、岩石の成分も調べることができ、水と反応して生成される物質がいくつも発見されました。このことから、火星にはかつて液体の水が存在していた可能性が高くなりました。問題は液体の水が、いつどれだけ存在したのか、そしてそれに伴って生命は存在したのかということです。この問題は今後の探査機の調査結果や有人探査によって明らかになることでしょう。